理事長トピックス
平成28年度辞令交付式 理事長挨拶
皆さん、二松學舍への入舎おめでとうございます。大学、高等学校、中学校の教員、職員、嘱託職員と配属部門は違いますが、皆さんが教育・研究を使命とする「二松學舍」の新しい仲間となったことを、心より歓迎します。また本日新しく役職に付かれた方、昇格された方、役職に再任された方は、心を新たに校務に精励して頂きたいと思います。
さて、本学は、本年創立139年目を迎えます。二松學舍は、我が国でも有数の古い歴史と伝統を有する学舎であり、二松學舍大学、附属高等学校、附属柏中・高等学校を設置しております。 本学は、4年前、2020年の二松學舍大学、両附属高校、中学校の在り方を描いた長期ビジョン「N’2020 PLAN」を作成し、公表しました。ご存知のとおり少子化が進展している昨今、本学の学生募集力等競争力を強化していく必要性、グローバル化や知識基盤社会化など世の中が構造的に変化していく中で、高等教育・中等教育の教育内容もそれに応じて変えていく必要性など、経営・教育両面で改革を進めていくことが不可欠です。現在その実行プランである、期間5年のアクションプランを遂行しており、28年度はその4年目に当たります。
長期ビジョンの内容は、
1.建学の精神と二松學舍憲章の制定
2.設置校の教育改革の推進と質的レベルアップ
3.学生支援のための包括的対応策
4.キャンパス整備
5.財務・組織各制度の在り方
の５つが主要な柱で、年度ごとのアクションプランには、170の課題があります。この中で特に力を入れているのが、教育改革です。これも出口を意識した、教育改革を進めていく必要があります。大学であれば、教員、行政職公務員、上場企業への就職等であり、中・高等学校であれば、難関大学への進学率を引き上げていくこと、そのための教育方法の工夫等を講じていくことが必要です。また、グローバル化の波は不可避で、グローバル教育の推進は、中学・高等学校、大学一連の課題です。どうか、競争に乗り遅れないように、各部署で、努力して頂きたいと思います。皆さんの各々の配属先には、このアクションプランに関連した教育・研究・事務等各課題の改革事項があります。皆さんには、常にこれを念頭に置きながら、教育・研究・事務に努めていただきたいと思います。今後の二松學舍の姿をより良くするために、皆さんには、教職協働をモットーとして、鋭意力を尽くして頂きたいと思います。
今後よき教員・職員として、心身共に健やかで、より充実した職場生活を送られることを祈念して私の挨拶といたします。
