NISHOGAKUSHA FUTUTE MAP

INTERVIEW

卒業生
佐藤 由佳さん

文学部
中国文学科 韓国語専攻
(現:国際日本・中国学科)
2016年卒業
(東京都立小平南高等学校出身)

積水化学工業株式会社

留学や就活で視野が広がり、
手に入れたのは自分を信じて進む力。

今の仕事子会社の営業から本社広報へ。経験を糧に、チャレンジを続ける

大学卒業後に入社した積水マテリアルソリューションズでは、営業や企画開発職を経て、新設されたデジタルセールス部でWebマーケティングを任されました。それまで足で稼ぐスタイルだった営業現場に、Webの積極的活用によって見込み客の絞り込みなど大幅な効率化をもたらし、その実績が認められて業績貢献賞をいただきました。小さな部署でしたが、Webマーケティング初心者の後輩を一から指導し、今はリーダーとして活躍してくれていることも、私にとって嬉しい実績のひとつです。その後、積水化学グループの魅力とその幅広い事業分野を、もっと社会的評価につなげたいという思いが高まり、希望して本社広報グループへ異動。現在は、広告や協賛案件、弊社所属のスポーツ選手の起用案件、SNSの運用やコーポレートサイトの改善強化などを行っています。特にコーポレートサイトについては、私のマテリアルソリューションズでの人脈もあり、本社と子会社間で定期的なミーティングを実施。シームレスな意見の吸い上げや、スピード感ある課題解決など、より良い環境づくりと効率化につながっていると感じています。

学生時代スキルやノウハウはもちろん、迷う気持ちもキャリアセンターが受け止めてくれた

韓国留学から帰った大学3年の12月。出遅れていた就活をキャリアセンターに相談し、担当してくださったカウンセラーには本当にお世話になりました。自己分析や面接練習、それに何より、学生の考えを決して否定せずフラットに向き合ってくださる姿勢に救われました。特に覚えているのは、1社内定が出た後、就活を止めかけていた私に「新卒の切符は大事だよ」と言ってくださったこと。100%納得していない私の気持ちに気づかれたのだと思います。履歴書に「プロレスが好き」と書いたのも、自分の色を出したほうがいいよ、というアドバイスのおかげ。事前に社員構成や平均年齢を調べ、面接官の心をくすぐるような特徴をしのばせました。見事に面接で印象づけることができ、入社後「きみはあの韓国とプロレスの子だよね」と認知されていました(笑)。

これから留学を経て、多様な立場への想像力を持ち、自分に正直に

韓国語専攻があり長期留学もできることが、二松学舎大学を選んだ理由でした。韓国留学で得た最も大きな学びは、マイノリティとしての経験。日本にいると皆同じ価値観だと思いがちですが、自分がマイノリティの立場に立ち、他の留学生たちの苦労も目の当たりにして、文化や背景が違う人たちが抱える困難や、異なるバックグラウンドを持つ人たちに対する想像力が格段に増したのを感じます。また、波風を立てることを好まない日本社会でいやなことをやらざるを得ないとき、自分に嘘をつくのではなく、少し俯瞰して見方を変える、という術も身につきました。そんな、大学生活で手に入れた自分の「軸」を頼りに、将来は場所も時間も自由な暮らしができれば…この会社で、理想の働き方実現への夢を描いています。

ONE-DAY SCHEDULE

  • 9:00〜11:00出勤/スケジュール確認、広告代理店打ち合わせ
  • 11:00〜12:00メール対応
  • 12:00〜13:00社員食堂でランチ
  • 13:00〜14:00社内打ち合わせ
  • 14:00〜16:00広告物の確認、SNS投稿案作成、事務作業
  • 16:00〜17:30メディア収録立ち合い
  • 19:00退勤
MESSAGE - 教員からのメッセージ

塩田 今日子 教授(文学部 国文学科)

佐藤さんは学生時代からしっかりとした自分軸を持っていましたが、社会人になってますます頼もしくなりましたね。社会とぶつかったときに、自分に嘘をつかずに俯瞰して見ることができるのは本当に素晴らしいです。そうすれば社会のどんな激動も乗り切れるはずです。これからも自信を持ってますます自分を輝かせてください。

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