大学紹介

二松学舎大学 共通ルーブリックについて

本学は、成績評価の厳格化の一環として、共通ルーブリックを制定しています。
本学共通ルーブリックは、全ての授業において汎用的に利用可能であるものを目指し、「レポート作成に関する共通ルーブリック」「発表・プレゼンテーションに関する共通ルーブリック」の2種類となっています。このルーブリックの活用により下記の効果が期待できます。

  1. 従来のテストでは評価が困難な思考・判断・スキル等のパフォーマンス系の評価において、公平性と客観性を保つことが出来る。
  2. あらかじめ評価の観点を示しておくことで「何をどのようにすれば評価されるのか」を教員・学生で共有できる。学生にとっては目標を立てやすくなる。
  3. 事後の迅速なフィードバックも可能になる。
  4. 採点時に成績評価基準がぶれることがないため、一貫性と公平性が保たれる。教員がレポート・発表等の採点等にかける時間も短縮できる。
  5. 同一の科目を複数の教員が評価する場合等、同じ評価ができるようになる。

〇 共通ルーブリックはこのページの下部からダウンロードできます。

<共通ルーブリック利用にあたっての注意事項>

  • *このルーブリックを使用して評価する際は、あらかじめ学生に基準を提示することが望ましい。
  • *評価基準や観点は、授業担当者が授業内容に応じて追加削除を行ってもよい。
  • *評価割合「(  %)」は観点ごとの合計で100%になるよう設定する。

レポート作成に関する共通ルーブリック

課題に対する内容
(   %)
論理的思考・説明
(   %)
文章表現
(   %)
観点 課題の内容を的確にとらえ、しっかりとした考察ができているか。 論理的で説得力のある主張を組立てているか。根拠に妥当性があるか。 レポートとしての体裁が整っており、文章表現(文法上の誤りや誤字脱字、仮名遣いの誤りがない等)が適切か。
S 課題の内容を十分に理解し、しっかりとした考察ができている。 妥当な根拠に基づき、正確かつ論理的で説得力のある主張を行っている。 体裁は十分に整っている。文章表現も十分に適切で、違和感なく読み進めることができる。
A
B 課題の内容を理解し、考察ができている。 妥当な根拠に基づく論理的な主張を行っている。 体裁は整っている。文章表現はおおむね適切である。
C 課題の内容の理解が不足している。考察も不足している。 おおむね妥当な根拠に基づく主張を行っているが、論理性に欠ける部分がある。 体裁はおおむね整っている。文章表現は適切でない箇所が多く、改善すべき点がある。
D 課題の内容を全く理解していない。 全く論理性がない。根拠となる情報も妥当性がない又は意味を取り違えている。 体裁が整えられていない。文章表現は大幅に改善する必要がある。文意もつかみづらい。

発表・プレゼンテーションに関する共通ルーブリック

内 容
(   %)
構 成
(   %)
情報の伝達
(   %)
観点 課題にそった調査・研究が行われているか 伝えたい内容が論理的で説得力のあるものになっているか 発表の際に活用する資料(レジュメや図、統計等)や言葉の選び方など各種表現が発表を効果的なものにしている。
S 課題に沿って十分に調査・研究が行われている。 十分に論理的に構成され、十分な説得力がある。 資料は十分に適切で、表現方法も十分に効果的である。
A
B 課題に沿って調査・研究が行われている。 おおむね論理的に構成され、説得力がある。 おおむね資料は適切で、表現方法も効果的である。
C 課題に沿って調査・研究が行われているが、不足している。 論理的な構成が不足しており、説得力も不足している。 資料の選択や表現方法を改善する必要がある。
D 調査・研究内容が課題に沿っていない。又は調査・研究が全く不足している。 論理的に構成されておらず、説得力が全くない。 情報の伝達技術全体を大幅に改善する必要がある。