
- 卒業生
- 早川 惠太郎さん
国際政治経済学部
国際政治経済学科 国際政治専攻
2021年卒業
(東京都 二松学舎大学附属高等学校出身)
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
自分らしさを発揮できる環境で
学び、出会い、夢の実現へ。
今の仕事誰かの旅の役に立てることが、何よりの喜びとやりがいに
現在の職場は、東京方面から関西へのアクセスの拠点とも言えるJR新大阪駅です。関西最大級のターミナルで、お客様がスムーズに目的地に到着できるよう、改札口でのご案内・接客や切符売り場の業務を担当しています。旅行・移動中のお困りごとへのスムーズな対応や、急いでいるお客様に効率よく切符を販売できるように日々工夫を重ねていますが、そんな中、高齢のお客様の旅行ルートを一緒に考えて、後日お礼状をいただいたことがありました。「あの時、駅員さんによくしてもらったから」と同僚に託してくださった手紙が私の手元に巡ってきた時のなんともいえない嬉しい気持ちは忘れられませんね。前勤務地の静岡運輸区では、在来線の車掌業務も経験しました。もともと自分が旅行好きということもあり、多くの方の旅や移動の役に立てることはこの上ない喜びです。
学生時代少人数教育の中で、コミュニケーション能力が磨かれた
国際政治経済学部では、特に興味のあった近現代史を深く学ぶことができました。ささいに思える出来事や誰かの言動が、国際関係や政治、そして今につながる経済の流れを大きく変えることもあります。そんな歴史を左右するターニングポイントから、ダイナミズムが生まれていく様を紐解いていくのは楽しくもあり、日常的にも物事を大局的に捉える視点を得られたと思います。力を入れていたサークル活動でも、代表となってメンバーをまとめ、関係を調整していく役目を自然と担っていました。ある時、メンバーの一人が、他の夢を目指すためにサークルを離れたいと相談してきたことがあったのですが、むしろ応援したい気持ちになり一緒に情報収集も。道は違っても、夢を叶えたい思いは同じだと感じたのです。個々のコミュニケーションを大切にしながら全体を俯瞰しようとする姿勢は、組織で働くうえでもとても大事な部分なので、大学生活の中でその土台を作れたことはとてもよかったと思います。
これから子どもの頃の夢の実現と、新たな目標への挑戦
大学生活は、都心にありながら比較的落ち着いた環境で、勉学や自分の興味のあることに集中でき、まさにかけがえのないものでした。就活面においても、1年次からキャリアデザインの講義があり、その内容に刺激を受けてスイッチが入ったのを覚えています。キャリアセンターからの情報提供や充実した合同説明会など、さまざまなサポートもあり、気づけば小学校の卒業アルバムに書いた将来の夢の実現に向けて歩んでいる自分がいました。なんと、「JRの職員になっていろんなところで美味しいものを食べたい」と書いていたのです。いよいよこれから運転士の研修です。列車運転経験も積んで、将来的には、沿線エリアの地域振興や情報発信といった業務にも携わっていくことが今の目標です。

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- 8:10〜9:15出勤/全体点呼、前任者から引き継ぎ
- 9:15〜0:15改札口で案内・接客業務(休憩あり)
- 0:15〜1:00就寝準備
- 1:00〜5:50駅内の寝室にて就寝
- 6:30〜9:30改札口業務(休憩あり)
- 9:30退勤
※上記は泊まり勤務の場合のスケジュールです。

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手賀 裕輔 教授(国際政治経済学部 国際政治経済学科)
早川さんは、ゼミのメンバーと仲良く付き合う一方で、自分の目標に向かって一人で地道に努力を積み重ねていくことができる学生でした。ゼミの活動でも、相手の意見を丁寧に聞いて理解した上で、自分の意見をきちんと伝えていたことが印象に残っています。自分の夢の実現に向かってこれからも頑張ってほしいと思います。



