大学紹介

学長室から

学長メッセージ

二松学舎大学 学長 江藤 茂博

国語力、つまり言葉の力を高めることが「真のグローバル人材」を育む。

文化も経済もグローバル化のただ中にある現代。それは、国境を超えて人と人とが意思を伝え合う力=コミュニケー ション能力が、かつてないほどに求められている時代です。その時重要になるのは外国語力のみではなく、国語、すなわち 「母語」 の力です。何カ国語も自由にあやつれる人でも、思考する時は 「母語」 に立ち返ります。

豊かな「母語」は、感情の細やかなグラデーションを生み、また論理的な思考の基礎となる、生きていくうえで基本となる力です。

二松学舎大学はこうした考え方を1877(明治10)年の「設立願」で「本校ハ漢文講習ヲ主トスレドモ読書ノ力ノナケレバ文章を作ル能ハズ」と国語を大切な力として「学び」の基本にしていました。中国古典の理解と日本の学芸の修得が塾生たちの表現力に結びつくことを教育の出発としたのです。

その志は、創立以来 140余年の本学が持ち続けているものであり、教育理念の根本にあるものです。1889(明治22)年には、留学生も受け入れています。さらに近年では、ヨーロッパ、中国、韓国、台湾といった世界の諸大学と「漢学」研究を共同で行うなど、「国漢の二松学舎」の伝統を、21世紀の教育研究に接続させる試みも続けています。

豊かでかつ鋭い表現力と読解力とで社会に向き合える「真のグローバル人材」を育む。
それは、二松学舎大学の創立以来一貫して変わらぬ理念なのです。

二松学舎大学学長 江藤 茂博