Making Report｜漱石アンドロイド　特設サイト

ここでは、“漱石アンドロイド”ができるまでの過程を、画像とともに紹介していきます。
どのような工程を経て、“漱石アンドロイド”は出来上がっていったのでしょうか。

2016年

平成28年6月7日、二松学舎大学を会場に、漱石アンドロイド作成記者発表を実施しました。記者発表には、夏目漱石のお孫さんにあたる夏目房之介氏、大阪大学石黒浩教授にもご参加いただき、今回のプロジェクトの趣旨や展望を語っていただきました。

平成28年6月6日、都内スタジオで、「漱石アンドロイド」の“顔”を作り上げるため夏目漱石の「デスマスク」（朝日新聞社所蔵）の3Dスキャン作業を実施しました。

平成28年6月、都内スタジオで夏目漱石のご子孫である夏目房之介氏の声を収録し、漱石アンドロイドの人工音声を創作しました。

モノクロ写真からはわからない漱石の衣服の色や生地。そこで、早稲田大学理工学術院石川研究室にAIによる漱石のモノクロ写真のカラ―化を依頼しました。

再生は難しいという、漱石の声が録音された「蝋管」。再生作業を試みたことのある元千葉工業大学教授の鈴木英男氏をお招きし、勉強会を行いました。

漱石の足跡を巡る調査として、教員や学生がフィールドワークを実施。「蝋管」の残る広島県安芸太田町や漱石のフロックコートなどを保管している「博物館明治村」を訪れました。

漱石アンドロイドも完成間近。学内関係者や夏目房之介氏、石黒浩教授にもお集まりいただき、最後の検収作業を行いました。

いよいよ完成した漱石アンドロイド。12月に完成披露記者会見を実施しました。当日は、マスコミ関係者の方に多くお集まりいただきました。漱石アンドロイドは『夢十夜』の朗読等を行いました。