学部・大学院

3つのポリシー(文学研究科) 【2022年度入学者から】

1.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

〇博士前期課程【国文学専攻 修士(文学)、中国学専攻 修士(文学)・修士(日本漢学)】

 文学研究科博士前期課程は、東アジア地域の学術・文化の研究を推進し、その蘊奥を授けて高度な専門的学識を有する教員・職業人の養成を図り、生涯教育の一環としてより豊かな教養の場を社会に提供することを目的としています。この目的に応じたものとして、所定の単位を修得し、以下のような能力を身につけ修士論文を提出して審査に合格した者に対して課程修了を認定し、修士(文学)又は修士(日本漢学)の学位を授与します。

  1. 1.研究における専門的な知識と研究方法とを的確に用いる能力。
  2. 2.研究における専門的な学術理論を身に付け、それを応用する能力。
  3. 3.研究倫理に基づいた的確な判断を行う能力。
  4. 4.自己および研究課題を対象化し、社会に位置づける能力。

学位別には、以下に掲げる能力を求めます。

修士(文学)

東アジア地域の学術・文化に関わり、対象とする分野・時代・作家・作品・言語・資料・事象等について、独自の問題設定を行い、論理的な手続きに即して、創見を提示できる能力。

修士(日本漢学)

日本の漢字文化に関わり、対象とする分野・時代・作家・作品・言語・資料・事象等について、独自の問題設定を行い、論理的な手続きに即して、創見を提示できる能力。

〇博士後期課程【国文学専攻 博士(文学)、中国学専攻 博士(文学)・博士(日本漢学)】

文学研究科博士後期課程は、東アジア地域の学術・文化の研究を推進し、その蘊奥を授けて研究後継者の育成を図り、学界・教育界・国際社会に通用する優れた人材を養成することを目的としています。この目的に応じたものとして、所定の単位を修得し、以下のような能力を身につけ博士論文を提出して審査に合格した者に対して課程修了を認定し、博士(文学)又は博士(日本漢学)の学位を授与します。

  1. 1.研究における高度で専門的な知識と研究方法とを的確に用いる能力。
  2. 2.研究における高度で専門的な学術理論を身に付け、それを応用し、自立して研究を遂行する能力。
  3. 3.研究倫理に基づいて持続的な研究活動を展開する能力。
  4. 4.自己および研究課題を客観的にとらえ、研究成果を通じて社会に貢献する能力。

学位別には、以下に掲げる能力を求めます。

博士(文学)

東アジア地域の学術・文化に関わり、対象とする分野・時代・作家・作品・言語・資料・事象等について、高度で広がりのある問題設定を行い、論理的で緻密な手続きに即して、持続的な創見の提示によって学界に貢献することができる能力。

博士(日本漢学)

日本の漢字文化に関わり、対象とする分野・時代・作家・作品・言語・資料・事象等について、高度で広がりのある問題設定を行い、論理的で緻密な手続きに即して、持続的な創見の提示によって学界に貢献することができる能力。

2.教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 文学研究科では、教育研究上の目的を達成するため、学位授与の方針に掲げた能力を修得させるべく、以下のような方針に基づき、教育課程(カリキュラム)を編成します。

