留学・国際交流

留学体験記

本学の留学制度(短期海外語学研修および派遣留学)を利用して留学した先輩による体験記を紹介しています。

英語圏への留学

【英国・ケンブリッジ大学ホマートンカレッジ】
2018年度 夏期短期海外語学研修
国際政治経済学部2年 中村洋輝

●英国を研修先として選んだ理由

以前から海外留学に興味があり、大学入学当時から参加してみたいと思っていました。
また海外へ一度も行ったことがなかったので、外国の文化に触れることのできる貴重な経験ができると思いこのプログラムに参加することを決めました。
イギリスを研修先に選んだ理由は、「有名なケンブリッジ大学で英語を学ぶことができる」ことが一番の理由です。

●研修先の雰囲気

ケンブリッジ大学ホマートンカレッジに到着した時の一番の印象は、圧倒的な開放感でした。土地を広大に使い、ハリーポッターの世界に訪れたような感じです。大学内の建物もレンガ調で統一され、とてもおしゃれでした。先生やTA の方々はとても社交的で僕たち研修生を手厚く振舞ってくれました。

●学習の内容

学習内容は、基本的にあるテーマに対するディベートとプレゼンです。授業自体は午前と午後に分かれ、各3 時間の授業です。イギリスと日本の文化比較や、政治的分野、芸術分野等を学びました。先生はとても面白く、優しいです。何より真剣に向き合って授業を行ってくれたのでとても取り組みやすかったです。課題はプレゼンがあります。あるテーマについてプレゼンを作る感じです。毎日あるので忙しかったです。

●現地での生活の様子

一番の思い出はロンドンへ行ったことです。大英博物館やバッキンガム宮殿、ビックベンへ観光できたことは本当に良い思い出です。そして街の景観に圧倒されました。
しかし、イギリスでの生活は不便と感じることが多かったです。例えばシャワーに不具合があったり、24時間営業のお店なかったり、簡易キッチンが使えなかったりなど。日本の生活では当たり前であったことが、通用しないことが多かったです。

●今回の研修で得たこと

この研修で得たものは、スピーキング力とリスニング力です。強制的に英語を使わなくてはいけない状況下に置かれ、即座に理解し表現することを要求されるので、その点が一番伸びたと思います。しかし、自分の英語力のなさに改めて気がつかされる機会にもなりました。思ったように表現できないもどかしさ、相手に伝えられないことが一番辛かったです。何が自分に足りなくて、何をするべきなのかを気づかされた研修でした。これほどまでに英語を喋りたいと思ったことはないです。

【英国・バッキンガム大学】
2020年 春短期海外語学研修
文学部2年 二階堂千翼

●短期海外語学研修の参加を決めた理由

学生のうちに何か貴重な体験をしておきたいと考えており、そのひとつに留学がありました。英語力が求められる現代、英語を勉強する方法として、実際に英語が話される土地で生活することは深い学びが得られると思ったし、異文化を体験することで自分の価値観が変わり、これからの人生に何か繋げられるのではないかと考えた為です。国際交流センターに訪れ話を伺ったり、説明会に参加したりして、イギリスへの留学プログラムに魅力を感じた為、参加を決めました。

●研修先の雰囲気(キャンパスや先生たちの雰囲気、現地学生との交流等)

キャンパスは広大で自然が多く、パソコンやスクリーンなども揃っている設備の良いところでした。先生方は今回5名にお世話になりましたが、どの方もとても気さくで明るく、親切な印象です。授業は日本人学生だけなので、現地学生との交流はあまりありませんでしたが、時々現地学生が授業中にお話ししてくださることや、パーティー、ロンドンへの旅などで一緒に行動することもありました。

●学習の内容(授業内容、先生の印象、課題・自習の量等)

午前中はイギリスの地理や歴史などの講義を受けます。階級制度や王室についてなど日本と異なる文化について学べるのでとても興味深かったです。少し進むスピードが早かった為、苦労はしました。午後は英会話を学びました。日常生活で使えるようなフレーズから買い物時のフレーズまで、英語を話す練習がたくさんできました。授業ではひとりひとり指名されるので、自主性や積極性も養われたと感じます。課題は日常的に日記を書くことでしたが、楽しんでやれました。観光地への旅のプログラムが組まれている夜などは遅く帰宅する為こなすのが大変でしたが、よい経験になったと思います。

