日本に大きな影響を与えた中国の
文学・思想を理解する中国文学、
漢文を通じて
日本の学術を学ぶ日本漢学。
日本に大きな影響を与えた中国の
文学・思想を理解する中国文学、
漢文を通じて
日本の学術を学ぶ日本漢学。
「漢学塾」が原点の本学ならではの、さまざまな時代や分野を専門とする教員が学びをサポートします。
唐詩や「三国志演義」等の文学から、「論語」や諸子百家、朱子学、陽明学等の思想まで興味に応じて学べます。
漢学が日本の知識人にとって素養であった時代の著述に触れ、日本学としての漢学を理解します。
日本文化に影響を与えた中国文学を
理解し、グローバルな人材に。
中国文学、三国志について研究
伊藤 晋太郎 教授
三国志には歴史のイメージがあるかもしれませんが、私が取り組んでいるのは文学としての研究。特に14世紀頃の小説『三国志演義』と周辺作品を対象にしています。この研究を通して中国の多様な文学や文化に触れることができ、それは各時代における中国の思想や価値観を探ることにもつながります。日本の隣国でありビジネスでの結びつきの強い中国ですが、中国語を学ぶだけでは彼らと対等に渡り合うことはできません。背景にある文化や歴史、そして日本との関わりを知ることが、これからの社会で求められているのです。
林鵞峯『本朝一人一首』を用いて、演習形式で学ぶことで漢詩への理解を深める。また、読解のための工具書の的確な用い方や参考文献の利用法などを学び、漢字文献の正確な読解を目指す。
日中交流をテーマに、近世・近代日本における中国文学とその影響・受容を学ぶ。近世・近代の中国文学・日本文学について概説するとともに、関連する文学作品を読み進め、その影響や受容について理解を深める。
『詩経』『楚辞』の二大詩集の成立・編纂、解釈の歴史を学び、そこに集められた詩篇を読解する。中国文化の起源である古代という時期に、文学がどのように発生し展開したのかを理解するのが目的。
漢語普通話を二年以上学習した学生が対象。教材には新聞や雑誌また学術論文の「引言」など、やや高度な情報と語彙・語法を含んだ論説文を選び、シノロジー全般に関わる理解力を養成する。
学生自身が俳句をつくり、季語の奥深さを学び、俳句独特の修辞から伝統的な日本語表現の習得を目指す。また、学生自ら作句することで俳句(俳諧)や古典作品の理解や再認識につなげる。