學vol.63

南村芽生さん/職業:千葉県流山市立南流山小学校 教諭

南村芽生さん/職業:千葉県流山市立南流山小学校 教諭

2014年3月 二松学舎大学附属柏中学校 卒業/2017年3月 二松学舎大学附属柏高等学校 卒業/2021年3月 二松学舎大学 文学部国文学科 卒業/2021年4月 流山市立南流山小学校 勤務/5人姉妹の長女。4人の妹も全員、二松学舎卒業及び在籍。

教える喜び

 この文章を書いている頃、多くの新入生たちが当店を訪問していました。毎年恒例となるこの「神保町巡り」で触れ合う新入生たちの、なんとフレッシュなことか。初心に帰らせてくれます。

 私は大学入学時より、小学校教諭になることを目指していました。5人姉妹の長女であるため、小さい頃から妹の面倒を見る機会が多く、よく勉強を教えていました。教えていく中で、理解してもらえる喜びと、教える楽しさを知り、子どもの成長を近くで見る事ができる学校の教員になりたいと思うようになりました。そのため、千葉県教育委員会が主催している、将来教員を目指す学生を対象とした「ちば!教職たまごプロジェクト」に参加しました。研修を通して現場でしか学ぶことのできない実践的な体験をさせていただきました。この体験で学ばせていただいたことが、現在の学校教育活動の中で役に立つことが多く、とても貴重な体験だったと思います。また、二松学舎大学では「小学校教員養成特別プログラム」を受講することで、小学校の教員免許も取得できるので、卒業と同時に小学校教諭二種免許状を取得しました。大学の勉強と特別プログラム受講との両立を成し遂げるには大変なことも沢山ありましたが、家族、友達、先生方の支えがあり、乗り越えることができました。

 現在、千葉県流山市で小学校教諭をしています。小学校での過程は発達段階に応じて、人格の形成、自我が芽生え始める大事な時期です。相互理解や信頼関係を構築するためには、日頃から子どもたちとコミュニケーションを積極的に図ることが大切であり、クラスの子どもたち全員と一日一言でも会話ができるように心がけています。教師という職業は本当に大変であると改めて感じると同時に、子どもたちの成長に携わることができる素晴らしい職業であると実感しています。

頑張っています、卒業生。南村芽生さん/職業:千葉県流山市立南流山小学校 教諭

担任を受け持っているクラスの教室

學vol.63

広報誌 『學』アジアと世界の架け橋へ。