本学文学研究科所属の院生が全国大学国語国文学会で研究発表奨励賞を受賞
2025年6月28・29日に本学九段キャンパス3号館で行われた全国大学国語国文学会第131回大会にて、本学大学院文学研究科博士前期課程国文学専攻2年の嶋村健児(しまむらたける)さんが研究発表奨励賞を受賞しました。
この学会は、各大学の国語国文学会相互の連絡をはかり、各大学における国語国文学に関する研究成果の共有と研究促進に貢献するために1956(昭和31)年に設立された学会で、日本語学、日本文学、日本語教育、日本の言語文化の教育・研究に携わる人が集う学会です。
嶋村さんは、『平家物語』で平清盛により太政大臣を解任され、尾張国へ流罪となった琵琶の名手・藤原師長に対して、漢詩「琵琶引」の白居易、『源氏物語』須磨・明石巻の光源氏を連想させる重層的な描写とその意義を、物語の他の場面や他作品との表現の比較により明らかにした研究成果を発表。今大会に参加した若手研究者の中で最も高い評価を受けた研究発表に対して授与される研究発表奨励賞を受賞しました。

