【日本漢学】日本漢学研究センター シンポジウム「転換期における東アジア文化交流と漢学」を開催しました

名 称 日本漢学研究センター シンポジウム  同時開催:漢学者記念館会議
日 時 2023年10月28日(土)9時30分~16時50分
会 場 二松学舎大学3号館4階3041教室 オンライン併用
テーマ 転換期における東アジア文化交流と漢学


 本シンポジウムは、漢学塾二松学舎出身で、中国大陸において通訳として30年以上にわたり活動した清宮宗親(1876~1936)の関係資料が本学に寄贈されたことを契機とし、19世紀末~20世紀初頭の転換期に東アジア諸地域においてみられた様々な文化的交流について、「漢学」に焦点を当てながら討論する場として企画、開催されました。また、当日は、オンラインによる漢学者記念館会議も同時開催されました。
 午前の部では、町泉寿郎日本漢学研究センター長の趣旨説明・大学資料展示室企画展の展示解説に続き、本学王宝平教授、関西大学陶徳民名誉教授、田山泰三英明高等学校教諭(本学卒業生)、宮崎市安井息軒記念館青山大介学芸員による日中文化交流と漢学者に関する講演、報告が行われました。
 午前の部終了後には、芦東山記念館・安積艮斎記念館・高梁市山田方谷記念館・咸宜園教育研究センター・宮崎市安井息軒記念館からお寄いただいた活動報告に基づくオンラインによる漢学者記念館会議、および大学資料展示室企画展「三島中洲と近代 其九 二松学舎に学び中国大陸で活動した人たち ―新収の清宮宗親資料から―」の見学が行われました。
 午後の部では、本学中村聡講師の報告に続き、本学大学院生3名による発表が行われ、その後の総合討論では、登壇者と来場した国内外の研究者との間で活発な議論が展開され、日中文化交流の歴史と今後の展望を考える上で大変有意義な機会となりました。

  • 町泉寿郎 日本漢学研究センター長による趣旨説明および展示解説
  • 総合司会の川邉雄大 日本文化大学教授
  • 王宝平 二松学舎大学教授による講演
  • 陶徳民 関西大学名誉教授による講演
  • 田山泰三 英明高等学校教諭による報告
  • 青山大介 宮崎市安井息軒記念館学芸員による報告
  • 漢学者記念館会議(オンライン)
  • 中村聡 二松学舎大学講師による報告
  • 王弘 二松学舎大学院生による発表
  • 張付梅 二松学舎大学院生による発表
  • 山形悠 二松学舎大学院生による発表
  • 総合討論
  • 記念撮影