學vol.61

二松学舎のSDGs vol.0

二松学舎のSDGs vol.0

次号から連載が始まります

 二松学舎では、SDGs (持続可能な開発目標)に関わる活動を推進しています。次号から、法人、大学及び各附属校での取り組みを紹介していきます。

「学び」が作る持続可能な世界

 二松学舎の建学の精神である「己ヲ修メ人ヲ治メ一世ニ有用ナル人物ヲ養成ス」とは、まずは自分がきちんと学問で身を修めてから、はじめて人を治めること、そして社会に貢献する人材を養成することができるということを述べています。SDGsという言葉を耳にして、自分たちに何ができるだろうと考えたこともあるかもしれません。その問いかけに答えを出すにはまずは知ることから始まります。世界では今何が起きているのか、どんな地域で、どんな問題に苦しんでいる人がいるのか。そしてそれが、私たちの生活、私たち自身とどう関わっているのか。気候変動も貧困もジェンダー問題も、遠い国のことではありません。私たちの手で、私たちの未来を作るために、共に学び、共に行動しましょう。

SDGsは、世界中のみんなで協力してゴールを目指す

 2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2030年までの国際目標として設定された、世界共通の17のゴールです。「わたしたちはどんな未来を望むのか」、「貧困、不平等・格差、気候変動による影響などの問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるためにはどうすれば良いのか」について、世界中のさまざまな立場の多くの人が真剣に考えました。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組むべき共通の課題として、地域社会や企業、学校などにおいて、一人ひとりが協力してゴールを目指すことが求められています。二松学舎でも、「学校法人二松学舎 二松学舎大学 ガバナンス・コード」(※)において、法人・大学及び附属校一丸となりSDGsへ取り組むことを表明しています。

※大学の「ガバナンス・コード」とは、学生や保護者を中心としたステークホルダーに対する説明責任を果たすとともに、学校法人の運営方針や姿勢を主体的に点検し、私立大学の健全な成長と発展につなげるための行動規範。

 

學vol.61

広報誌 『學』アジアと世界の架け橋へ。