●現地での生活の様子

ロンドンに出かけたことも楽しかったです。様々なロックミュージシャンの聖地を訪れたり、イギリス最大のマーケットで買い物をしたり、紅茶の専門店に行ったりなど、とても充実した時間を過ごすことができました。ホームステイではホストファミリー以外の同居人と協力して掃除やお手伝いをすべきですが、そこに意見や性格の違いを感じることがありました。同じ家で生活する以上、合わないところがあると困ってしまいました。

●この留学でもっとも成長した点

語学力は伸びたと感じています。単純に英語を話すスキルが伸びたことや語彙が増えたことに加え、アメリカ英語でないイギリス英語の知識が増えました。片言の英語でも積極的に話すことで練習になるし、それによって自信もつくため、今までの外国語に対する難しさや自信の無さは少し減ったと思います。

中国語圏への留学

【中国・浙江工商大学】
2019年 春期短期海外語学研修
文学部3年 吉原千晶

●短期海外語学研修の参加を決めた理由

以前から参加したいと考えており、3年生の春休みを逃すと機会を逸してしまうと思ったため、参加しました。

●研修先の雰囲気(キャンパスや先生たちの雰囲気、現地学生との交流等)

キャンパスは建物が何棟もある他に広場や池・運動場・畑などもあり、広大な敷地でした。移動に時間がかかってしまう為、自転車や電気スクーターを使用している学生が多くいましたが、気分転換に友人と散歩する人の姿もあり、とても開放的でした。また、関係者以外の人も自由に入ることができる為、近所の子どもが遊んでいたり、老夫婦が散歩していたりと賑やかで公園のような雰囲気でした。
浙江工商大学の日本語学科の方々に、キャンパスの案内だけでなく、スーパーマーケットや有名なレストランに連れて行って頂きました。困ったことなどがあるとすぐに相談に乗って下さり、とても有難かったです。帰国した現在でも連絡をとっている友人が何人かいます。

●学習の内容(授業内容、先生の印象、課題・自習の量等)

非漢字圏の留学生と同じ授業を受けることもあり、語学学習には様々なアプローチがあることを体感しました。先生は熱心に授業をして下さり、とても分かりやすかったです。

●現地での生活の様子

杭州市の西湖や京杭大運河、紹興市の魯迅故居や蘭亭、また上海市の東方明珠塔など様々な場所へ行きました。私は白蛇伝説が好きなので、特に西湖や雷峰塔が思い出に残っています。西湖へは2度足を運びましたが、その日の天候や時間によって全く異なる印象で、飽きることのない景色でした。数多くの詩が残されている事にも頷けます。
杭州市は阿里巴巴のジャック・マー氏の出身地であり、Alipayが初めて導入された場所です。その為キャッシュレス化が驚くほど浸透していて、釣り銭不足で現金の支払いを断られたことがありました。留学中に目にした中国の若者はQRコード決済を利用していて、現金決済は全然見られませんでした。

