2021年度には「専門ゼミナール」に印刷業界最大手企業の一つである凸版印刷株式会社の新規事業責任者を招聘し、実際の企業における新規事業での課題をお話し頂き、責任者や担当者は日々どのようなことに取り組んでいるかについて学びました。経営に関する知識を得ることはもちろん、実際の事業課題に対して解決策を考え、提案するという課題解決型の学習をふまえて、インターンシップを通じて事業現場に参画するのが「小久保欣哉ゼミナール」の特長です。
毎年、リサーチとデータ活用でマーケティング支援を行う「マクロミル」との産学連携授業を行っている国際経営学科の小具龍史研究室。2021年度はハウス食品の手作りデザート製品を題材に、市場の動向を調査しました。ゼミ生たちはアンケートの作成から自分たちで行い、調査、分析、提案といった一連のプロセスを体験。その過程ではマクロミル社員からアドバイスも参考にして、授業で修得した実践的なスキルを使い、プロジェクトを進めていきます。
この授業では、企画立案からデータ分析、提案までのプロセスを実践的に行います。私たちは、ハウス食品の既存商品ブランドを活性化させるため、新規顧客と需要の増加につながるデジタルコミュニケーション戦略のテーマに取り組みました。まず、自分たちで仮説を立て、その根拠となるアンケート調査を実施したのですが、調査結果との因果関係が成立していないと社員の方からご指摘があったのです。そこで、改めて調査結果に基づいた提案を行ったところ、論理的だと高く評価していただけました。プロの方からビジネス提案に必要なプロセスや知識を教えていただくので、毎回新たな発見や学びがあり、緊張感と楽しさを持って取り組めた授業です。
株式会社クロス・マーケティンググループでのインターンシップは国際経営学科の特色の一つ。1年という長期間をかけて、社会で即戦力となるための実務経験を積むことができる、貴重な学びの場です。
パネルデータを活用したリサーチや解析ツールを提供するグループ企業。ネットリサーチを核とし、ITソリューションをからめたマーケティングソリューションサービスを拡大しています。
インターンシップで携わったのは、国内外の論文からデータを抜き出してエクセルでまとめたり、取引企業の調査資料をパワーポイントで作成したりといった業務です。仕事内容の説明や進捗など、社員の方とはウェブミーティングツールなどを使ってオンラインでやり取りを行うことが多く、新鮮でした。また、分からないことを質問すると的確なアドバイスをくださるので、それを実行することで自分の成長を実感でき、やりがいにもつながりました。実際にさまざまな仕事を任せていただけたからこそ分かった自分の得意な業務や、身に付けたビジネスシーンでのパソコンスキルの効率的な使い方などを就職活動でアピールしたいです。