2014年3月 二松学舎大学附属柏中学校卒業/2017年3月 二松学舎大学附属柏高校卒業/2021年3月 東京大学法学部卒業/2021年4月 自然電力株式会社入社 現在、折紙作家として活動
馴染みの折紙と柏
2014年に二松学舎大学附属柏中学校、2017年に同高校、2021年に東京大学法学部を卒業しました。卒業後は、自然電力株式会社に入社、その関係で地元の柏を離れ、香川県の西部にある三豊という所に住んでいました。
折紙のきっかけは、幼稚園で手裏剣ばかり作っていたら、両親がカブトムシの折紙の本を与えてくれたことでした。そこから折紙を続け、中高では折り方も創作していました。進路は、折紙サークルがあることと、名前が東であることから東京大学を目指しました。大学では東大折紙サークル「Orist」と、運動会躰道部の活動に注力し、稽古の往来の電車で制作していました。今では、折るという技法を追究して、絵画・彫刻に並ぶ「折紙」を模索しています。
折紙を通して理解力が養われたことで、学習塾も通わず、勉強では困りませんでした。おかげで高校時代は、軟式テニスの部活動に注力できました。折紙は「こどものあそび」に留まらず、教育や高齢化という社会課題にも楽しくアプローチできます。そうした想いで『はじめての難しい折紙』(KADOKAWA)の出版を手掛けたり、「柏の葉アート・イノベーション・スクール」の理事を務めたりしています。
これらの活動は、地域に根差すことで良いものになると考えています。大学4年次生でコロナ禍に見舞われ、実家にいる時間が増えたことで、地元への想いが強くなりました。その後、三豊で2年間を過ごすなかで「人」や「地域」を知りました。柏に戻ってきた今、素敵な母校をはじめとして、地元での活動に注力します。そこでできた良い取り組みを、ほかの色々な地域にも広げていければと思います。
純銅の金網による作品「corrosion」
「corrosion」の題材「リーフィーシードラゴン」の展開図