学生生活

ハラスメント防止について

お互いの人権を尊重しよう STOPハラスメント

お知らせ

本学では、2019年12月に「学生対象ハラスメントに関するアンケート調査」を実施しました。結果の概要をお知らせします。

はじめに

本学では、一人ひとりが個人として尊重され、その権利を侵されることなく、安心して学習、課外活動、教育、研究、業務に携わることができる環境の実現に努力しています。個人もしくは集団の身体的、民族的、社会・経済的および文化的な諸特性に関して、相手の意に反する不快な言動をもってその尊厳を傷つけ、能力の十分な発揮を妨げることを、ハラスメントといいます。個人の尊厳を傷つけ、人権を侵害するような言動は、絶対に許されるものではありません。学生、教職員の皆さんがハラスメントを受けることなく、毎日快適に過ごすことのできるよう、本学ではハラスメント防止委員会が活動しています。

皆さんの相談に「ハラスメント相談員」が応じています

ハラスメントのタイプ

1. 地位利用型・対価型

地位や立場を利用して、利益または不利益を条件に、はっきりとまたは遠まわしに、誘い・要求を行うもの。

たとえば…

  • 教員から頻繁に自分だけ研究室に呼ばれ手伝いを頼まれる。帰りに食事やお酒を飲みに誘われ、手を握られたりする。苦痛だが、断ると不利益をこうむりそうなので、はっきりと断れない。
  • 顔見知りになった教員から何回もデートに誘われた。断ったところ、事務室で顔を合わせるたびに嫌味を言われ、書類の書き方や提出の仕方について誤った情報を教えられた。
  • 教員から、自分の著書を買わないと単位を認めないと言われた。

2. 環境型

はっきりとした不利益は伴わないが、ある言動により、不快感や精神的な苦痛を与え、日々の生活に悪影響をおよぼすもの。

たとえば…

  • ゼミの懇親会で、慣例だからと学生が教員の両脇に座ってお酌をするように言われた。いやで抗議したいが、「大人げない」と言われそうで我慢している。
  • 「男のくせに(女のくせに)~」と言われて、不快だった。
  • 食堂で学生数人が他人の容姿をランク付けして、大声で騒いでいた。不快になり、食堂へ行けなくなった。
  • クラブ活動の懇親会で、飲酒を強要された。
  • 自分ばかり雑用を押し付けられ、不本意に感じた。
  • つきまとわれたり、しつこく電話をかけてこられたりして迷惑した。
  • SNSやインターネット上の書き込みによってプライバシーを侵害され、安心して学生生活が送れなくなった。
  • 妊娠・出産・育児・介護に関わる制度の利用を問題視された。

大学でハラスメントが発生しやすい理由

一般的に大学は、企業よりもハラスメントが発生しやすく、訴えにくい環境にあるといわれています。それはなぜでしょうか?

  • 教職員と学生とでは、年齢も立場も異なるため、両者の間で最初から力関係のアンバランスが生じてしまう。
  • 教職員は立場上、単位認定や就職に関する問題で学生に対して強い力を持っている。
  • 大学は企業に比べると、身分や上下関係が複雑であり、また師弟関係、先輩、後輩等の関係により、自由に発言しにくい環境にある。

被害を受けたと思ったら

悩んでいるあなたへ

  • 一人で悩んだり、自分に非があると思いこまない。
  • 不快だと思う気持ちを、早めに素直にはっきりと相手に伝える。
  • 身近な信頼できる人や「ハラスメント相談員」に相談する。
  • なるべくメモや記録(日時・場所・状況)などを残しておく(正確な記録は迅速な解決に役立ちます)。

ハラスメントをしないために

ある言動に対して、たいしたことはないと思う人がいる一方で、非常に不快に感じる人もいます。
たとえ相手が親しい人で、軽い冗談のつもりであったとしても、相手が不快に感じる言動はハラスメントになる場合があります。大学での自らの役割や立場を自覚し、相手の学業・教育・研究・業務を不当に脅かさないよう配慮しましょう。
図書館には、ハラスメント防止や人権に関する図書コーナーがあります。ご利用ください。

九段図書館案内図
図書館イメージ

相談受付窓口

二松学舎大学には、あなたの人権を守るためのハラスメントに対する相談窓口があります。
ハラスメントを受けて困ったら、一人で悩まずハラスメント相談員に相談してみませんか?
相談することで、あなたのプライバシーが侵害されることはありません。

相談の申込方法

相談を希望する際は、下記4つの方法から選んで申し込んでください。いずれの方法でもハラスメント防止委員長が受け付けます。

  • ①ハラスメント相談専用メール
  • h-boushi@nishogakusha-u.ac.jp

    ハラスメント相談を希望しているとお知らせください。返信で申込用紙をお送りします。

  • ②ハラスメント相談専用電話
  • 090-9373-6742

    留守番電話になっています。
    お名前(匿名の場合は学部・学科等の所属)とご連絡先の電話番号を録音してください。
    着信があったことを確認した後、折り返して電話します。

  • ③ハラスメント相談員に直接申し込む
  • ハラスメント相談員の氏名は1号館地下1階エレベーター前に掲示されています。

  • ④ハラスメントポスト
  • 九段キャンパス1号館3階入試課脇(教職員用エレベーター付近)、6階608教室前にハラスメントポストを設置しています。備え付けの「ハラスメント相談申込書」に、必要事項を記入しハラスメントポストに投函してください。ポストの確認は週1回程度です。お急ぎの方は①または②の方法を利用してください。

    ハラスメントポストイメージ

相談申込後の流れ

相談を申し込むと、ハラスメント防止委員長から担当者と日程の調整について連絡があります。ご相談は相談員2名でうかがいます。その後、ハラスメント防止委員会で対応が検討されます。
※ハラスメント相談と対応は二松学舎大学ハラスメント防止規程に則って行われます。キャンパスライフの規程集をご覧ください。