
- 卒業生
- 蜂須 菜乃香さん
文学部
国文学科 国文学専攻
2023年卒業
(埼玉県立坂戸高等学校出身)
埼玉県立熊谷西高等学校
文学の魅力と豊かな想像力を伝え、
生徒の「居場所」を作れる教員へ。
今の仕事生徒に文学の面白さを伝え、AI時代を生き抜くための国語力と想像力を育む
埼玉県立熊谷西高等学校で国語科教諭として勤務し、3年生の担任とダンス部の顧問を務めています。日々の業務で大切にしているのは、生徒一人ひとりの些細な変化や成長を見守り、寄り添うことです。進学校である本校では、古典文法などの確かな知識を定着させることも大切ですが、それだけにとどまらず、生徒自身が作品を深く味わえるような言語活動を重視しています。具体的には、書く力を身につけられるように記述式のワークシートを課して丁寧に添削を行ったり、大学時代の司書課程での学びを活かし、国会図書館のデジタルアーカイブを活用して古典作品の挿絵を見て文章理解を深めたりと、文学の面白さを伝える工夫を凝らしています。近年は生成AIの利用が日常化していますが、二松学舎大学で学んだ「AIに代替できないのは人間の想像力である」ということを胸に、生徒たちがこれからの社会を生き抜くための基盤となる国語力や思考力を、教室でしっかりと育んでいきたいと考えています。
学生時代国語科教員養成特別コースで培った、臨機応変な現場対応力
高校時代に文学作品に触れて心が救われた経験から国語科教員を志し、二松学舎大学に入学しました。「グローバル化が進む現在だからこそ、言葉の力を磨き日本を見つめる」という大学の確固たる教育理念は、私の目指す方向と深く重なるものでした。在学中で特に成長を実感したのは、「国語科教員養成特別コース」での経験です。3年次には近隣の中学校で1年間にわたり週1回の実務研修を行いましたが、この研修では自ら課題を見つけて動く主体性が求められました。多様な教科の授業を見学し、休み時間には積極的に生徒とコミュニケーションを図る中で、教育現場で必要とされる臨機応変な対応力や、生徒に寄り添う姿勢を実践的に学ぶことができました。コロナ禍で制限の多い時期でしたが、熱心な先生方や大学の職員の方々の親身なサポートを受けながら、現在の教員生活を支える確かな基盤を築くことができたと思います。
これから自己研鑽を続け、生徒が何でも気軽に相談できる身近な教員でありたい
私にとって学校は、自分の居場所であり、先生が些細な頑張りを褒めて認めてくれる場でした。学校、友人、そして先生の存在に救われてきたという思いがあります。だからこそ、今度は私が生徒たちにとって安心できる「居場所」を作りたいと考えています。生徒が悩んだり苦しんだりしている時に、何でも気軽に打ち明けられるようなフラットで話しやすい教員でありたいです。そのためにも、私自身が常に学び続けることが不可欠だと考えています。現在は埼玉県の国語科研究会で他校の先生方と授業について意見を交わしたり、自主的に教育相談やカウンセリングの研修に参加したりと、生徒への理解を深めるための自己研鑽に励んでいます。まずは現在の勤務校で、目の前の生徒たちに最大限の愛情を注ぎたいです。そして、多様な学校で生徒と触れ合い、経験を積んだ上で、いずれは私が教育の道を志すきっかけを与えてくれた母校に戻り、恩返しとして教鞭を執ることが、最終的な目標です。

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- 7:55~8:20出勤/朝学習の見守り
- 8:25~8:40職員朝会、学年打ち合わせ、クラスで朝SHR
- 8:45~12:55授業、教材研究、事務作業
- 12:55~13:40昼休み
- 13:40~16:00授業、事務作業、クラスで帰りSHR・清掃
- 16:05~19:00ダンス部指導
- 19:00〜教材研究、事務作業/退勤

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山口 直孝 教授(文学部 国文学科)
蜂須さんは、入学時から読書好きの学生でした。授業前に教室で読書をする姿が記憶に残っています。日本近代文学を専攻、卒業研究では、又吉直樹を取り上げ、お笑いと文学との関係を論じました。ことばの力を伝える国語教師は、天職と言えるでしょう。生徒ひとりひとりの個性に寄り添い、可能性を引き出す活動に期待しています。













