二松学舎大学文学部では、2021年９月から、浙江外国語学院とのオンライン交換留学プログラムを実施しています。これは、国内にいながら中国留学を体験できる特別なプログラムで、浙江外国語学院による中国語の授業をオンラインまたはオンデマンドで受講することにより浙江外国語学院の単位を取得することができます。
授業は、基本的には全て中国語で進み、現地にいる講師から受講生への質問や意見交換等も行われます。日本語を使う機会はほとんどなく、授業時間中は学生同士も中国語でのやり取りが中心です。
このプログラムは、文学部中国文学科の学生を主な対象としていますが、国文学科、都市文化デザイン学科の学生も参加可能。本学の教員による個別サポートもあり、中国語を効果的に学べる学習環境を整えています。
プログラムのここが魅力！
●国内にいながら、中国語教育の専門家の指導を受けることができます。
●海外大学の単位が取得できるため、就職活動時の自己アピール等にも効果的です。
●九段での開講（本年度に限り）のため、1、2年次の必修科目も並行して受講でき（中国文学科）、無理なく４年間での卒業が可能です。
浙江外国語学院（Zhejiang International Studies University）中国南東部の浙江省に位置、1955年に設立。多言語・多分野・国際化を特徴として英語教育、日本語、国際経済及び貿易、観光管理等の専攻を展開する国際人材育成の大学。学生数は約1万人。海外30ヵ国80以上の大学と提携している。
受講生の声
竹内琴音さん（文学部中国文学科２年次生）
授業は全て中国語なので、最初は大変でしたが、２か月を過ぎた頃から段々と内容が理解できるようになってきました。担当してくれている講師の先生方は皆さんとても優しく、わからなくなると授業を止めてフォローしてくださいます。読む・話す・聞く・書くを網羅したプログラムなので、バランスよく力がついていることを実感しています。
日髙弘喜さん（文学部国文学科２年次生）
高校生の頃に出会った台湾の友達がきっかけで中国語に興味を持ちました。このプログラムでは日本語が全く使えないので大変ですが、少人数ということもあり、特にスピーキングの力がかなり鍛えられていると思います。日中の言語を比較するゼミに入り、ゆくゆくはその学びを活かせる仕事に就きたいです。
二松学舎大学では約3週間の短期海外語学研修や半年から１年間の派遣留学を実施しています。研修・留学先は、英語圏・中国語圏・韓国語圏はじめ他言語圏と充実しており、英国、カナダ、オーストラリア、中国や韓国のほかイタリア、フランスなども。休学なしで学べる単位認定制度や奨学金などの助成制度も充実。世界屈指の大学で学び、自分の可能性を広げましょう！
●派遣留学してここが良かった！
この留学での一年は、今までの人生で、どの一年よりも濃密で大切な時間となりました。留学前の自分に、一番にありがとうと伝えたいです。教職課程や資格コースも取っていて多忙でしたが、そこで諦めず、妥協せず突き進む決心をした自分に感謝しています。
私が留学した英国のバッキンガム大学は、少人数での授業が特徴的です。そのため発言の機会が多く、最初は授業についていくのがやっとでしたが、その分サポートが手厚く、安心して授業に臨むことができました。授業では、イギリスの歴史や国際関係など幅広い分野を学ぶことができたと同時に、英語で何かを学ぶことで、実用的な英語力も鍛えられたと感じています。また、学生主体で進む授業が多いため、自分の意見をまとめて発信する力が身についたことも大きな収穫です。
バッキンガム大学の自然に囲まれた静かで綺麗なキャンパスは、国際色豊かで、世界中から集まった学生と友達になれます。キャンパス内で様々な動物に出会ったり、川沿いを散歩したり、東京では味わえない楽しさもありました。
現地で生の英語に触れ、現地の人と同じ空気を吸って生活することは、それだけで価値があります。問題を解決したときに得られる達成感は、日本での倍以上に感じました。そういう環境に自分の身をおいて何かにチャレンジすることは、誰もができるわけではない貴重な経験です。英語力を伸ばすためという理由ももちろん大事ですが、自分の限界を知ったり、自分の考えに改めて気が付いたり、人間として成長するためにも留学は絶好のチャンスだと思います。
世界一有名な横断歩道 Abbey Road を横断中
大学のスタッフさんとキャンパスにて
バッキンガム大学（英国）
1973年にサッチャー元首相の教育理念をもとに設立された英国唯一の私立大学。政府が行う学生満足度調査で過去3年1位に選出。2年間で学士号を取得できる革新的なプログラムを創設しており、英国伝統の赤レンガ校舎が並ぶ美しいキャンパスが魅力です。
