理事長トピックス一覧へ

理事長トピックス

2019年度辞令交付式 理事長挨拶

 皆さん、二松学舎へのご入舎おめでとうございます。大学、高等学校、中学校の教員、職員と配属部門は違いますが、皆さんが教育・研究を使命とする「二松学舎」の新しい仲間となったことを、心より歓迎します。また本日新しく役職に付かれた方、昇格された方、役職に再任された方は、心を新たに校務に精励して頂きたいと思います。
 さて、本学は、本年創立142年目を迎えます。明治10年、まさにこの九段の地に漢学塾二松学舎が創設されました。これが本学のルーツです。本学は、我が国でも有数の長い歴史と伝統を有する学舎であり、二松学舎大学、附属高等学校、附属柏中・高等学校を設置しています。 本学は、現在、2030年の二松学舎大学、両附属高校、中学校の更なる飛躍を目的とした長期ビジョン「N’2030 PLAN」を推し進めています。AI、IoT、ビッグデータなどニューテクノロジ―が展開される中、社会が大きく変わる予想があるなど我々はまさにサイバー社会の入り口に立っています。その中で、新しい時代が必要な知性を育むための教育体制を構築することがその目的です。そのために大学、高校、中学で先生方がさまざまな形で検討を開始しております。要するに教育内容は時代の変化のニーズに応じて変えるべきところは、変えていかないと、気がついたときは、入学生が大きく減少しているという結果になることは肝に銘じてほしいということです。
 お陰様で、大学、両附属高校は受験者数が右肩上がりで推移しており、とくに大学は、最近10年間の過去ピークに次ぐ水準で推移しており、好調です。
 今後各部署では、割り当てられた担当について、最善の仕事を極めていくようにお願いします。また本学は教育・研究を使命とした組織であり、教授を始めとした先生方の働き方いかんで、組織が悪くなるか良くなるか決まるわけで、一層の獅子粉塵をお願いする次第です。
 皆さんは、配属された部局で、担当している仕事の質を、今よりも引き上げようと常に意識して、今後精励していただきたいと思います。全員がこのような心掛けで進んでいけば、二松学舎全体の質も引き上げられる結果となり、教育界におけるブランドも結果的に上がっていくことになります。

 今後、良き教員、良き職員として、心身共に健やかで、より充実した職場生活を送られることを祈念して私の挨拶といたします。