學vol.72

頑張っています、卒業生。(中島大明さん/株式会社リクルート ソリューション法務室)

頑張っています、卒業生。(中島大明さん/株式会社リクルート ソリューション法務室)

2011年3月 二松学舎大学附属高校 卒業
2015年3月 明治大学法学部法律学科 卒業
2017年3月 慶應義塾大学法科大学院 修了
2017年9月 司法試験合格
2019年4月 大手通信会社入社
2023年2月 株式会社リクルート入社

一緒にビジネスを作ることが、仕事のやりがい

 私は、株式会社リクルートで、弁護士資格を持ちながら、就職や採用にまつわる事業に関しての法務の仕事をしています。

 皆様の弁護士像は、法廷で勇ましく弁論したり、市民の方々の相談に乗っているといったものではないでしょうか。実際に、そういった弁護士の方が多数派ですが、働き方の多様化に伴い、企業に所属して法律の業務に携わる方も徐々に増えてきている印象です。

 企業における法務担当部門は、社員の皆さんの法律に関する疑問に答えるだけでは足りず、事業運営のことも考える必要があります。相談に来る社員の方は何が法的に課題なのかまで特定できていないことが通常です。そのため、まずは案件の内容をしっかり聞き理解した上で、法的論点を見つけます。その後、法的整理を検討、最終的には法的整理を踏まえた事業運営を考えて実行してもらう、というのが仕事の流れになります。

 特に、「法的整理を踏まえた事業運営」という点が難しく、たとえ適法であっても、事業運営ができないとなっては意味がありません。適法であり、かつ事業運営ができる方法を探さなくてはならないのです。そのためには、一人で考えるだけではなく、法務室内ではもちろん他部門の社員の方とも議論し、時には外部弁護士の意見も聞きながら、法的整理をしていきます。

 時間も労力もかかり、上手くできないこともありますが、このような形で一緒にビジネスを作れるということこそ、企業内弁護士のやりがいだと感じています。まだまだ道半ばで、力不足を感じる日々ですが、事業の困りごとに真摯に向き合うことを心がけながら、今後も仕事を頑張っていこうと思っています。

頑張っています、卒業生。(中島大明さん/株式会社リクルート ソリューション法務室)

學vol.72

広報誌 『學』アジアと世界の架け橋へ。