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平成30年度 二松學舍大学 春セメスター卒業式 告辞

暑く長かった夏も去り、金木犀の香りに秋の訪れを感じる季節となりました。 
本学ではセメスター制を導入しており、9月卒業の制度を設けています。本日は、文学部4名、国際政治経済学部4名を社会に送り出すことになりました。卒業される皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。今日の晴れの日を迎えられた保護者の皆様には、心からお慶び申し上げます。

さて、皆さんにとって大学を卒業することは、大学での学業の終了を意味していると思いますが、決して学びの終了ではありません。むしろこれからが始まりであって、これまで学んだことを基礎にこれからの自分の人生をスタートさせることであり、学びも続いていくことになるでしょう。
皆さんが就職して仕事に就けば、そこで新たに学ばなくてはならないこともたくさんあると思います。また、将来、大学で学んだこととは全く違う分野での学びに興味をおぼえるかもしれません。私は学ぶということは、自らを成長させ、自らの未来を切り拓いていくための最大の手段だと思っています。皆さんには是非、生涯を通じて学ぶ姿勢を持っていただきたいと思います。

これから皆さんは社会人となり、自らの人生を自身の力で歩んでいくことになります。未来はいつも未知数です。人生の中では思い描いたとおりに行かないこともありますし、さまざまな問題に直面することもあるでしょう。そのような時に求められるのは、自らの力で解決方法を見出すことです。そこで問われてくるのは、主体的に取り組む力、自ら考える力です。私は、皆さんがこうした力を本学で身につけてくださったと確信しています。在学中は学業だけではなく、サークルやアルバイト、あるいはボランティアなどのさまざまな活動を通して、視野や人間関係を広げ、たくさんの経験を積まれたことでしょう。そうした経験の一つ一つがこれからの皆さんの人生の中で、大きな糧となって必ず活きてくるのです。どうぞ自信を持って、新たな一歩を踏み出していただきたいと思います。

本学の学祖である三島中洲先生は、本学の前身である漢学塾二松學舍を開いた時に、「己ヲ修メ人ヲ治メ一世ニ有用ナル人物ヲ養成スル」という理念を掲げられました。今の言葉に直すと、「自ら考え行動できる能力を鍛え、社会のために貢献できる人物を養成する」となります。大学で学んだことは、社会に出てすぐ役立つものばかりではないかもしれません。ただ、ものの考え方や自ら学ぶ姿勢は身につけてくださったと信じています。皆さんには、これからは、本学で学んだことをどのように社会に還元していくのか、ということを考えていただきたいと思います。情報が溢れ、社会が急速に変化している時代の中で、皆さんが社会人としての自覚と責任を持って、社会に貢献してくださることを期待いたします。
 そして最後に、これまで皆さんを支えてくださったご家族に是非感謝の気持ちを伝えていただきたいと思います。
 さまざまな可能性を持っておられる皆さんの前途が、希望に満ちたものであることを祈念して、私の告辞と致します。本日は誠におめでとうございます。