●この留学でもっとも成長した点

憶することなく初対面の人と交流し、何事にも労力を惜しまずにチャレンジすることの大切さを学びました。

【台湾・中国文化大学】
2018年度 派遣留学
文学部4年 伊藤千晶

「留学に行ったからといって話せるようになるわけじゃないよ。」
これは私が入学して間もない1年生の時に先輩に言われた言葉でした。当時の私には、かなりの衝撃でしたが、いま思えば留学に対してまだフワッとしか考えていなかったなと思います。
わざわざ現地に行かなくても、中国人や台湾人の観光客や留学生がたくさんいるこの時代。「まだまだ日本でできることがある」と考え、自分の学習方法を一から見直し、大学3年生の時「中検2級、HSK5級に受かったら留学へ行こう!」と決め、交換留学制度にチャレンジしました。聞き取りもあやふやであまり話せないまま行くのと、少しはできるレベルで行くのとでは、同じ1年間の留学経験でも学べる事、出来る事が大いに違うと思ったからです。
審査会に合格し、2018年9月から台湾の中国文化大学で交換留学をスタートさせましたが、最初からすぐに思い通りの留学はできませんでした。初めての留学生活で、日々緊張の連続のため、どうしても最初は日本人同士でかたまってしまい、結局日本語を話していました。授業も他国の留学生達と受講しているので、曖昧な中国語でもなんとなくニュアンスで伝わることで妥協してしまう。そのような当初は、「台湾まで留学に来たのに、自分は何をしているのだろう。」と悩みました。
「このままでは流されて1年間が終わってしまう」という危機感を持つようになり、まずは積極的に本科生の授業に参加して、となりに座っている学生に話しかける努力をしました。そのうちに少しずつではありましたが、台湾人と交流する機会が増え、会話能力を向上させることができました。
冒頭の先輩の言葉を受けていたので、1年生の時から留学する前までの間、語学学習と並行して日本での空港アルバイトや外国人との交流会へ参加してネイティブと交流することを意識して実行していたことがこの時役に立ちました。完璧な中国語が話せなくても、まったく知らない現地の学生に話しかけることに抵抗はありませんでした。“日本でできることをしてから留学に行く”という選択は本当によかったなとこの時あらためて実感しました。
中国文化大学での前期はどちらかというと日本語学科、他国の留学生との交流が多かったのですが、後期は違う学科の学生との交流が増え、“友達の友達はみんな友達”という台湾人特有のスタイルから、出かけるたびにどんどん新しい人と知り合いました。様々な交流を通じて、台湾人のリアルな生活・風習を学ぶことができたと思います。それと同時に、日本語学科などの台湾人学生は、こちらが外国人ですので、わかりやすい表現やスピードで話してくれますが、その意識がない一般の人達との会話は本当に難しいものだと痛感しました。日本語学科の学生と話している時はお互いにお互いの言語を学んでいるからこそ分かり合える部分があったのだと気づくことができました。数人の台湾人同士で話しているとスピードも速く、時折台湾語から派生した言葉が混じっていたりしてついていくのに本当に大変で、今でもまだまだ分からないことがたくさんあります。台湾人の学生は、私が会話についていけなくても、「つまらなくない?」と心配してくれたり、旅行や台湾の文化施設などいろいろな所に連れて行ってくれたりしました。そのたびに台湾人の他人への気遣い優しさに触れることができました。
台湾人の学生達と交流する中で、最も印象に残っていることは、良い意味で“他人の目を気にしない”というところです。服装・メイク・髪型など、日本人は「外見の第1印象」の部分で多くを判断しがちですが、台湾人はみんな自由で自分のしたいようにしていました。もちろん社会に出ればそうも行かないと思いますが、今まで日本で生きてきて、そういう部分ばかりを気にしていた自分にとってはとても新鮮に映りました。服装がかなりラフだったり、あまりメイクしない女の子もたくさんいて、そういう文化に触れるうちに、何とも言えない心が軽くなったような感じを覚えました。
1年間の交換留学を終えて、語学の面ではまだまだ自分の満足いくところまで達成することができず、1年生の時に先輩に言われた言葉の意味がやっと分かりました。確かに聞き取る力はつきましたが、それにしっかりと的確に返答できるようになるのは本当に難しいことです。ただ語学だけを学びたくて留学したいと思うなら、現地に留学しなくても自分の努力次第で、留学経験者に近いレベルにいくことはできるかもしれません。留学には、言葉を学ぶこと以外のいろいろな収穫がありました。私自身、語学学習のほかに、特別な体験ができて、大切な友人に出会えて、この交換留学で得た経験は、一生の宝物になりました。
留学を認めてくれ支援してくれた両親や、留学前から留学期間中もお世話になりました先生や国際交流センターの人たちに感謝します。1年間、本当にありがとうございました。

