理事長トピックス
水戸英則理事長 2025年度入学式祝辞
二松学舎大学・大学院 入学式 祝辞
2025年4月7日
「未来への道標を、自らの手で」
新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。また、ご家族、ご親族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。本日、晴れて二松学舎大学・大学院に入学された皆さんを、教職員一同、心から歓迎いたします。これから始まる学びの日々が、皆さんにとって実り多き、かけがえのない時間となることを願っています。
昨年、私は入学式で、多様性の尊重、主体的な学び、社会との繋がりという三つのことの大切さについてお話しました。この一年を振り返ると、生成AIの急速な進展と社会への浸透は予想をはるかに超え、私たちの生活や社会構造に大きな変化をもたらしつつあります。また、世界情勢は、気候変動問題やインフレの進行、エネルギー危機、トランプ政権誕生後の米国や欧州各国に於けるナショナリズムの台頭など、まさに不確実性の時代が訪れようとしています。こうした時代において、今後皆さんが大学・大学院で何を学び、どのように成長していくべきか、この機会に改めて、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
まず、強調したいのは、変化を恐れず、変化に対応する力を養うことの重要性です。生成AIをはじめとする技術革新は、社会のあらゆる側面を急速に変えております。人が行う仕事がAIに代替され、他方ではAI関連のエンジニア・倫理専門家・コンサルなど新たな仕事が生まれるという変化も、今後ますます加速していくでしょう。このような時代においては、既存の知識やスキルも大切ですが、変化を柔軟に受け入れ、常に新しいことを学び続ける姿勢、言い換えれば変化を力に変えて進むことが重要です。大学・大学院では、専門分野の知識は勿論のこと、変化の内容を見抜き、未来を創造する力を育むための教養教育にも力を入れております。皆さんは初年次教育における教養カリキュラムにおいて幅広い分野に触れ、多角的な視点を養うことで、変化の波に乗り、これを力とし、自ら未来を切り拓く力を身につけてください。
次に、人間ならではの価値を深く追求してほしいと思います。AI技術が進化すればするほど、人間ならではの感性や思考が重要になります。共感力、創造力、倫理観、そして何より人間に対する深い理解と愛情は、AIが代替できない人間の大切な能力です。二松学舎の建学の精神である「東洋の精神による人格の陶冶」を学ぶことは、まさに人間とは何か、人間社会はどうあるべきかを深く考察することに繋がります。古典に触れ、歴史を学び、多様な文化に触れる中で、人間としての豊かな感性を磨き、AI時代においても揺るがない人間としての軸を確立してください。
そして、他者との協働を通して社会に貢献する意識を育んでください。現代社会は、複雑に絡み合った課題に直面しており、単独で解決できる問題は殆どありません。多様な背景を持つ人々との協働を通して、課題解決への道が開けます。大学・大学院は、まさに多様な価値観を持つ人々が集まる場所です。ゼミの授業や研究活動、サークル活動、ボランティア活動などを通して、他者と議論し、協力し、共に何かを成し遂げる経験を積んでください。その中で、社会の一員としての責任感と、社会に貢献したいという意識を育んでください。皆さんが、大学・大学院での学びを通して、変化を恐れず、人間としての価値を深く追求し、他者と協働して社会に貢献できる人材へと成長していくこと、そして、大事なことは、大学・大学院在学中、皆さん一人ひとりの未来への道標を自らの手でつかみ取り卒業することを心から願いつつ、入学のお祝いの言葉といたします。


二松学舎大学附属高等学校 入学式 祝辞
2025年4月8日
「未来への道標を、自らの手で」
新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。また、ご家族、ご親族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。本日、晴れて二松学舎大学附属高等学校に入学された皆さんを、教職員一同、心から歓迎いたします。これから始まる学びの日々が、皆さんにとって実り多き、かけがえのない時間となることを願っております。
