理事長トピックス
水戸英則理事長 2022年度卒業生への祝辞
二松学舎大学・大学院
2023年3月15日
皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族や関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。二松学舎関係者全員が、皆さんの本日のご卒業をお祝いしております。
社会はコロナとの共存の方向で進んできております。大学の授業も対面授業となり、ゼミやサークル活動等従来の学校生活が戻ってきています。コロナ禍では、法人全体で一丸となり、生活支援金の支給や奨学金制度の拡充、ハイブリッド授業の継続等、最大限の努力を払って参りましたが、満足のいく学生生活を送って頂くことが出来なかったのではないかと、遺憾に思っている次第です。ご家族の皆様へも種々ご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解頂ければ幸いです。
こうした制約の中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって、四年間勉強を継続されたことに、改めて深い敬意を示すとともに、今回の経験により、今後遭遇する数々の困難を乗り越えて行く力を身に付けて頂いたのではないかと思います。この厳しい環境の中で得られた経験値を今後の人生に活かしていくよう切望しております。
さて、この間、時代はロシアのウクライナ侵攻による主要国の対立や世界的なインフレの蔓延下、デジタル社会への移行、カーボンニュートラル、気候変動対策やSDGs 達成など、価値観が大きく変化し、多様化しつつあります。
このような中、新しい時代を切り開いていくのは間違いなく皆さんなのです。皆さんは、社会に出て、新しい先輩や友人と出会い、協働し、協調し、歩んでいくことになります。これから歩む道は、まさに自立への道といえますが、そうした過程で皆さんに参考にしていただきたい大切なことを、二点申し上げます。
一点目は、仕事や研究を行うにあたり、変化を受け入れ、日々新たな気持ちで取り組んでいくということです。今日は昨日より一歩でも進む、「日々是新」「日々是前進」という気持ちで臨むことが、大変革期の中での社会人の生き方ではないでしょうか。
二点目は、常にモラル、道徳心を持って事柄を判断し、行動してほしいということです。今世界では、地球温暖化や自然破壊による異常気象など各地で被害が拡大しています。環境や自然は我々地球人の共通社会資本であり、我々の知恵でそれを守っていく必要があります。皆さんの積極的な社会貢献への参画が、諸問題を解決し、持続可能な社会、SDGsの達成へと導くことになります。モラルと誠意と思いやりをもって社会生活を送って頂きたいと思います。
今後皆さんが、日本や世界でより良い社会を実現するために大いに活躍することを祈念します。皆さん、頑張ってチャレンジをしてください。
最後に、二松学舎の門は常に開いており、皆さんをお迎えできます。いつでもお立ち寄りください。お待ちしております。
二松学舎大学附属高等学校 卒業式 祝辞
2023年3月1日
皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族や関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。二松学舎関係者全員が、皆さんの本日のご卒業をお祝いしております。
社会はコロナとの共存の方向で進んできております。高校の授業も対面授業となり、修学旅行や部活動等従来の学校生活が戻ってきています。コロナ禍では、法人全体で一丸となり、入学時の奨学生枠の拡充、対面とオンラインを併用した授業の継続等、最大限の努力を払って参りましたが、皆さんが十分に満足する学校生活を送ることが出来なかったのではないかと、遺憾に思っている次第です。ご家族の皆様に対しましても種々ご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解頂ければ幸いです。
こうした厳しい制約の中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって、勉強を継続し、所定の学業を修了したことに、改めて深い敬意を示すとともに、今回の経験によって今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身に付け、それを今後の人生に活かしていくよう切望しております。
さて、この間、時代はロシアのウクライナ侵攻による主要国の対立や世界的なインフレの蔓延下、デジタル社会への移行、カーボンニュートラル、気候変動対策やSDGs の達成など、価値観が大きく変化し、多様化しつつあります。このような中、新しい時代を切り開いていくのは間違いなく皆さんなのです。皆さんは、これから通う大学や専門学校、職場で、新しい先輩や友人と出会い、協働し、協調し、歩んでいくことになります。これから歩む道は、まさに自立への道といえますが、そうした
過程で皆さんに参考にしていただきたい大切なことを、三点申し上げます。
一点目は社会をみつめる幅広い視野を持つことです。政治・経済・環境問題等のニュースを知識として蓄えつつ、学校と社会とのつながりを意識して生活をしてください。