〇博士前期課程【国文学専攻 修士(文学)、中国学専攻 修士(文学)】
  1. 1.東アジア地域の学術・文化の研究における専門的な知識と研究方法を修得し得るよう、各授業科目は研究対象の時代や領域に応じて体系的な専門教育が施されるよう、「講義科目」「演習科目」で区分された選択科目群を編成する。「講義科目」では研究対象を的確に把握し分析する能力を涵養し、「演習科目」では、研究成果を客観的かつ論理的に発信できるよう、実践的に指導する。
  2. 2.東アジア地域の学術・文化の研究における専門的な知識と理論とに基づき、研究倫理に則った研究論文・修士論文が作成できるよう、「研究指導」を時間割に配当し、個別研究指導を行う。
〇博士前期課程【中国学専攻 修士(日本漢学)】
  1. 1.日本の漢字文化の研究における専門的な知識と研究方法を修得し得るよう、各授業科目は研究対象の時代や領域に応じて体系的な専門教育が施されるよう、「講義科目」「演習科目」で区分された選択科目群を編成する。「講義科目」では研究対象を的確に把握し分析する能力を涵養し、「演習科目」では、研究成果を客観的かつ論理的に発信できるよう、実践的に指導する。
  2. 2.東アジア地域の学術・文化の研究における専門的な知識と理論とに基づき、研究倫理に則った研究論文・修士論文が作成できるよう、「研究指導」を時間割に配当し、個別研究指導を行う。
〇博士後期課程【国文学専攻 博士(文学)、中国学専攻 博士(文学)】
  1. 1.東アジア地域の学術・文化の研究における高度で専門的な知識と研究方法を修得し得るよう、各授業科目は研究対象の時代や領域に応じて高度に専門性が高く体系的な教育が施されるよう、「特殊講義科目」「特殊演習科目」で区分された選択科目群を編成する。「特殊講義科目」では研究対象を精緻に認識し、総合的に考察する能力を涵養し、「特殊演習科目」では、独創性のある研究成果を持続的に発信できるよう、実践的に指導する。
  2. 2.東アジア地域の学術・文化の研究における高度で専門的な知識と理論とに基づき、研究倫理を遵守した自立的な研究を推敲することによって、研究論文・博士論文が作成できるよう、高度に専門的な「研究指導」を時間割に配当し、個別研究指導を行う。
〇博士後期課程【中国学専攻 博士(日本漢学)】
  1. 1.日本の漢字文化の研究における高度で専門的な知識と研究方法を修得し得るよう、各授業科目は研究対象の時代や領域に応じて高度に専門性が高く体系的な教育が施されるよう、「特殊講義科目」「特殊演習科目」で区分された選択科目群を編成する。「特殊講義科目」では研究対象を精緻に認識し、総合的に考察する能力を涵養し、「特殊演習科目」では、独創性のある研究成果を持続的に発信できるよう、実践的に指導する。
  2. 2.東アジア地域の学術・文化の研究における高度で専門的な知識と理論とに基づき、研究倫理を遵守した自立的な研究を推敲することによって、研究論文・博士論文が作成できるよう、高度に専門的な「研究指導」を時間割に配当し、個別研究指導を行う。

3.入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

博士前期課程

学士課程等において身につけた、文学及び文学研究に関する基礎知識や研究方法等の知見に基づく十分な基礎学力を修得していることを前提として、次のような志向・資質を持った人材を受け入れます。

≪国文学専攻≫

  • ①日本文学、日本語学、日本文化学等の各分野に関する専門的な知識と研究方法を修得する意欲のある者。
  • ②研究を通じて修得した深い学識によって、研究・教育など高度な専門性が必要な分野での社会貢献を目指す者。
  • ③社会人としての経験があり、その知見を生かして、自己の問題意識に基づく文学研究を更に深める意欲のある者。

≪中国学専攻≫

  • ①中国学、日本漢学、中国文化等の各分野に関する専門的な知識と研究方法を修得する意欲のある者。
  • ②研究を通じて修得した深い学識によって、研究・教育など高度な専門性が必要な分野での社会貢献を目指す者。
  • ③社会人としての経験があり、その知見をを生かして、自己の問題意識に基づく文学研究を更に深める意欲のある者。

博士後期課程

修士課程等において身につけた、文学及び文学研究における専攻分野に関する研究実績を有していることを前提として、次のような志向・資質を持った人材を受け入れます。

≪国文学専攻≫

  • ①日本文学、日本語学、日本文化学等の各専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に従事することを目指す者。
  • ②課程博士号を取得し、課程修了後は研究職を目指す者。

≪中国学専攻≫

  • ①中国学、日本漢学、中国文化等の各専攻分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に従事することを目指す者。
  • ②課程博士号を取得し、課程修了後は研究職を目指す者。