教職課程センターとは
教員を志望する学生の支援
教職課程センターの業務と役割の第一は、教員を志望する学生を一人でも多く現役で教壇に立てるように支援することです。
教職を目指す学生の多くが、公立学校の教員を志望しています。公立学校の教員になるためには、各都道府県等で実施している教員採用選考を突破しなければなりません。採用選考を突破するには、大学の授業と同時に厳しい受験勉強に取り組まなければなりません。
教職課程センターでは、こうした学生が教員採用選考を突破できるように「教員採用選考合格講座」の開講をはじめ、教職に関する様々な情報収集と提供、論作文の添削指導、模擬面接等を行っています。
卒業生教員のネットワーク
本学を卒業し、教員として教壇に立っている現職教員は、小学校・中学校・高等学校合わせて全国で約2,500人います。この本学の卒業教員の研修とネットワーク強化の場として「二松学舎大学教育研究大会」を毎年度秋に開催しています。
この大会は、本学卒業の現職教員が、教育現場で直面している共通課題、生徒指導、学級経営、教材研究など様々な問題を発表しあい、研究討議を通して、同じ問題を抱えている教員としての対応策をともに考える研鑽の場となっています。また、現役学生に対して教育現場の状況等を伝える情報交換、交流の場にもなっています。
教員の求人情報の提供・紹介
教職課程センターには、首都圏を中心に、各私立学校等から毎年度専任教員・講師の求人情報が集まります。この情報を迅速に学生等に提供し、希望者を紹介しています。
論作文添削・模擬面接・個別進路相談
教職課程センターには、教職科目を担当する専任教員が常駐し、いつでも学生を指導できる体制を整えています。
学生は、いつでも論作文を持参して直接指導を受けることができ、何度でも書き直すことで力を着けていくことが可能です。また、採用選考の面接の練習として、模擬面接を実施しています。希望する日時に模擬面接と指導を受けることができます。さらに、経験豊富な教職課程センターの教員が、いつでも教職に関する進路相談に応じられる体制を整えています。
教員採用選考合格講座
教員には、公立学校の教員と私立学校の教員とがあります。私立学校の教員は、各都道府県で実施する「私学教員適性検査」の結果を重視し、それぞれの学校単位で採用選考、面接等を行って採用を決定します。公立学校の教員は、全国各都道府県、政令指定都市の自治体で実施する採用選考の合格が必須条件です。本学の教員志望学生は、殆どが公立学校を志望し、教員採用選考の合格を目指しています。
教職課程センターでは、公立学校の教員を目指す学生のために「教員採用選考合格講座」を開講して受験対策に取り組んでいます。
講座は、1年次生対象の「春期集中導入講座」(2年次に進級する春休みに開講) から4年次生対象の「直前講座」(4年次の採用選考直前の4月・5月に開講) まで4年間で10講座を開講しています。
講座内容の主なものは、専門科目の国語(現代文・古文・漢文)を基礎から学びなおすことを中心に、教職教養科目、時事問題などを盛り込んで、4年次夏の採用選考合格を目標に学年ごとに段階的に学習できる、徹底した受験対策の講座です。
教員採用選考合格講座内容
講座の特徴 | 専門科目の基礎力確認 | |
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講座名 | 春期集中導入講座 | 春休み |
講座の特徴 | 専門科目の基礎力確認 | |
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講座名 | 基礎前期講座 | 春学期 |
夏期集中基礎講座 | 夏休み | |
基礎後期講座 | 秋学期 | |
春期集中基礎完成講座 | 春休み |
講座の特徴 | 基礎力の確認と過去問による実践演習 | |
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講座名 | 実践前期講座 | 春学期 |
夏期集中実践講座 | 夏休み | |
実践後期講座 | 秋学期 | |
春期集中対策完成講座 | 春休み |
講座の特徴 | 採用選考直前の確認とまとめ | |
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講座名 | 直前講座 | 4月・5月 |
国語科教員養成特別コース
国語科教員志望者のための特別コースを展開しています。2年次は、総合国語と基礎教職の学習、3年次は「教材分析」「指導案作成」等教育実践をテーマとした授業と、週に1日、1年間の教職実務研修に取り組み、教員という職業をより深く理解することにつなげます。