二点目は、モラル、すなわち道徳心を持って判断し、行動してほしいということです。今世界では、温室効果ガスの排出による地球温暖化や自然破壊による異常気象など各地で被害が拡大しています。環境や自然は我々地球人の共通社会資本であり、我々一人一人の知恵でそれらの問題を解決していく必要があります。自然環境保護や省エネ対策、循環型経済への移行など、皆さんの積極的な社会貢献への参画が、諸問題を解決し、持続可能な社会、SDGs の達成へと導くことになります。そういう意識を持って、社会生活を送って頂きたいと思います。
三点目は復元力です。傾いた船が元に戻るように、苦難を乗り越える強靭な心を持ち、こつこつと努力していくことが大切です。
以上、皆さん一人一人の夢が叶う将来となるよう期待して、お祝いの言葉とさせて頂きます。
二松学舎大学附属柏高等学校 卒業式 祝辞
2023年3月3日
皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。卒業生のご家族や関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。二松学舎関係者全員が、皆さんの本日のご卒業をお祝いしております。
社会はコロナとの共存の方向で進んできております。高校の授業も対面授業となり、修学旅行や部活動等従来の学校生活が戻ってきています。コロナ禍では、法人全体で一丸となり、入学時の奨学生枠の拡充、対面とオンラインを併用した授業の継続等、最大限の努力を払って参りましたが、皆さんが十分に満足する学校生活を送ることが出来なかったのではないかと、遺憾に思っている次第です。ご家族の皆様に対しましても種々ご心配をおかけしましたが、諸般の事情をご理解頂ければ幸いです。
こうした厳しい制約の中で、皆さんが強い意志と忍耐心をもって、勉強を継続し、所定の学業を修了したことに、改めて深い敬意を示すとともに、今回の経験によって今後遭遇する数々の困難を乗り越えていく力を身に付け、それを今後の人生に活かしていくよう切望しております。
さて、この間、時代はロシアのウクライナ侵攻による主要国の対立や世界的なインフレの蔓延下、デジタル社会への移行、カーボンニュートラル、気候変動対策やSDGs の達成など、価値観が大きく変化し、多様化しつつあります。
このような中、新しい時代を切り開いていくのは間違いなく皆さんなのです。皆さんは、これから通う大学や専門学校、職場で、新しい先輩や友人と出会い、協働し、協調し、歩んでいくことになります。これから歩む道は、まさに自立への道といえますが、そうした過程で皆さんに参考にしていただきたい大切なことを、三点申し上げます。
一点目は社会をみつめる幅広い視野を持つことです。政治・経済・環境問題等のニュースを知識として蓄えつつ、学校と社会とのつながりを意識して生活をしてください。
二点目は、モラル、すなわち道徳心を持って判断し、行動してほしいということです。今世界では、温室効果ガスの排出による地球温暖化や自然破壊による異常気象など各地で被害が拡大しています。環境や自然は我々地球人の共通社会資本であり、我々一人一人の知恵でそれらの問題を解決していく必要があります。自然環境保護や省エネ対策、循環型経済への移行など、皆さんの積極的な社会貢献への参画が、諸問題を解決し、持続可能な社会、SDGs の達成へと導くことになります。そういう意識を持って、社会生活を送って頂きたいと思います。
三点目は復元力です。傾いた船が元に戻るように、苦難を乗り越える強靭な心を持ち、こつこつと努力していくことが大切です。
以上、皆さん一人一人の夢が叶う将来となるよう期待して、お祝いの言葉とさせて頂きます。
二松学舎大学附属柏中学校 卒業式 祝辞
2023年3月17日
皆さん、ご卒業おめでとうございます。卒業生のご家族や関係者の皆様にも心からお慶び申し上げます。二松学舎関係者全員が、本日のご卒業をお祝いしております。
社会はコロナとの共存の方向で進んできております。学校の授業も対面となり、行事や部活動なども従来の学校生活が戻ってきています。コロナ禍では、入学時の奨学生枠の拡充、対面とオンラインを併用した授業の継続等最大限の努力を払って参りましたが、十分な学校生活を送って頂くことが出来なかったのではないかと、遺憾に思う次第です。
しかし、このような厳しい制約の中で、皆さんが強い意志と忍耐力をもって勉学に励まれ所定の学業を修了したことに、改めて深い敬意を示すとともに、このような経験が今後遭遇するであろう数々の困難を乗り越えていく力となってくれるものと確信をしております。
皆さんは附属柏中学校で多くのことを学び、四月から高校生として新しい道への第一歩を踏み出します。高校入学後も附属柏中学校で学んだ、「東洋の精神による人格の陶冶(とうや) 」「己ヲ修メ人ヲ治メ一世ニ有用ナル人物ヲ養成ス」(建学の精神)及び校訓である「仁愛・正義・誠実」の教えのもと、人に対する思いやりの心を持ち、道徳やルールを守って行動し、誠実な態度で生活をすることを忘れずに、学びを継続していただきたいと願っております。
今時代は、ロシアのウクライナ侵攻により主要国の対立や世界的なインフレが蔓延しています。また、デジタル社会への移行やカーボンニュートラル、気候変動対策やSDGs達成など、価値観が大きく変化し、多様化しつつあります。こうした変化の激しい社会の中で、皆さんにこれから必要なのは、幅広い視野を持ち、「問題解決力・想像力」など創造的知性や社会的知性を育むことです。日頃から日本や世界でどんなことが起きているのか、環境・政治・経済問題等、さまざまな分野のニュースを知識として蓄えつつ、社会との関りを常に意識して、自分で考え、判断し、行動することが大切です。
最後になりましたが、二松学舎大学附属柏中学校の第十期生として、自覚と責任を持ち、大きく羽ばたいていくことを期待しています。皆さんの今後のご健闘をお祈りしてお祝いの言葉とさせていただきます。