理事長トピックス
「令和8年度(第19回)私立大学経営問題協議会」水戸英則部会長開会挨拶
「令和8年度(第19回)私立大学経営問題協議会」開会挨拶
皆様、こんにちは。本日は、令和8年度(通算第19回)私立大学経営問題協議会の開催に当たり、公私ご多忙の折、全国各地から加盟大学を代表する経営層の皆様にお集まりいただき、心より感謝申し上げます。今回は、私学会館の会場が先約で取れず、皆様を当方、二松学舎大学の「中洲記念講堂」にお迎えしての開催となりました。
さて、日本私立大学協会は創立以来、私立大学の共通課題解決と地位向上に努めて参りました。本協会におかれた基本問題研究委員会、谷岡一郎副会長・委員長の下に置かれた当大学経営部会では、大学の発展には建学の精神に基づく特色化と経営の充実が不可欠であると考え、研究成果の共有を重ねております。今回は「2040年を見据えて、今後の私立大学の将来像を描く」をメインテーマに、私立大学を取り巻く経営環境の変化を踏まえ、改革の要点を探ってまいります。
協議に先立ち、私たちが共有すべき今後の方向性について申し上げます。
財政制度等審議会が示した「2040年までに私立大学を250校削減する」という一律の数値目標は、地域への影響が大きく、客観的な検証が必要です。真の規模適正化は、私学のみを対象とせず、国公私立すべてを対象とすべきです。各大学は地域の医療、福祉、教育、行政サービス等産業・経済を支え、地方の進学機会を守る重要インフラだからです。一律の削減ではなく、国公私を対象に地域の実情に応じたきめ細かな議論と、それを支える適切な財政支援が前提となります。
本日はこれらに関連して「三つの羅針盤」をご用意いたしました。
第一に、文部科学省の柿澤雄二氏より「大学改革の今後の展望と私立大学経営の諸課題」についてご講演いただきます。第二に、日本私立学校振興・共済事業団の家坂友幸センター長より「私学経営ダッシュボードの有効な活用方法」についてご講演いただきます。そして第三に、TMI総合法律事務所の大河原遼平弁護士より「学校法人の統廃合における法的スキームとその課題」についてご講演いただきます。
我々私立大学を取り巻く環境は厳しさを増す一方ですが、わが国の社会基盤を支え、地域を牽引する専門人材の育成という私立大学の使命は、いかなる時代においても揺らぐことはありません。本日の協議会が、各大学の経営改善や意思決定の一助となり、輝かしい未来を描き出す場となることを切に願って、開会の挨拶とさせていただきます。

「令和8年度 私立大学経営問題協議会」情報交換会(懇親会) 挨拶
皆様、長時間の協議会、大変お疲れ様でした。
本日の協議会では、今後の高等教育政策の動向、ダッシュボードを用いた経営の可視化、そして法人の統廃合といった、現在の私学経営において避けては通れない喫緊の課題について、大変充実した講演と活発な意見交換が行われました 。皆様がいかに強い危機感と熱意を持って大学経営に向き合っておられるか、改めて身が引き締まる思いでございます。
さて、これより情報交換会に移らせていただきます。本会場は、当大学の13階で、ここからは大手町のビル群や皇居の美しい緑を望むことができる眺望となっております。
本日は講師の先生方をはじめ、私学事業団の役職者の皆様にも多数ご出席いただいております。国の政策動向や事業団の支援策、また法的な実務課題について、直接言葉を交わし、より具体的な情報交換を行える貴重な機会でございます。この場での交流の輪を広げていただき、皆様の明日の大学経営への活力としていただければ幸いです。宜しくお願い致します。

