學vol.56

二松学舎とともに、先輩から君へ。エールを送ります!

二松学舎とともに、先輩から君へ。エールを送ります!

鈴木 誠也さん

鈴木誠也さん(2013年 二松学舎大学附属高等学校卒業)プロ野球選手。広島東洋カープ所属。2016年から2018年の3年連続リーグ優勝に大きく貢献。セ・リーグの外野手部門で「ゴールデングラブ賞」(2016年、2017年、2019年)、ベストナイン(2016~2019年)を受賞。第4回WBC日本代表、第2回WBSCプレミア12でも日本代表に選出され、世界一に貢献。大会MVPと大会ベストナインを受賞。

新型コロナウイルス感染拡大で、プロ野球の開幕が延期となりました。多くの方が我慢を強いられている中で、僕たちも思ったように練習は出来ていません。しかし一人一人がプロ野球選手として“やれることをやる”という意識の下、日々練習に励んでいます。まだまだ警戒しないといけない状況ではありますが、一日でも早く元気な姿をお届けできるよう、頑張っています。皆さんも自粛生活の疲れが出ているかと思いますが、こういう状況だからこそできることは何なのを考え、毎日を無駄なく過ごしてほしいと思います。共に頑張りましょう!

酒井道代さん

酒井道代さん(1992年 二松学舎大学附属沼南(現:柏)高等学校卒業/ラジオ・スポーツDJ、各種ナレーション、MC。高校時代のサッカー部マネージャー経験を活かし、Jリーグ開幕時から取材をスタート。JEF千葉スタジアムDJは今年で17年目。bayfmでのキャリアも23年。二松学舎大学附属柏高等学校創立40周年及び同校50周年・柏中学校10周年式典司会担当。

今、だからこその、君なりの一歩を

自らの行いを慎む……自粛期間。あまりにも突然始まって、それは思ったよりも長く、楽しみにしていた学校行事や、部活動での成果発揮の舞台も失われ、何をどうしたら良いのかもわからず、心が不安でいっぱいになってしまったのではないかと思います。
少し時間の過ぎた今だって、やり場のない切ない気持ちは残っていますよね。これは、先生や周りの大人の立場とも、絶対に違う想いだと思う。無性にしんどいけど、みんなまだ子どもだけど、でも、今こそ、あきらめず、前に進む術を自分で探すべきだと思う。
これまで生きてきた道、もらった思いやり、友と深めてきた絆、踏ん張って逃げずに立ち向かってきたことは、間違い無く、個々の力になっているから。
ただ過ぎていく日々の流れに合わせるのではなく、今の心と向き合い、今出せる答えを見つけ、こうなったら徹底的に前に進んでいって欲しいのです。
この気持ちを味わった君たちが起こす心や行動は、人を思いやり、きっと、多くの人と支え合える世の中を作っていく。
動き出すなら、今、だと思う。楽しみにしていた学校行事が出来ないのなら、仲間とアイデア出し合って、安全第一な面も含めきちんとプレゼンして、大人を納得させて、出来る範囲内での、これまでにはないオリジナルのフェスを開催しちゃえばいい!
この経験があって、今があると思える将来が、必ず来ると思う。あっという間に過ぎる日々。今、だからこその、君たちなりの一歩を踏み出せますように。

マシコタツロウさん

マシコタツロウさん(2000年 二松学舎大学国際政治経済学部国際政治経済学科卒業)作曲家、作詞家、シンガーソングライター。株式会社よしもとミュージックパブリッシング所属。「ハナミズキ」等多数のアーティストに楽曲を提供。ラジオパーソナリティーとして茨城放送にて毎週水曜3時間昼生ワイド番組、FMひたちにて月1回2時間音楽番組を担当中。茨城放送番組内の茨城弁コーナーが2016年日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞。

私たちは今、同じ時間を過ごしながらもそれぞれ違った立場、違った環境にいると思います。しかし、日常を取り戻したいという気持ちは、皆さん同じです。自分に誇りを持って、心も体も健康でいてください。そう祈っております。またいつか、笑顔で会いましょう。

竹田エリさん

竹田エリさん(1995年 二松学舎大学文学部国文学科卒業)/漫画家。『私立T女子学園』(集英社「週刊ヤングジャンプ」)にてデビュー。4コマ漫画を手掛ける。18歳おばあちゃん犬の飼い主。犬の漫画描くなら今かなと思っている。本誌『學』で「二松のマナビ」連載中。

今回のコロナ禍で何かを諦めざるを得なかった方は多いでしょう。行動の制限、イベント中止、経済的不安。立ち向かおうにも新型感染症に本当の意味で勝てるのはワクチン開発者くらいです。その他大勢はやり過ごすのが懸命。コロナにかからなくとも派生の経済ダメージは容赦なく直撃。頑張れば何とかなる問題でもなく、時代だから仕方ないという諦念。学生の皆さんにそんな思いをさせるのは辛いことです。数年後か十数年後か、ワクチンが開発されて「あの時は大変だった」「今ならコロナ何ともないのにね」と愚痴りながら思い出話ができる未来が来ることを願います。

チョーさん

チョーさん(1980年 二松学舎大学文学部国文学科卒業)俳優、声優、ナレーター、作詞家、作曲家。俳協所属。代表作に、声と操演で出演するEテレ・「いないいないばあ!」のワンワン、フジテレビ・アニメ「ONE PIECE」のブルックなど。2018年、第12回声優アワードにて富山敬賞を受賞。

もうダメだ!もうアカン!と思っていても、案外、まだパワーがあるもんです。それを続けていると、パワーは増えているもんです。あがいて、もがいて、あがいて、またあがいて、なりふり構わず生き続ける。み~んないっしょ。大丈夫。大丈夫だから。生きていれば、必ず、何かが生まれます。あっという間のちっぽけな人生だけど、君だけの、君しか創れない、君の為の世界が今、ここにあります。どう創ろうが、君の自由、勝手です。それを、でっかい宇宙が、ず~っと、見守ってくれてます。そして、最後に、やさしく、包んでくれるきっと!!その時まで、生き続けろ!!!大丈夫だから。

學vol.56

広報誌 『學』アジアと世界の架け橋へ。