さて、この一年を振り返ると、AI技術の進歩は私たちの身の回りでも話題になることが多くなり、私たちの生活に少しずつ変化をもたらしつつあります。また、世界情勢も常に変化しており、将来の見通しが難しい時代といえるでしょう。さらに、地球温暖化などの環境問題は、ますます深刻さを増しています。このような変化の時代において、皆さんが高等学校で何を学び、どのように成長していくべきか、改めて考えてみたいと思います。
まずは、変化を恐れず、変化に対応する力を養うことの重要性です。AI技術をはじめとする技術革新は、社会のあらゆる側面を少しずつ変えています。今ある仕事の一部がAIにかわったり、一方でAIに関連する新しい仕事が生まれるかもしれません。このような時代の中では、今学んでいる知識や技能も大事ですが、変化を柔軟に受け入れ、常に新しいことを学び続ける姿勢、言い換えれば変化を力に変えて進むことが重要です。高等学校では、教科の勉強はもちろん、将来の変化に対応するためのアクティブラーニングにも力を入れています。皆さんは、授業や学校行事などを通して幅広い分野に触れ、多角的な視点を養うことで、変化の波に乗り、これを力とし、自ら未来を切り拓く力を身につけてください。
次に、人間ならではの価値を大切にしてほしいと思います。AI技術が進歩すればするほど、人間ならではの感性や思考が大切になります。人の気持ちを理解する力、新しいものを生み出す力、倫理観、そして何より人間に対する深い理解と愛情は、AIが簡単に真似できない人間の大切な能力です。二松学舎の建学の精神である「東洋の精神による人格の陶冶」を学ぶことは、まさに人間とは何か、人間社会はどうあるべきかを深く考えることに繋がります。古典に触れ、歴史を学び、様々な文化に触れる中で、人間としての豊かな感性を磨き、将来、AIがさらに進歩した時代でも揺るがない自分自身の軸を確立してください。
そして、周りの人と協力して社会に貢献する意識を育んでください。現代社会は、複雑に絡み合った課題に直面しており、一人だけで解決できる問題はほとんどありません。様々な考え方を持つ人々との協力によって、課題解決への道が開けます。高等学校は、まさに多様な価値観を持つ人々が集まる場所です。授業や部活動、文化祭や体育祭などの学校行事を通して、友達と議論し、協力し、共に何かを成し遂げる経験を積んでください。そうすることで社会の一員としての責任感と、社会に貢献したいという意識が自然と育くまれるはずです。
皆さんが、高等学校での学びを通して、変化を恐れず、人間としての価値を大切にし、周りの人と協力して社会に貢献できる人へと成長していくこと、そして、大事なことは、高等学校在学中、皆さん一人ひとりの未来への道標を自らの手でつかみ取り卒業することを心から願いつつ、入学のお祝いの言葉といたします。
二松学舎大学附属柏高等学校 入学式 祝辞
2025年4月7日
「未来への道標を、自らの手で」
新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。また、ご家族、ご親族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。本日、晴れて二松学舎大学附属柏高等学校に入学された皆さんを、教職員一同、心から歓迎いたします。これから始まる学びの日々が、皆さんにとって実り多き、かけがえのない時間となることを願っております。
さて、この一年を振り返ると、AI技術の進歩は私たちの身の回りでも話題になることが多くなり、私たちの生活に少しずつ変化をもたらしつつあります。また、世界情勢も常に変化しており、将来の見通しが難しい時代といえるでしょう。さらに、地球温暖化などの環境問題は、ますます深刻さを増しています。このような変化の時代において、皆さんが高等学校で何を学び、どのように成長していくべきか、改めて考えてみたいと思います。
まずは、変化を恐れず、変化に対応する力を養うことの重要性です。AI技術をはじめとする技術革新は、社会のあらゆる側面を少しずつ変えています。今ある仕事の一部がAIにかわったり、一方でAIに関連する新しい仕事が生まれるかもしれません。このような時代の中では、今学んでいる知識や技能も大事ですが、変化を柔軟に受け入れ、常に新しいことを学び続ける姿勢、言い換えれば変化を力に変えて進むことが重要です。高等学校では、教科の勉強はもちろん、将来の変化に対応するためのアクティブラーニングにも力を入れています。皆さんは、授業や学校行事などを通して幅広い分野に触れ、多角的な視点を養うことで、変化の波に乗り、これを力とし、自ら未来を切り拓く力を身につけてください。
