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柏市と包括的な連携に関する協定を締結しました

 二松學舍大学は、大学所在地の自治体との関係強化を進めておりますが、7月22日に、千葉県柏市との間に「柏市と二松學舍大学との包括的な連携に関する協定」を締結致しました。

 締結式は本学柏キャンパス2号館で行われ、本学からは私と、磯副学長、小町事務局長が出席し、柏市からは秋山市長、髙橋柏市地域づくり推進部長、藤田同部協働推進課長が出席されました。

 本学と柏市とは、平成22年の「災害時における施設の利用に関する協定」の締結を皮切りに、柏市教育委員会とは「教育実務研修生の派遣受け入れに関する協定」など各種の協定を結び、協力関係を構築してまいりました。この度はこれまでの地域連携活動を包括的な協定として再スタートさせることになり、大変意義深いことと受け止めております。

 明治10年に開設された漢学塾以来、本学は東京千代田区九段に本拠を持ちますが、柏校舎(当初は沼南町だったことから沼南校舎)は昭和57年に文学部の1、2年生が学ぶ校舎として建設され、その後、平成3年に開設された国際政治経済学部では、平成16年まで学生は4年間をこの柏校舎で学んでまいりました(尚、沼南町は平成17年に柏市合併)。平成24年以降、九段キャンパスへの集約を進めてまいりましたが、現在も柏キャンパスを利用して授業やサークル活動のほか、地域の方々のための生涯学習などを展開しております。

 一方、本学附属柏(当初は沼南)高等学校は大学よりもかなり早く、昭和44年にこの地に開校いたしました。今年は47年目を迎え、先日芥川賞を受賞された村田沙耶香さんも附属柏高校の出身者です。また平成23年には中学校を開設いたしました。

 以上のように二松學舍はこの柏市において、中等教育・高等教育を展開してきており、教育面で貢献してまいりました。今回の協定締結により、これまで柏市とともに歩んできた活動がさらに発展していくことを期待しております。

 千葉県北西部の商業的中心地であり、一方で自然あふれる地域も併せ持つ個性豊かな柏市と、140年に及ぶ歴史を誇る二松學舍大学の学術研究の蓄積、そして緑豊かで広大なキャンパスを有効に活用した活動をさまざまな分野で展開し、地域社会の持続的な発展に貢献してまいりたいと思います。

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