国際政治経済学部3つのポリシー 【2022年度入学者から】
1. 国際政治経済学部の育成する人材像と学位授与方針 (ディプロマ・ポリシー)
◎国際政治経済学部の人材育成の方針(育成する人材像)
二松学舎大学国際政治経済学部では、国際政治経済学科、国際経営学科の2学科を設け、建学の精神に則り、それらの学科における学修を通じて、次のような人材を育成することに努めます。
≪育成する人材像≫
- ①国際政治、国際経済、法律、国際経営等に関する十分な教養を身に付けている人材。
- ②身に付けた教養に基づく表現力や情報発信力等を備えている人材。
- ③数的処理、ICTの活用、主に英語の運用について、それぞれ基本的な能力を身に付けている人材。
- ④何事にも責任感、真摯な態度、チャレンジ精神をもって主体的に行動できる人材。
- ⑤社会や世界の多様性を認識し、我が国の文化を理解するとともに他国の文化を理解し、グローバルな視野を持つことができる人材。
- ⑥他者の主張を理解しつつ自身の見解を適切に表現して、円滑なコミュニケーションを図ることができる人材。
- ⑦自ら課題や問題点を発見・分析し、その課題を他者と協働して、改善・解決に結びつけることができる人材。
- ⑧自身の知見や良識を基に、論理的な思考によって物事を判断し、企業や地域を舞台として、あるいは教員として、社会で活躍できる意欲のある人材。
◎国際政治経済学部の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
二松学舎大学国際政治経済学部では、建学の精神に基づく人材育成の方針に則り、国際政治経済学科、国際経営学科の2学科における学修を通して、豊富な実践的知識を修得した国際社会に貢献する有為な人材を養成することを教育研究上の目的としています。
この目的に応じたものとして、本学部では所定の単位を取得し、以下の3領域それぞれについて複数の能力等を身に付けた者に対して卒業を認定し、学位〔「学士(国際政治経済学)」又は「学士(経営学)」〕を授与します。
〔知識・技能〕
- ① 日本並びに国際的な政治・経済事情や法・行政、企業経営に関する基本的な知識を修得している。
- ② 政治、経済、法律、経営、国際関係を中心とした幅広い教養を身に付けている。
- ③ 日本や東アジアを中心とした世界の文化や社会に関する理解と基本的な知識を修得している。
- ④ 数的処理、ICTの活用、英語などの外国語の運用について、それぞれ基本的な知識や技能を修得している。
〔思考力・判断力・表現力等の能力〕
- ① 自身の知見と良識を基に、論理的な思考によって社会をとらえる能力を身に付けている。
- ② 身に付けた知識等を活用・応用し、客観的に物事を考え、判断する能力を身に付けている。
- ③ 他者の主張を理解しつつ、自身の見解を適切に表現して、円滑にコミュニケーションを図る能力を身に付けている。
- ④ 日本語による適切な表現力と正確な読解力を身に付けている。
〔主体性・多様性・協働性〕
- ① 責任感とチャレンジ精神をもって、主体的に行動することができる。
- ② 社会や世界の多様性を認識し、グローバルな視野をもって多様な価値観を尊重することができる。
- ③ 自ら課題や問題点を発見・分析し、それらを多様な人々と協働して処理し、改善・解決に結びつけることができる。
2. 国際政治経済学部の教育課程の編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
国際政治経済学部では、国際政治経済学部の学位授与方針に掲げる知識・能力等を身に付けた人材を育成するため、大学が定める教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、「二松学舎共通科目」「学部共通科目」「学科共通科目」「専門科目」の科目区分を設け、授業科目の順次性を考慮した体系的な教育課程を編成する。
また、教育課程を実施するに当たり、各科目区分に配置する各授業科目に設定した目標に応じ、それぞれの授業は、講義、演習、実習、実技、専門演習(ゼミナール)のいずれか又はこれらの併用により、当該目標を達成するための適切な方法によって実施する。
これら教育課程の具体的な編成・実施方法等は、国際政治経済学部及び国際政治経済学部を構成する各学科において定める次の方針等によって行う。
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1) 各学科の教育課程の編成方針
(1) 国際政治経済学科
