二松学舎創立150 周年記念募金(教育研究振興資金)
へのご協力のお願い

学校法人二松学舎 理事長 水戸英則

 二松学舎は、学祖中洲三島毅により、漢学の教授による人格の陶冶を目指し「漢学塾二松学舎」として創立され、2027年10月10日に創立150周年を迎えます。現在の二松学舎は、二松学舎大学と2つの附属高等学校(九段・柏)、及び附属柏中学校からなる学生生徒約5,300名を擁する学園に発展しております。このように、建学の理念を堅持しつつ、更に時代の要請にかなう「不易流行」の精神で教育事業を展開できておりますことは、偏に関係の皆様方のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

 さて、本学では2027(令和9)年10月の創立150周年時に、2040年の本学のあるべき姿として新たな⾧期ビジョン「N’2040Plan」を策定・公表する予定です。
 私学の経営環境は今、「N’2030 Plan」策定時の想定を超える激変期を迎えていますが、その要因は、2040年に進学者が現在の63万人から約45万人へと激減する「18歳人口の崖問題」と、「生成AI革命による社会・経済構造の根底からの変容」にあります。

 更に、国からは「文理融合教育の推進」や「学士課程・大学院教育の強化」が求められており、真の教育価値を提示できない大学は淘汰される時代が本格化してきております。
 このような環境変化は、本学創立者・三島中洲が「西洋化の奔流」の中で「東洋の精神」を力強く掲げた創立期と酷似していると思われますが、先人が激動の時代に確固たる精神の軸を打ち立てたように、我々もまた、AIという奔流の中で人間ならではの「共創知」を確かな軸として掲げるべきだと考えております。
 本学にとって、AIと協働し「共創知」を育む新たな教育体制の構築は、一朝一夕には成し得ない⾧期的な挑戦であるゆえに、生き残りをかけた議論を早急に開始することが不可欠であると認識しておりますが、AI時代において、本学が150年近く培ってきた「人間中心の教育」こそが、未来を勝ち抜くための最も強力かつ独自の戦略的資産であると確信しており、2040年の社会像(AIとの協働、個人の幸福<ウェルビーイング>、社会の持続可能性の重視)を見据え、新たな基本理念として「共創知によるウェルビーイングの涵養」を掲げ、新⾧期ビジョン「N’2040 Plan」をとりまとめていく所存でおります。

 「N’2040 Plan」に盛り込まれる具体的な事業の推進には財政基盤の充実が必要となりますが、学納金や補助金に頼るだけでは厳しいのが実情でございます。皆様におかれましては趣旨をご理解いただき、教育環境の整備・充実へのご支援を賜りたく、本募金にご協力頂けますよう、心よりお願い申し上げます。

学校法人 二松学舎 理事長 水戸英則

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