理事長トピックス
名誉教授・客員教授の会挨拶(平成25年6月26日)
金子茂名誉教授、清水秋雄客員教授の御誕生誠におめでとうございます。今回の授与により、名誉教授の規定が出来た昭和48年以降、名誉教授は53名、客員教授は昭和58年以降31名となりました。
さて、本日は名誉教授・客員教授の会、震災などの諸事情から実に3年ぶりの開催となりました。久しぶりに皆様方にお集まりいただき、お元気なお顔を拝見し何よりであると思っております。
法人では、10年後の二松學舍の理想的な姿、長期ビジョンに基づく5年計画であるアクションプランの作成が完了し、大学、大学院、両附属高校、中学校の課題、大分類24、中分類69、小分類183項目が完成し、6月から一部課題を実施に移しており、今後進捗管理を進めて行く予定です。国で進めております教育再生実行会議でも、大学改革論議が酣であり、グローバル化やイノベーション創出人材の育成など、20年前に出てきた課題がまたぞろ議論になってきております。こうした改革は推し進めて行かねばなりません。特に本学に関連するのは、大学教育の質的転換であり、知識基盤社会化が進展し、価値観や制度が大きく変わっていく中で、学生をどう自主的に勉強させるか、人間力、社会の牽引力をどう付けていくか、教員も協力して教育改革をしていかねばなりません。これらについての具体的な施策は学長から説明があるかと思います。また本学は25年度から九段完全集約ということで、今般、靖国通りに面した土地を購入し、8月頃より大学新館(4号館)の工事を開始する段取りになっております。これにより懸案である国際政治経済学部の先生方の個人研究室を設ける目途が立ちましたし、学生のラウンジやラーニングコモンズ(学習室)など、大学九段キャンパスの教育環境整備も一層充実することになります。
叙勲関連では、平成21年までは、主に学長経験者について、申請を行ってきましたが、21年秋からは、内閣府(賞勲局)に問い合わせを行い、他私立大学の事例を参考に、学長経験者以外の方も、専任教員歴30年、教授歴15年等の基本的条件を満たせば、全員申請をするとの方針を立て、これを行ってきた結果、21年秋は4人、24年秋は2人が受章することが出来、戦後の歴代叙勲受章者数は累計18名となっております。この方針は続けて行く予定ですので、お知らせしておきます。
今後ともいろいろな場面で、皆様方にお世話になることが多々あろうかと思います。ますますお元気で引き続き後進の御指導をお願いしまして、挨拶の言葉といたします。ありがとうございました。
以上