国際政治経済学研究科では、国際的な視野に立ち、政治・経済・経営・法律の領域から世界経済を考察していきます。研究の中心となるのが、成長著しい東アジア。現代社会が抱える複雑で多岐にわたる問題に対応するため、幅広い学問領域を網羅する専門家と多彩なカリキュラムを用意。少人数による充実した授業と徹底的な個別研究指導により、広い国際的視野と実践的対応力を身につけた真の国際人を育成します。

変動激しい世界の動きを正確に理解する力を身につける

「国際政治専修」の狙いは、国際社会において次々と生起する紛争や政治的動乱といった重大事件の本質を見抜き、変化の激しい現代国際社会の中で、先見性に富んだ選択が行える力を育成することです。そのために、基礎科目として理論、歴史を中心に学び、応用科目として、東アジア、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、ロシアといった各地域情勢を学ぶ科目展開がなされています。また、国際法、安全保障、国際経済といった領域も学ぶことができます。ますますグローバル化していく世界に住むことになるわれわれは、もはや世界の隅々で起こっていることに無関心ではいられません。さらに、そのような世界各地で生じている出来事の原因、持続性、展望等に関する深い洞察なしに、今後の国のあり方、政策を組み立てることもできません。われわれは責任ある市民として、国際社会に対する正確な認識と的確な判断力を身につけ、自らの母国、さらには世界が正しい選択をし、誤った道に進むことがないようにリードする能力を備える必要があるのです。そのような力こそが、本専修で修得することができるものなのです。