次に、人間ならではの価値を大切にしてほしいと思います。AI技術が進歩すればするほど、人間ならではの感性や思考が大切になります。人の気持ちを理解する力、新しいものを生み出す力、倫理観、そして何より人間に対する深い理解と愛情は、AIが簡単に真似できない人間の大切な能力です。二松学舎の建学の精神である「東洋の精神による人格の陶冶」を学ぶことは、まさに人間とは何か、人間社会はどうあるべきかを深く考えることに繋がります。古典に触れ、歴史を学び、様々な文化に触れる中で、人間としての豊かな感性を磨き、将来、AIがさらに進歩した時代でも揺るがない自分自身の軸を確立してください。
そして、周りの人と協力して社会に貢献する意識を育んでください。現代社会は、複雑に絡み合った課題に直面しており、一人だけで解決できる問題はほとんどありません。様々な考え方を持つ人々との協力によって、課題解決への道が開けます。高等学校は、まさに多様な価値観を持つ人々が集まる場所です。授業や部活動、文化祭や体育祭などの学校行事を通して、友達と議論し、協力し、共に何かを成し遂げる経験を積んでください。そうすることで社会の一員としての責任感と、社会に貢献したいという意識が自然と育くまれるはずです。
皆さんが、高等学校での学びを通して、変化を恐れず、人間としての価値を大切にし、周りの人と協力して社会に貢献できる人へと成長していくこと、そして、大事なことは、高等学校在学中、皆さん一人ひとりの未来への道標を自らの手でつかみ取り卒業することを心から願いつつ、入学のお祝いの言葉といたします。
二松学舎大学附属柏中学校 入学式 祝辞
2025年4月7日
「未来への道標を、自らの手で」
新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。ご家族、ご親族の皆様にも心よりお祝い申し上げます。本日、この二松学舎大学附属柏中学校に入学された皆さんを、教職員一同、心から歓迎いたします。これから始まる中学校生活が、皆さんにとって実り多く、大切な時間となることを願っています。
最近、AI(人工知能)という言葉をよく耳にするようになりました。AIは私たちの生活を少しずつ変えつつあります。また、世界情勢も変化し、将来がどうなるか分かりにくい時代です。さらに地球温暖化などの環境問題も深刻です。このような時代に、中学校で何を学び、どう成長していくべきか考えてみましょう。
まず、変化を恐れずに対応する力を養うことが大切です。AIなどの技術革新は、社会を少しずつ変えています。今ある仕事がAIにかわったり、新しい仕事が生まれたりするかもしれません。大切なのは、今学んでいることを活かしつつ、新しいことを学び続けることです。中学校では、授業や行事を通して色々なことを学びます。そこで培った多角的な視点を活かし、変化を力に変えて未来を切り拓いてください。
次に、人間ならではの良さ、価値を大切にしてください。AIが進歩するほど、人間の心が大切になります。人の気持ちを理解する力、新しいものを生み出す力、正しいことと悪いことを区別する心のルールを持つこと、そして人間への理解と愛情は、AIが真似できない人間の大切な能力です。中学校生活を通して、友達との関わりの中で、人の気持ちを考えたり、協力したりすることを学ぶでしょう。その経験を活かし、人間としての豊かな心をさらに磨いてください。
そして、周りの人と協力して社会に貢献する気持ちを育ててください。今の社会は、複雑な問題に直面しており、一人で解決できることはほとんどありません。多様な考えを持つ人と協力することで、問題解決への道が開けます。中学校は、さまざまな考え方を持つ人が集まる場所です。授業や部活動、行事を通して、友達と話し合い、協力し、何かを成し遂げる経験を積んでください。そうすることで、社会の一員としての責任感と、社会に貢献したいという気持ちが自然と育くまれるはずです。
皆さんが、中学校での学びを通して、変化を恐れず、人間としての良さを大切にし、周りの人と協力して社会に貢献できる人に成長していくことを心から願っております。そして、中学校生活の中で、皆さん一人ひとりの未来をしっかりと見据えて進んでいくことを期待します。ご入学おめでとうございます。