韓国語圏への留学

【韓国・成均館大学校】
2018年度 派遣留学
文学部3年 小林千恵

●生活について

10か月の留学期間で2つの寄宿舎での生活を体験しました。どちらの寮も学校から徒歩圏内に位置しており通いやすさが抜群でした。その間に3人のルームメイトと出会い、最初のルームメイトは日本人でお互いすぐに打ち解けました。家に帰れば日本語で話せるという環境のおかげで留学初期もホームシックにならずに済みました。夏休みになるタイミングで引っ越しをしなければならず少し離れた寄宿舎に引っ越しをしました。そこは正規の学生用の寮であり勉強意識が高い成均館の学生たちとの暮らしは私に良い刺激を与えてくれました。そこで出会った中国人のルームメイト2人とは時に文化、価値観の違いからぶつかったこともあったがその都度話し合って今では親友と呼べる仲になりました。中国人学生との公用語は韓国語で、家でも韓国語漬けの生活を送ったことで韓国語の会話力が上がったように思います。1か月の生活費は学校から支給していただける奨学金の4万円であったが学校、寮の周辺は大学路と言うだけあって学生にやさしい価格で食事や衣服などを提供してくれる店が集まっておりお金に困る事はほぼ無かったです。また学校周辺は昌慶宮を始めとする朝鮮王朝時代の建造物が多く残っており休日時間がある日は頻繁に足を運び歴史を感じながら有意義な時間を送ることができました。

●語学堂について

語学堂初日の実力テストで私は4級からスタートすることが決まりました。留学前に二松学舎の学生は大抵が5級からスタートすると聞いていたため自分の出来の悪さに落ち込みましたが今思い返せば4級から始められたことで身についたことがとても多く良かったと思っています。語学堂での公用語はもちろん韓国語でイギリス、フランス、イタリアなど世界中から集まった友達たちと韓国語で話すという不思議な空間でした。そんな韓国語ネイティブが先生しかいない環境が私たちに話す勇気を与え皆が授業に積極的に参加しました。クラスはどの級も10数人程度であったため先生に質問や添削の依頼がしやすく先生のきめ細やかな指導を受け知らず知らずのうちに韓国語の実力が上がっていきました。私は4級からスタートしたため夏休みも日本に帰らずに語学堂に通いました。韓国語漬けの語学堂生活を6か月送り語学堂6級を卒業するころには韓国語を使うことへの恐れがなくなり、大学で正規授業を聞く自信をつけることができました。

●正規授業について

9月からは一般の学生と一緒に大学の正規授業を受講しました。語学堂の先生のやさしく明瞭な声とは違い大学の教授方の早口で専門用語に溢れた講義は慣れるまでに時間を要しました。毎授業ごとに教授に頼んで講義を録音させていただき家で何度も聞き直しました。そんなことをしていたら中間試験が終わるころにはほとんどが聞き取れるようになり耳の慣れを感じました。また留学生ということで授業中に教授から日本について質問されることが多かった。それがきっかけで日本についても今まで以上に関心を持つようになりました。韓国の大学はほとんどの授業で課題、発表、チームプロジェクトが課せられます。そのため毎日何かしらの期限に追われて正直辛く思ったこともあったが周りの勉強熱心な人が集まる環境にあと押しされて最後までやりきることができました。受講した科目はどれも興味深いものであったが特に「統一問題の理解」は南韓と北韓が再び歩み寄りつつあった2018年に受講し両国間を取り巻く環境について深く知り考える機会を得たことはとても意味深かったと思います。

●成果、成長

10か月間の留学を通して語学力が向上したことはもちろん、他の部分でも大きく成長できたように思います。語学力については10月に受けたTOPIC試験で最上級の6級を取得することができました。語学堂での授業がすべてそのままTOPIC対策になったため特に準備などせずに合格することができました。試験結果がすべてではないが6級合格により自信をつけたように思います。また家族や友達がいない韓国での生活は私を積極的にするとともに精神的な自立を促しました。また自分が置かれている環境がとても恵まれていることに気づきすべてに感謝の気持ちが溢れました。韓国で生活をしていると様々な場面で日韓間の葛藤に直面しました。友達から日帝時代のことについて尋ねられたり、授業で竹島問題についての日本人としての見解を求められたりする中で自分の無知さに気づき日韓関係、また日韓を取り巻く世界情勢に関心をもって積極的に調べるようになりました。韓国語を学んでいる日本人としてこれからもその部分について責任をもって学んでいくつもりです。最後に私に成長の機会をくださりサポートしてくださった二松学舎の教職員の皆様、日本からずっと応援してくれた両親、そして韓国で出会ったすべての方々に感謝申し上げます。

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