二松学舎大学 受験生サイト

歴史文化学科 日本史専攻

古代から近現代までの日本の歴史を探究する。

学びの特長

  • 史料を読めるようになる。

    古文書からオーラル・ヒストリーまで、読む・聞くための知識と技法を修得します。
    3年次からはゼミナールを中心に専門領域を深めます。

  • 歴史の現場を訪れる。

    フィールドワークを通して史料や伝承に触れ、想像力と行動力を養います。

  • 歴史学の考え方を身に付ける。

    論理的・系統的に思考し、他者に説得力をもって伝える力を培います。

学生に聞きました。あなたが学んだことは?

多角的な視点から歴史を学べる環境。
熱意ある社会科教諭を目指して

2年次生(取材時)

大橋 明花 さん (立正大学付属立正高等学校 出身)

(立正大学付属立正高等学校 出身)

多角的な視点から歴史を学べる環境。
熱意ある社会科教諭を目指して

「わたしの好きな授業」

キャンパスの立地を活かしたフィールドワークは二松学舎大学ならでは。
歴史の持つさまざまな一面や、それぞれの解釈に触れる。

特に好きなのは「九段学」です。九段キャンパスの周辺には、靖国神社や昭和館、千鳥ヶ淵戦没者墓苑など、歴史に関する施設が数多く存在します。その立地の良さを活かしたフィールドワーク形式の授業で、通常では入れない場所も案内していただけるのが特徴です。それぞれの施設では展示内容や表象が異なり、また、先生や他の学生の意見を聞きながら見て回るため、歴史に関する多様な解釈に触れ視野が広がりました。印象深いのは千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れたときのこと。現在でも敷地内の清掃や管理が続けられており、戦争の苛烈さを後世に伝えていく強い気持ちを感じました。

歴史に興味を持った
きっかけは何ですか。

中国人の父親と日本人の母親との間に生まれ、日常的に中国の歴史や文化に触れています。高校で日本史を学んでいた頃、中国の歴史教育について父と話したことがありました。そこで日本と中国では歴史、特に戦争に対する認識に違いがあると気付いたのをきっかけに、戦争の歴史に興味を持つようになったのです。大学では日本近現代の戦争史について学びたく、さまざまな大学教授の論文などを徹底的に調査。戦争史を専門とされている林 英一先生のもとで学び深めたいと思い、二松学舎大学に進学を決めました。

あなたが将来したいこと・
目指す職業は何ですか。

社会科教員を目指しています。中学、高校で出会った先生の熱意にあふれた姿が私の目標です。大学では、歴史の用語や年代を覚えるだけの授業とは違い、一つひとつの事象について深く掘り下げることで、それがなぜ起こったのか、違う道はあったのかなど、問題点や解決策を探していく力を身に付けました。学んだ知識や培った力を活かし、生徒たちに自分自身で考えることの重要性を伝えられる、そんな教員を目指しています。

先生が語る! 日本史の面白さ

キャンパスの立地を活かして
「歴史しましょう」!

九段キャンパス周辺は日本の戦争の記憶の貯蔵庫。
歩いて、見て、資料を手に取り、
考え、感じながら歴史を学んでほしい。

日本近現代史について研究

林 英一 准教授

日本近現代史を専門に研究しています。20歳の夏にインドネシア共和国で元残留日本兵に出会い、その語りに衝撃を受けました。以来、日本に帰国せず、アジア各地に離散した1万人と推定される残留日本兵の歴史と記憶を明らかにすべく、国内外で文献や映像資料の収集と聞き取りを重ねてきました。九段は日本の戦争の記憶の貯蔵庫です。歩いて、見て、さまざまな資料を手に取りながら、頭で考え、心で感じながら歴史を学んでほしいです。九段キャンパス周辺には靖国神社、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、昭和館、しょうけい館、九段会館テラスがあり、日本の戦争の記憶を受け継いでいます。そうした立地を活かした研究と教育を実践する”Kudan Studies”にあなたも参加してみませんか。

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