學vol.63

二松の働く人:中原敬二(二松学舎大学 教学事務部副部長兼教務課長)

二松の働く人:中原敬二

二松学舎の歴史から感じる
アイデンティティー

 私は現在教務課に勤務しています。二松学舎大学の卒業生です。学生時代は柔道部に所属していました。日本武道館で試合時に大学名のゼッケンを付けて歩いていると、ご高齢の大会役員に呼び止められ「二松学舎は嘉納先生※が通った学校だからワシも行きたかったんだよ」と話が始まりました。試合前なので困惑しつつも誇らしかったことを覚えています。卒業後、入職し今年で28年、近年は同窓会の手伝いもしています。数年前、卒寿を超える大先輩に、戦前の学び舎の様子をお聞きする機会がありました。大学資料展示室の白黒写真でしか知らない伝説の先生方の生き生きとした日常を聞いていると、本学の歴史の流れの中に自分も存在しているという不思議な感覚が湧き上がり、歴史を知ることはアイデンティティーを見出す手段にもなり得るのだと感じました。

※嘉納治五郎(講道館柔道の創始者)

二松の働く人:中原敬二:私の愛用品

ストレッチボール&フィットネスチューブ 運動不足を嘆いていたら家族がプレゼントしてくれました。ストレス社会を生きるために、暇さえあれば、ボールマッサージで首や腰のコリをほぐしたり、チューブでインナーマッスルを鍛えたりしています。

學vol.63

広報誌 『學』アジアと世界の架け橋へ。