大学紹介

学長室から

学長days

2021/01/27 緊急事態宣言と入学試験の振り替え

いよいよ入学試験の開始である。ただ2月7日までは緊急事態宣言ということなので、本学の2月1日から3日までの間で実施される入学試験は、宣言下の不安な受験生への配慮として、3月 9日実施の後期2科目入学試験への振り替えを可能としている。また、2月2日実施のB日程入学試験では、九段キャンパス会場の他に千葉県の柏会場、宮城県の仙台会場を設けている。さらに、この振り替えも可能な後期2科目入学試験だが、九段キャンパス会場の他に、今度は宇都宮会場と新潟会場を設ける予定である。

2021/01/25 「二松学舎新聞」

判型はやや小振りであるが、従来の新聞紙のスタイルで「二松学舎新聞」は発行されている。私自身、新聞は電子版なので、その紙の紙誌は、コンビニでたまに買うくらいである。例年そこに、役職者として新年に寄せた文章を掲載しなければならない。 今年掲載していただいた文章は以下の通りです。 「あけましておめでとうございます。 旧年中、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、教育研究機関としての機能が十分に果たせたわけではありません。それでも、全教職員の協力体制の下、教育の場を守ることに努力を重ねてまいりました。また、感染拡大下の社会環境は大きく変化し、日常生活もこれまでの経験にはない光景と出くわすことになりました。 感染者数が毎日報道されて、目に見えないリアルさに取り込まれながらも、現場の混乱する映像が差し向けられると、数字とはやや異なった緊張感が生まれてしまいます。そうした数字や映像が繰り返されるなか、たとえば大学教育で話題となった、数理データサイエンスやAIそして国際化は、どのように役立つのか、そこにはどのようなリスクがあるのかを、この社会環境の変化の中で考えさせられる日々でした。 皆様がたにおかれましても、ご健康に留意されながら、アフターコロナがもたらす新しい日常に向けての着実な歩みをご用意していただきたいと、切に願います。 商店街がショッピングモールに再構築され、町の商店はモールと紐づけられたコンビニに統合され、銀行窓口はネット上に開かれることになりました。こうしたこの半世紀ばかりの変化のなかで、教育機関だけが同じ姿で残るわけがありません。 以前に、私がとても狭いキャンパスなので三分の一の授業は通信制で配信し、授業及び授業外のコミュニケーションスペースに配分すべきだと言っても、誰も耳を貸さなかったものですが、アフターコロナの新しい日常では、こうした形態がやや現実味を帯びてきたのかもしれません。授業の半分程度は、国内外の大学等からの授業や講演で学び、残りは、教員からの指導が行き届く少数の学生たちとの丁寧な授業を配置する。まさに、これは二松学舎の出発期にあった塾教育に他ならないのではないか、と。 そこまですぐに変化することはありませんが、来年度より中国の大学からの授業をオンラインで受講できるように準備しています。もちろん、オンラインで教育のすべてが済ませられる訳ではありません。しかし、オンラインやオンデマンドは教育に効果的な活用ができるはずです。 学生を育てるために努力を惜しまない結果としての、大学の変化は繰り返されてきましたが、一般に卒業生というものは、卒業した大学に自分たちの頃と変わらないものをつい探し求めてしまいます。一種のノスタルジーなのですが、大学はショッピングモールの中の駄菓子屋のようにはなりたくないものです。」(「二松学舎新聞」第83号 2021年1月25日発行)

2021/01/16 大学入学共通テスト

独立行政法人大学入試センターによる大学入学共通テストが今日から始まった。センター試験の時代と同じく、本学は同試験の会場なので、ほぼ全員の専任教員が業務協力することになる。いままでは学生たちが密にならないように配慮してきたが、今度は、会場に来る受験生だけでなく、業務を担当する私たちもまた密にならないように配慮しなければならなかった。もちろん対応の設計は、校舎内部での人の動きの丁寧なシミュレーションから始めたのである。

2021/01/08 年明けの授業開始日

年末からの新型コロナウィルス感染拡大傾向を受けて、その防止のために緊急事態宣言が行われた。このために、再び本学も少人数のゼミや大学院以外は、オンラインでの授業となる。ただ、卒業論文の提出が義務づけられている4年生は、その指導を教員から受けるために、適宜学内への入構ができるように配慮した。この感染拡大は、年末年始の会食会合が原因だと言われている。昨年11月の終わりごろからか、通り過ぎるお店などでは、以前と変わらない人々の飲食風景があったようにも思うが、逆にまだまだかなり神経を使っている人たちともすれ違ったし、またそうした場所も多かった。そしてこの厄介さは、これからの学内試験や入学試験へのより周到な対応を求めているのだろう。

2021/01/01 新年あけましておめでとうございます

社会的使命そして社会協力、また学校としての公共性を前提とするものの、私立の教育研究機関としては、たとえ新型コロナウィルス感染拡大が世界を揺るがしても、私たちの教育理念のもと、優れた人材の育成については、わずかな停滞も許されないのだと思う。まずは、このことが私の新年の思いである。ここに集う学生たちは必要な知を得ることができ、ここに集う教員たちはそれに資する研究を可能とし、ここに集う職員たちはより適切な教育研究環境を設定できる、いわばこうした皆で支え合う知の共同体とそこでの人材育成が、私ども私学としての姿ではないだろうか。