- 国際政治経済学科では、国際政治経済学科で定める学位授与方針に掲げる知識・能力等を身に付けた人材を育成するため、国際政治経済学部が定める所定の科目区分による体系的な学修をとおして、国際的な視野をもって社会科学(政治・経済・経営・法律など)を総合的・融合的に学ぶための概括的・基本的な知識及び研究方法等を修得しつつ、それらを基礎として、「国際政治」、「国際経済」、「法・行政」のいずれかの分野を中心として専門性の高い知識や研究方法等を修得できるよう、教育課程を編成する。
(2) 国際経営学科
- 国際経営学科では、国際経営学科で定める学位授与方針に掲げる知識・能力等を身に付けた人材を育成するため、国際政治経済学部が定める所定の科目区分による体系的な学修をとおして、国際的な視野をもって社会科学(政治・経済・経営・法律など)を総合的・融合的に学ぶための概括的・基本的な知識及び研究方法等を修得しつつ、それらを基礎として、国際経営分野を中心とした専門性の高い知識や研究方法等を修得できるよう、教育課程を編成する。
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2) 科目区分の趣旨と教育内容(全学科共通)
〔二松学舎共通科目〕
二松学舎大学の学生として、所属学部に関わらず身に付けるべき全学生共通の知識等を修得するための授業科目を配置する科目区分として、「二松学舎共通科目」を設ける。大学生としての基本的な教養や社会人としての基礎力を身に付けることを目的とする。
「基礎ゼミナール」「自校教育科目」「未来ビジョン科目」「総合教養科目」の区分を設け、一般的な教養や専門研究の裾野を広げるための知識を修得するための授業科目を配置する。(各科目区分の詳細は、大学のカリキュラム・ポリシーを参照)
〔学部共通科目〕
国際政治経済学部の学生として、所属学科にかかわらず身に付けるべき共通の知識等を修得するための授業科目を配置する科目区分として「学部共通科目」を設ける。
国際政治経済学部における専門性の土台となる基礎知識を修得できるよう、国際政治経済学部内で共通の授業科目を配置する。
〔学科共通科目〕
国際政治経済学部を構成する国際政治経済学科、国際経営学科それぞれの学生として、選択又は指定される専攻に関わらず身に付けるべき共通の知識等を修得するための授業科目を配置する科目区分として「学科共通科目」を設ける。
各学科における専門性の土台となる基礎知識を修得できるよう、各文学科内での共通の授業科目として、学科ごとに1年次及び2年次における必修科目・選択必修科目を配置する。
〔専門科目〕
国際政治経済学部学生としての専門性を高めるため、学部・学科の専門分野に応じた授業科目を配置する科目区分として「専門科目」を設ける。この科目区分は、自身が専攻する分野の専門的知識や専門的技能、他学科の専門分野等に関する授業科目を配置する科目区分とし、さらに専門分野の順次性等に応じて「専門科目Ⅰ」「専門科目Ⅱ」「ゼミナール」「他学科・他専門科目」に区分する。専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱでは、カリキュラム上の履修モデルとして、各学科に以下に掲げる「専攻」を設ける。
- 〇専門科目Ⅰ:専門の基幹となる授業科目を配置。
- 〇専門科目Ⅱ:専門性をより発展させるための授業科目を配置。
- 〇ゼミナール:「プレゼミ」「ゼミナール」を配置。
- 「プレゼミ」…ゼミナールにおける基礎的な研究手法等を修得するための入門科目。国際政治経済学科においては「イングリッシュセミナー」、国際経営学科においては「プレゼミ」及び「キャリアゼミ」を配置。
- 「ゼミナール」…自身の専門分野のコアとなる研究を行う。
- 〇他学科・他専門科目
自学部他学科及び他学部の授業科目を履修し、自身の専攻以外の分野について高い教養を養う。国際政治経済学部においては、専門科目Ⅰ・専門科目Ⅱ区分において卒業要件を超えて修得した自専攻の単位及び自学科の他専攻の授業科目をこれに含み、自身の志向に応じて、専攻分野及び所属学科が研究対象とする分野の専門性をさらに深める。 - 〇カリキュラム上の履修モデルとしての「専攻」
「専門科目Ⅰ」及び「専門科目Ⅱ」においては、カリキュラム上の履修モデルとして各学科に次の「専攻」を設定し、「専攻」ごとに体系的に授業科目を配置する。
- ・国際政治経済学科:国際政治専攻、国際経済専攻、法行政専攻
- ・国際経営学科:国際経営専攻
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3) 教育課程の実施方法と成績評価等
(1)教育課程の実施方法
