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作家 大西巨人自筆資料公開記者会見を実施しました

 二松学舎大学では、『神聖喜劇』で知られる作家・大西巨人について、昨年遺族から寄託された自筆資料等をもとに、調査研究を進めています。
 これを受けて、1月28日、現在までに明らかになった調査結果などをまじえ、寄託された資料の一部をメディアに公開しました。
 記者発表には、江藤茂博学長、押野洋附属図書館長、山口直孝文学部教授が出席。研究を中心となって進めている山口教授が資料の説明を行いました。公表した資料は、『神聖喜劇』の自筆原稿、同作品の成立過程が見てとれるメモや書簡などの資料のほか、作家としての当時の心情がわかるメモ、未公開作品の原稿、文壇関係者や編集者からの手紙など多数。
 山口教授は、今わかっていることはほんの一部にすぎないとし、今後本格的に整理作業を行い、調査研究を進めていきたいと語りました。
 また、これらの資料は通常2018年に新しく開設した附属図書館資料センターで保管(非公開)されていますが、2月から3月にかけて、その一部を企画展として一般公開します。皆さまのご来場をお待ちしております。(企画展の詳細は以下の通り)

【企画展の詳細】
 「作家・大西巨人―「全力的な精進」の軌跡」

会  場①二松学舎大学 九段1号館 地下3階大学資料展示室
②東京古書会館 2階情報コーナー
会  期①2020年2月4日(火)~3月14日(土) 10:00~16:00
②2020年2月21日(金)~3月14日(土) 10:00~17:00
※東京古書会館での最終日は15時までです。
 【閉室日】日曜・祝日、及び3月9日(月)
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記者発表の様子
(左から:山口教授、江藤学長、押野図書館長)
説明する山口教授
公開した資料の数々