文学部 中国文学科の名称変更に関するお知らせ
二松学舎大学では、2025年(令和7年)4月1日より、文学部 中国文学科の名称を以下の通り変更いたします。
1.学科名称変更について(文部科学省届出済み)
中国文学科 → 国際日本・中国学科
2.変更の時期
2025年4月1日
3.その他
この変更は、2025年度に在籍する同学科の在学生についても適用します。
なお学科名は変更されますが、本学科の目的や養成する人材像、教育課程、教員組織、取得資格、3つのポリシー(アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー)並びに授与する学位である学士(文学)に変更はありません。
中国文学科の名称変更に関して
現代の日本社会は、経済の大きな変化、世界各地でのテロや紛争など、世界の動きと避けがたく連動し、また相互性を持ちながら激動しています。いま、日本社会という枠内にとどまらず、世界とどのように向き合うのかが、切実に問われています。
しかし、戦乱をも含む文化の交流・衝突は、古代より途切れることなく続いてきたものでもあります。日本と隣国である中国・朝鮮、そして更に東アジアという大きな視座から、来し方を振り返ることは、次の未来、21世紀以降の世界とその文化を考えることに繋がることとなります。学科名称は変わっても、これまでどおり、広く東アジアの文化を見つめ直すことで、世界に通じる人材を育てることを目指します。
二松学舎大学文学部中国文学科のカリキュラムは、中国文学だけでなく、東アジアの言語、比較文学文化、中国古典学、日本漢学、書芸術、日本学などを対象としています。また、従来からの選択科目群にあった「東アジアの文化と社会」や「国際日本学」の領域においては、これからも充実した学びが期待できます。
これらの学問の領域を学科名称に反映したのが「国際日本・中国学科」という名称です。
本学科の原点は、私塾として始まった漢学塾「二松学舎」です。その後、漢学塾から中国文学科へと二松学舎の学問を受け継いできました。そして更にいま21世紀には、国際日本・中国学科として、その知の伝統は継承されます。これからのグローバル化社会で活躍する人材育成を目標として、日本の文化が大きな影響を受けた中国古典、その日本的な受容と展開、そして近代化のなかでの日本と中国、さらには東アジアの文化と社会を学ぶ学科です。
二松学舎大学
学長 佐藤 晋