2020/12/22 年内最後の新型コロナウィルス感染症対策会議

4月より毎週のように重ねてきた会議も、話題の多くは次年度のこととなり、さしあたり私が決断しなければならないのは、始業時間のことである。九段下駅をはじめ、学生が朝の1時間目を受講する場合は9時始まりなので、通勤の人たちとの駅や電車での混雑は避けきれないのではないかと考えた。そこで、新学期からは、全体を30分遅らせた授業開始時間に変更するというものである。もちろん不都合は生じるし、またいくつかの質問も出たが、次年度1年間は、30分遅らせた授業開始時間に変更することにした。今後は、それが可能かどうか各部署で慎重に検討してもらうこととした。

2020/12/12 朝日新聞主催「朝日教育会議2020」が開催される

二松学舎大学中洲講堂で、渋沢栄一アンドロイド、夏目漱石アンドロイドを交えた、「渋沢栄一『論語と算盤』から生まれる未来」というテーマでの、講演、シンポジウムが開催された。渋沢栄一は、二松学舎の舎長を務め、夏目漱石は、若いころにしばらく在籍していたという。講演者やパネラーとして研究者を加えて、そして視聴者はオンライン参加という、まさに時空を超えた中洲講堂でのイベントである。

2020/12/05 オンラインで中国の復旦大学に講義

復旦大学の学生たちに、日本のアニメーション史の内容でのオンライン講義を行った。旧知の復旦大学の山本先生に来ていただき、二松学舎大学からの講義である。20世紀までの歴史の話だったが、10月16日に公開された映画『鬼滅の刃』のヒットも伝わっていてか、学生たちの質問はそこにまで及んだ。実は、映画を私はまだ見ていないので、中途半端な返答になってしまったかもしれない。20世紀までと銘打っても、なかなか学生が容赦しないところは教師として楽しい。

2020/11/26 日本香港協会共催「華人経営講座」(CMMS)修了式

日本香港協会と本学との共催である「華人経営講座」の修了式が執り行われた。私は、ここでの学びをこれからの中国を中心としたビジネス活動に生かしてほしいと、挨拶として述べさせていただいた。東アジアの国際政治の情勢は安定しているとはいえないが、だからといって学術文化交流や経済交流を滞らせるわけにはいかない。

2020/11/13 2020年度二松学舎大学ホームカミングデー特設サイト

本年度のホームカミングデーは、特設サイトにOB・OGがご自分で撮影された写真作品を投稿していただくことにした。こうした社会状況のなか、せめて全国の卒業生たちがサイト上に写真を持ち寄ることで、近況報告やコミュニケーションのきっかけにならないものかと考えた次第である。

2020/11/05 羽田イノベーションシティで「2020よい仕事おこしフェア」が開催

主催者「よい仕事おこしフェア実行委員会」による羽田での開会式に参加した。全国の信用金庫のネットワークを基盤とした催しである。また、この新型コロナ感染拡大の折、羽田イノベーションシティという新しい施設とWebサイトでの同時開催ということであった。二松学舎大学だけでなく、他大学の参加も数校あり、それらの大学ブースも見学させていただいた。そこには、それぞれの大学発の商品が並べてある。さて、二松学舎大学発としてはどのような商品が可能なのだろうか。

2020/10/20 湖北文理学院外国語学院

私のほうからは、中国の湖北省にある湖北文理学院外国語学院の先生たちと学生たちに向けて、オンラインでの講演を行った。また、その後は、本学の王先生の案内で、副院長の袁在成先生との会談となった。日本語を学修する大学生たちは、その多くが日本のアニメーションの影響だと言っても、決して言い過ぎにならないだろう。湖北文理学院の学生からも、日本のアニメ業界で働くにはどのように就職活動をすればいいのか質問された。大きく分けて、制作と興行の仕事、それらも具体的な仕事としてはさらに細かく分けられていくのだろう。もちろん私には概略的なことしか説明できない。しかし、中国の大学生たちのアニメへの興味は尽きないようだ。

2020/10/14 四川外国語大学創設70周年記念式典

この日、中国四川省にある四川外語大学の70周年記念の式典で、二松学舎大学との協定が、オンラインを通して締結された。また、お互いの学長の記念講演も、オンラインで行われた。この講演の後の会議では、私のほうから、遠い距離を瞬時に超えて、このオンラインのおかげでこうして親しくできるのもいいものですね、とつい口にしたら、すぐに、「そんなことをおっしゃらないでぜひ四川外国語大学に来てください」という言葉を頂いた。毎日、大学に来て仕事をしているのだが、それでもオンラインに慣れてしまった日常では、ついそこでの利便性に私は目を向けてしまったのだろう。昨年までの十年間は、研究においては直接先生方とお会いすること、教育においては直接学生たちに語りかけることを旨に、20校以上の海外大学を訪問してきた筈なのに。

2020/10/10 創立記念日

二松学舎の創立は1877年10月10日である。前月9月には、西南戦争が終わり、国内の武力による混迷がひと段落ついた空気が東京にも流れていたのだろう。ただ、起源という意味では、明治学院が横浜に開いたヘボン塾をそれとするように、二松学舎も備中高梁に中洲が開いた私塾虎口渓舎をそれとするならば、1861年6月ということになる。江戸時代の末、今から160年前のことである。1872年に中洲は上京することになるので、虎口渓舎での教育活動から1877年の二松学舎創立までの空白は、5年間にも満たない。

2020/09/28 来年度の課題

新型コロナウィルス感染拡大の危機が次年度に影響する可能性も考えて、一部の科目ではあるが、隔年開講の検討を教職員にお願いした。九段キャンパスでの密状態を回避するためである。もちろん収束していることを期待しているのだが、それでも慎重にならざるを得ない。我々どもの教育はやはり対面授業が常態なのだ。秋学期から、教室や図書館に学生たちが戻ってきて、そうした思いを強くした。