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理事長トピックス

平成26年度辞令交付式 理事長挨拶

 皆さん、おめでとうございます。大学、高等学校、中学校の教員、職員、嘱託職員と配属部門は違いますが、皆さんが教育・研究を使命とする「二松學舍」の新しい仲間となったことを、心より歓迎します。

 さて、本学は、本年創立137年を迎えます。国漢の二松學舍、国語力の二松學舍として、我が国でも有数の古い伝統と歴史を有する学舎であります。

 本学は、2年前、20年後の二松學舍大学、両附属高校、中学校の在り方を描いた長期ビジョンを作成し、公表しました。ご存じのとおり少子化が進展している昨今、本学の各種競争力を強化して行く必要性、グローバル化や知識基盤社会化など世の中が構造的に変化し、つれて価値観が大きく変わって行く中で、高等教育・中等教育の教育内容もそれに応じて変えていく必要性など、経営・教育両面で改革を進めて行くことが不可欠だったからです。現在その実行プランである、期間5年のアクションプランを実施中です。

内容は、
  1.建学の精神と二松学舎憲章の制定
  2.設置校の教育改革の推進と質的レベルアップ
  3.学生支援のための包括的対応策
  4.キャンパス整備
  5.財務・組織各制度の在り方

の5つが主要な柱で、全部で170の課題があります。したがって、皆さんの各々の配属先には、このアクションプランに関連した教育・研究・事務等各課題の改革事項があります。皆さんには、常にこれを念頭に置きながら、教育・研究・事務に努めていただきたいと思います。20年後の二松學舍の姿をより良くするために、皆さんに、頑張っていただきたいと思います。

 このほか、これからの生活をしていくため、皆さんに留意していただきたい点を幾つか申し上げます。

 一つ目は、先ず健康管理です。皆さんはこれから職場生活を送るわけですが、長丁場です。その長い道のりを歩き通すためには、健康でなければなりません。健康管理に留意していただきたい。

 二つ目に教職協働を心がけてください。教職協働とは、「教員と職員とが目標を共有しつつ協働して業務を遂行すること」です。共通の目標は長期ビジョンの実現であり、教員と職員とがお互いの能力や特質を活かしつつ、これに向かって役割分担をして、さまざまな仕事を行う習慣をつけて頂きたいと思います。

 以上、今後よき教員・職員として、心身共に健やかで、より充実した生活を送られることを祈念して私の挨拶といたします。