各授業科目に設定した目標に応じ、それぞれの授業は、講義、演習、実習、実技、専門演習(ゼミナール)のいずれかの授業形態又はこれらの併用により、当該目標を達成するための適切な方法によって実施する。実施にあたっては教育効果等を総合的に考慮し、多様なメディアを高度に利用した遠隔授業により行う場合もある。
また、各授業科目は、学生の主体性や能動的参加を促すため、グループ・ディスカッション、グループ・ワーク等を始めとするアクティブ・ラーニングの手法を積極的に取り入れる。
(2)成績評価
- 本学が定める「単位認定の方針」に基づき、また、二松学舎共通ルーブリックを参照するなど、学生の学修達成度を判定できる適切な評価方法によって成績評価を行う。評価方法は、各授業科目のシラバスに明示する。
(3)進級要件、卒業要件の設定
- 学修成果の適切な水準を担保するため、各学科に進級要件、卒業要件等を設ける。具体的な要件は、各学科において定める。
(4)各科目とディプロマ・ポリシーの対応
- 各授業科目とディプロマ・ポリシーの対応については、「科目とディプロマ・ポリシーとの関連表」に明示する。
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4) 学部共通科目、各学科共通科目、各学科専門科目で身につく能力等
(1)学部共通科目
Ⅰ.PCを扱う上での基礎知識・基本的な操作方法
Ⅱ.文書作成(Word)や表計算(Excel)の実践的スキル
Ⅲ.外国語の素養
Ⅳ.統計処理の基礎知識
Ⅴ.データの収集や分析方法、分析結果の解釈の仕方などの知識・技術
Ⅵ.社会人として活動・活躍するためのビジネスに関する基本的知識や心構え
Ⅶ.インターネット/ソーシャルメディアを活用する上での教養やマナー
(2)学科共通科目
≪国際政治経済学科≫
Ⅰ.政治、経済、法、国際関係の基礎知識
Ⅱ.専門科目を学ぶために必要な、日本・世界の歴史、社会、宗教、地理、地誌に関する基礎知識
≪国際経営学科≫
Ⅰ.経営、経済、法に関する基礎知識
Ⅱ.実践的な英語力
(3)専門科目
Ⅰ.各専攻の専門的知識及び研究方法
Ⅱ.実技による技能
Ⅲ.高度な英語力
Ⅳ.資料の検索力・活用力
Ⅴ.プレゼンテーションの技術
Ⅵ.文章表現力・情報発信力
Ⅶ.自身の専門分野以外の各専攻の専門的知識及び研究方法
Ⅷ.問題設定力及び問題解決力
Ⅸ.専門研究に対する真摯な態度
Ⅹ.多角的な視点
Ⅺ.主体性
3.入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
二松学舎大学国際政治経済学部への入学を志望する者は、本学の建学の精神を理解し、次に挙げる、本学部が「求める学生像」と、志望学科の教育内容を十分把握した上で出願する必要があります。
本学国際政治経済学部が求める学生像を以下に示します。
[求める学生像]
- ① 国際的な視野を養うため、国際社会や外国語を学ぶ意欲のある学生。
- ② 政治、経済、法律の基礎知識を修得し、現代における様々な社会的問題を研究する意欲のある学生。
- ③ 多様な視点から国際問題を考察するために必要とされる専門知識と広い教養を修得する意欲のある学生。
上記の「求める学生像」を理解し、本学国際政治経済学部への入学を志望する人は、高等学校等において以下のような力を身につけ、教科・科目の内容を習得しておくことが望まれます。
[高等学校等で身につけておくことが望まれる能力]
- ① 高等学校等の課程で学ぶ各教科・科目の知識・技能
- ② 身につけた知識等を活用して問題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力
- ③ 意欲的に物事に取り組む態度(主体性・協働性等)
[高等学校等で特に習得しておくことが望ましい教科・科目の内容]
- ①「地理歴史」では、「日本史」「世界史」において、特に近現代を中心に基本的事項に関して理解していること。
- ②「公民」では、「現代社会」「政治・経済」において、現代の政治や経済の諸課題について主体的に考える能力を身につけていること。
- ③「外国語」では、「英語」において日常的な話題について読んだことや聞いたことを理解し、自分の考えを書いたり話したりして伝える基礎的な能力を身につけていること。
- ④「国語」では、読む、書く、聞く、話す能力を養い、自分の考えを的確に表現できる文章力やコミュニケーション力を身につけていること。
- ⑤「数学」では、数理的処理能力の基本的事項を理解していること。
- ⑥ 上記以外の自分が興味を持つ教科・科目においても、広い知識を得ようとする積極性と、常に問題意識を持って課題を解決しようとする姿勢を身につけていること。