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水戸英則理事長 2022年度辞令交付式挨拶

2022年4月1日

2022年度辞令交付式 挨拶

 皆さん、二松学舎へのご入舎おめでとうございます。千鳥ヶ淵の桜が満開の中、皆様をお迎えできたこと、嬉しく思っております。皆さんは大学、高等学校、中学校の教員、職員と配属部門は違いますが、教育・研究を共通の使命とする「二松学舎」の新しい仲間となりました。どうかよろしくお願いいたします。また本日新しく役職に付かれた方、昇格された方、役職に再任された方は、心を新たに校務に精励して頂きたいと思います。

 さて、コロナ禍は長期化し、施行錯誤の毎日が続いています。また、ロシアのウクライナ侵攻など断じて許すことのできない出来事も起っており、早く平和が戻ってくることを期待しております。こうした中、本学は今年創立145周年を迎えます。大学では、本日から文学部に歴史文化学科、大学院に国際日本学研究科が開設されます。振り返れば明治10年、この九段の地に漢学塾二松学舎が創設されました。これが本学のルーツです。その後専門学校を経て現在では、二松学舎大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校を擁する学舎に発展してきております。 

 本学は現在、2030年に向け、二松学舎大学、両附属高校、中学校の更なる飛躍を目的とした長期ビジョン「N’2030 PLAN」を推し進めています。DX、AIなどニューテクノロジ―が展開され、気候変動問題やカーボンニュートラルなど価値観の大変革が起きている中、学校教育とその運営もこうした動きに応じて変化させていかねばなりません。大学では教学事務のDX化、Digitalを利用した各種改革にとりかかり始めており、これにより大学教育の質保証についてもさらに磨きをかけ、学修者本位の教育を目指そうとしているところです。また数理データサイエンスを含む教養教育を初年次から織り込んだ新しいカリキュラムのスタートなど、新しい時代に必要な知性を育む教育体制も構築中です。そして学生から「いつも選ばれる大学づくり」を目指しております。また両附属高校・中学校でも難関大学の実績を上げるための様々な対応を行っています。そして二松学舎というブランドをさらにレベルアップしていくことを目標としおります。

 皆さんは、配属された部局で、担当している仕事の質を、今よりも引き上げようと常に意識して、日々これ新たな気持ちをもって今後精励していただきたいと思います。全員がこのような心掛けで進んでいけば、二松学舎全体の質も引き上げられる結果となり、教育界におけるブランドも結果的に上がっていくことになります。
 今後、職場規律をきちんと守り、良き教員、良き職員として、心身共に健やかで、充実した職場生活を送られることをお願いして私の挨拶といたします。

以上