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二松學舍大学卒業生名刺交換会<異業種交流会> 挨拶

 皆様こんにちは。本日はお忙しいところ、ようこそ卒業生名刺交換会にご参加くださいました。

 女性の学長で驚いていらっしゃる方も多いかと思いますが、私は昨年4月に学長に就任いたしました菅原でございます。私自身は国際政治経済学部所属の教員で、同学部が開設された翌年、平成4年に着任いたしましたので、二松学舎大学で教鞭をとって24年になります。現在は、文学部の磯教授、国際政治経済学部の髙野教授のお2人に副学長をお願いし、3人で大学運営を行っております。

 さて、明治10年に誕生した漢学塾二松學舍を前身としている本学は、来年、創立140周年を迎えます。昭和3年には、国語科教員の養成を目的とした専門学校を設置、戦後の昭和24年に新制大学に移行いたしました。専門学校の第1回生から数えて、現在まで両学部合わせて約2万8000名の卒業生を社会に送り出して参りました。

 本学には同窓会として松苓会がございます。松苓会と大学の共催で、10年ほど前から、ホームカミングデーを毎年開いております。また、文学部の長い歴史の中で、中学や高校の教員になられた卒業生が多く、卒業生教員に向けては地域ごとのネットワーク構築や、研究大会などさまざまな企画が実施されてきました。ただ今までは、本日のような名刺交換会というかたちの卒業生の集まりは開かれたことがありませんでした。

 本日、初めての試みとして卒業生の異業種交流会を開催することになりました。卒業生の皆様と大学とのネットワークをより強固なものにし、ビジネス界における卒業生同士の活発な交流の実現を願って企画されたものでございます。2月22日の時点で文学部卒業生73名、国際政治経済学部卒業生33名からご参加の申し込みがあり、本日飛び入りの方もいらっしゃいます。文学部の41回生、国際政治経済学部の1回生に始まり、両学部とも昨年3月に卒業された文学部83回生、国際政治経済学部21回生まで、年代的にもまた職種的にもバラエティに富んだ卒業生が集まってくださいました。合計100名以上の方のご参加を頂き、大変嬉しく思っております。

 ここで少し大学の現況をご報告いたします。ご存知のように、九段校舎は平成16年に建て替えられ、その後、柏から九段への集約が始まりました。平成24年に完全に九段に集約され、現在は約3000名の学生全員が九段で学んでおります。校舎も4号館まで完成いたしました。一方、柏校舎では体育などの授業を実施しているほか、クラブ活動や生涯教育の場として活用しております。

 現在、本学は1学年の定員が文学部400名、国際政治経済学部200 名で、全体としては小規模な大学です。昨今の18歳人口の減少に伴い、全国の私立大学の4割が定員割れを起こしているといわれる中で、本学はしっかり定員を確保しておりますし、また就職においても9割以上が就職を果たしています。今のところは安泰ですが、いつまでも安泰ということではありません。今後さらに18歳人口が減少していくことを踏まえて、また社会のニーズの変化に応えるかたちで、今年度、文学部では新学科の開設、国際政治経済学部も改組を検討し始めたところです。

 大学の今後の発展には、卒業生の皆様のご協力が必要となってまいります。卒業生の皆様には是非、ご理解とご支援をよろしくお願いしたいと思います。本日は異業種交流・情報交換だけではなく、大学の教員・職員も多数出席しておりますので、教職員との旧交も温めていただければ幸いです。

 簡単ではございますが、以上をもちまして私の開会のご挨拶とさせいただきます。

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