二松学舎大学 受験生サイト

2021年度には「専門ゼミナール」に印刷業界最大手企業の一つである凸版印刷株式会社の新規事業責任者を招聘し、実際の企業における新規事業での課題をお話し頂き、責任者や担当者は日々どのようなことに取り組んでいるかについて学びました。経営に関する知識を得ることはもちろん、実際の事業課題に対して解決策を考え、提案するという課題解決型の学習をふまえて、インターンシップを通じて事業現場に参画するのが「小久保欣哉ゼミナール」の特長です。

「小久保ゼミナール」での講義の流れ

  1. 【 事業責任者から学ぶ 】

    事業責任者からの講義で
    事業課題のテーマが示される。
    実際に企業で検討している事業や課題を事業責任者から直接かつ具体的にお話し頂き、経営現場と実際の業務についての理解を深めます。
  2. 【 グループワークをして、プレゼンする 】

    グループに分かれて、経営戦略の理論やフレームワークをもちいて、課題を分析しプレゼンする。
    提示された事業課題についての解決策を自分自身がその立場に立ったと仮定して考えます。チームで何度も議論し、分析を行い、報告資料をまとめ、事業責任者に向けて提案・プレゼンします。
  3. 【 実際の事業に参画する 】

    長期インターンシップにより
    事業現場に参画する。
    プレゼンが評価頂いた場合、長期インターンシップとして提案した内容を実際に事業現場として取り組ませて頂く機会を頂きます。担当教員(小久保教授)も実際の事業現場に参画し、ゼミ生に経営実務を教えます。小久保ゼミはコロナ禍でも学びを止めません。

最先端のリサーチ手法を学び、プレゼンにも挑戦。

毎年、リサーチとデータ活用でマーケティング支援を行う「マクロミル」との産学連携授業を行っている国際経営学科の小具龍史研究室。2021年度はハウス食品の手作りデザート製品を題材に、市場の動向を調査しました。ゼミ生たちはアンケートの作成から自分たちで行い、調査、分析、提案といった一連のプロセスを体験。その過程ではマクロミル社員からアドバイスも参考にして、授業で修得した実践的なスキルを使い、プロジェクトを進めていきます。

「小具ゼミナール」での講義の流れ

  1. 【 現場の技術を学ぶ 】

    マクロミル社員と実務家教員から 直接レクチャーを受ける。
    まずはマクロミルのシニアリサーチャーと実務家出身の小具教授によるレクチャー。マーケティングの最前線ではどんな手法を使っているのかを学びます。
  2. 【 ゼミ生自らアンケートを作成 】

    有効回答数を高めるため
    細かな設問にもこだわる。
    学生たちは2年次までに学んだ知識やゼミでの勉強の成果などを活用してアンケートを作成。答えやすさを重視して設問を考えます。
  3. 【 プレゼンに挑戦 】

    データから課題や解決策をまとめ
    企画担当者へ提案する。
    アンケート結果を分析し、データから導き出した課題や解決方法などをまとめ、実際に自分たちでハウス食品の担当者に提案を行います。

INTERVIEW

ブランド活性化戦略案の提案を通じて、
論理的思考の大切さを学びました。

この授業では、企画立案からデータ分析、提案までのプロセスを実践的に行います。私たちは、ハウス食品の既存商品ブランドを活性化させるため、新規顧客と需要の増加につながるデジタルコミュニケーション戦略のテーマに取り組みました。まず、自分たちで仮説を立て、その根拠となるアンケート調査を実施したのですが、調査結果との因果関係が成立していないと社員の方からご指摘があったのです。そこで、改めて調査結果に基づいた提案を行ったところ、論理的だと高く評価していただけました。プロの方からビジネス提案に必要なプロセスや知識を教えていただくので、毎回新たな発見や学びがあり、緊張感と楽しさを持って取り組めた授業です。

国際政治経済学部 国際経営学科4年次生(取材時)
水藤 依沙さん 二松学舎大学附属柏高等学校 出身

国際経営学科の実践的な学び 03

一流企業で働きながら実践的に学ぶ1年間のインターンシップ。

株式会社クロス・マーケティンググループでのインターンシップは国際経営学科の特色の一つ。1年という長期間をかけて、社会で即戦力となるための実務経験を積むことができる、貴重な学びの場です。

最先端のITソリューションによる、
調査・マーケティング会社。

パネルデータを活用したリサーチや解析ツールを提供するグループ企業。ネットリサーチを核とし、ITソリューションをからめたマーケティングソリューションサービスを拡大しています。

インターンシップのポイント

  1. Point 1 1年間かけてじっくり学べる

    ※掲載しているのは2022年度の予定であり、今後変更の可能性があります。
  2. Point 2 メンターが指導してくれる

    データサイエンティストの育成を考え、このインターンシップを導入しました。データのインプットやアウトプットの仕方等技術的なことを教えていきます。どんなことでも考えがあれば言ってみる気持ちでやってください。その気持ちが成長につながるはずです。
  3. Point 3 実際のプロジェクトで学べる

    国際経営学科の小久保ゼミ所属学生による自主企画で、新型コロナウイルス感染症影響下での大学生の生活実態や心情について明らかにすることを目的としたクロス・マーケティングとの協働プロジェクトです。学生自らアンケート項目を作成し、Web上で取得した500名を超える大学生のアンケート結果の統計解析を行いました。
    ※2021年度に実施した内容です。

INTERVIEW

会社の一員として働いたからこそ、
就職活動に活きる経験を得られました。

インターンシップで携わったのは、国内外の論文からデータを抜き出してエクセルでまとめたり、取引企業の調査資料をパワーポイントで作成したりといった業務です。仕事内容の説明や進捗など、社員の方とはウェブミーティングツールなどを使ってオンラインでやり取りを行うことが多く、新鮮でした。また、分からないことを質問すると的確なアドバイスをくださるので、それを実行することで自分の成長を実感でき、やりがいにもつながりました。実際にさまざまな仕事を任せていただけたからこそ分かった自分の得意な業務や、身に付けたビジネスシーンでのパソコンスキルの効率的な使い方などを就職活動でアピールしたいです。

国際政治経済学部 国際経営学科4年次生(取材時)
高崎 虹汰さん 埼玉県立所沢中央高等学校 出身