140TH ANNIVERSARY PROJECT AT A GLANCE

140周年記念事業概要

平成29年10月10日、本学は創立140周年を迎えました。
これを記念して、次のような記念事業を策定いたしましたので、ここに公開いたします。

特別事業

長期ビジョン「N'2030 Plan」の策定・公表
18歳人口が今後2040年までの20年間に40万人以上急速に減少していく局面を迎え、2019年開校予定の「実践的な職業教育を行う新たな大学の設置」による競合校の増加、定員充足率の厳格化、東京23 区内私立大学の定員増抑制策、学校法人のガバナンスや情報公開の強化について私立学校法の改正を視野に入れた動きがみられる等、私立学校を取り巻く環境は激変しています。また、AI、Iotなどいわゆる第4次産業革命の進展が、我が国将来の働き方や経済・社会情勢を大きく変えていくとの予想も出てきています。
このような状況の激変と予測が極めて困難な時代において、本学の使命を今後とも永続的に果たし続けていくため、2030年に向けた本学全体の進むべき指針として「2030年型教育体制」の構築を目指した新長期ビジョン「N'2030 Plan」を策定し、創立140周年記念式典において公表いたしました。
参考リンク:
新長期ビジョン「N'2030 Plan」公表
N'2030 Plan~これからの140年を展望して~(PDF)
学部・学科改編
〔文学部〕
平成29年度に、文学部に都市文化デザイン学科を新設。平成30年度には、国文学科の定員を260人から300人に増員します。
参考リンク:文学部 都市文化デザイン学科
〔国際政治経済学部〕
平成30年度に、国際政治経済学部の国際政治経済学科の定員数を200人から160人とし、新たに入学定員80人の国際経営学科を新設。学部全体の定員増を行います。
参考リンク:国際政治経済学部 国際経営学科
附属高等学校 奨学金の拡充
平成30年度入試より、入学試験特待生制度を導入し、特待生、準特待生の人数を増加する等、奨学金を拡充いたします。
夏目漱石アンドロイドの作成
夏目房之介教授、大阪大学大学院石黒研究室、朝日新聞社協力のもと、本学で学んだ文豪・夏目漱石のアンドロイドを作成いたしました。今後は、大学等で講義を行う等、先駆的で新発想の試みに挑戦していきます。
参考リンク:漱石アンドロイド特設サイト
松の植樹
創立140周年を記念して『二松学舎』の由来となる二本の松を、九段2号館の前に植樹いたしました。
漢学塾二松学舎の再現
創立140周年を記念して、明治10年創立の漢学塾をミニチュアで再現しました。大学資料展示室にて公開中です。

記念式典・講演会

創立記念日にあたる平成29年10月10日(火)に、創立140周年記念式典ならびに講演会を挙行いたしました。
参考リンク:二松学舎創立140周年記念式典ならびに講演会を挙行しました

140周年記念募金

二松学舎大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校の全ての設置校において、より実践的な教育への転換、海外留学を含む国際交流活動の推進、奨学制度の一層の充実を始めとした学生の支援等の改革を更に進めるため、平成28年度、平成29年度の2カ年に渡り「創立140周年記念募金」を実施いたします。
参考リンク:記念募金案内

記念出版

明治10年からの大学ノート
創設から今日まで脈々と伝わっている二松学舎の精神を、幅広い世代の人々に伝えるために刊行した小史『明治10年からの大学ノート』に、最新情報を盛り込んだ改訂版を刊行いたします。
武士が活躍しはじめた、その頃のお話。
本学が所蔵している奈良絵本『保元物語』、『平治物語』は、現存しているものの中でも屈指の優品とされています。これまでは、本学文学部で、この奈良絵本について共同研究を行ってきましたが、身近にある優れた文化遺産を子供たちに伝えるため、素朴な絵をそのままに、奈良絵本の雰囲気を持つ絵本を制作・出版いたしました。
譯注春秋左傳正義
文学部中国文学科の学術成果発表の一環として『春秋左傳正義』の全注釈の順次刊行を行います。そのうち、第1巻、第2巻を創立140周年事業の一環として刊行いたします。
記念論文集
文学部、国際政治経済学部、東アジア学術総合研究所等で、創立140周年記念論文集を刊行いたしました。
基礎ゼミノート
導入教育である「基礎ゼミナール」において、全学統一的に使用するためのテキストを作成いたします。

記念イベント

オリジナルキャラクター公募
漢学塾二松学舎で学んだ文豪・夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』にちなんで、「ねこ」をモチーフとした本学オリジナルキャラクターのデザインおよび名称原案を、二松学舎大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校に在籍する学生、生徒、教職員を対象に募集し、公式キャラクター「ねこ松」が誕生いたしました。
参考リンク:二松学舎の公式キャラクタ-「ねこ松」が誕生しました。
二松学舎大学のお宝展
平成29年3月10日(金)から12日(日)、創立140周年記念事業の一環として制作された絵本『武士が活躍しはじめた、その頃のお話。』の出版を記念して、三省堂書店神保町本店8階展示スペースにおいて、「二松学舎大学のお宝展」を開催いたしました。講演会、本学が所蔵する奈良絵本や横溝正史関係資料などの貴重資料の展示、本学関係者の書籍・グッズ販売などを行いました。
参考リンク:「二松学舎大学のお宝展」 のご案内
また、同イベントの第二弾として、平成29年7月8日(土)から9日(日)には、三省堂書店池袋本店イベントスペースを会場に、親子で楽しめる奈良絵本のイベントと平曲(琵琶)上演を行いました。
参考リンク:「二松学舎の奈良絵本を現代に再生!―江戸時代の絵本を次代に贈る―」のご案内
大学資料展示室『夏目漱石展』
本学が所蔵する文豪・夏目漱石に関連する資料を、大学資料展示室において公開いたしました。
〔一般公開予定〕平成29年10月11日(水)~10月24日(火)※終了いたしました。
大学資料展示室『貴重資料公開』
本学が所蔵する貴重資料を、大学資料展示室において公開いたします。
参考リンク:二松学舎大学特別展のご案内
文芸コンクール
これまで『漢詩コンクール』を平成18年から通算11回開催してきましたが、140周年を迎える本年は、広く日本文化・文学の理解・振興に繋げることを目的として、『漢詩コンクール』を発展的に改編し、これまでの「漢詩」に、「書道」、「文芸書・書評」の部門を新たに加えた『文芸コンクール』として実施いたしました。
参考リンク:平成29年度二松学舎大学主催「全国学生・生徒文芸コンクール」入賞者発表
論語の学校
『論語の学校』は、平成17年から通算12回開催してきましたが、本年は140周年を記念して11月18日(土)に実施いたしました。
参考リンク:平成29年度 『論語』の学校 ―RONGO ACADEMIA―を開催しました
都市文化デザイン学科開設記念講演会
都市文化デザイン学科の開設を記念し、秋葉原に設置した「アキバラボ」において、新学科と結びつきのある実業界の方を講師に招いた、新学科の学生対象の講演会をリレー形式で行う予定です。
記念シンポジウム
創立140周年を記念した、SRF(私立大学戦略的基盤形成支援事業)関係シンポジウム、文学部シンポジウム、東アジア学術総合研究所シンポジウム等を企画しています。
参考リンク:二松学舎大学 文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(SRF)

創立140周年記念イベントについては「イベント」をご覧ください。

広報関係

140周年キャッチコピー及びロゴマーク設定
創立140周年のキャッチコピー及びロゴマークを設定いたしました。
参考リンク:事業コンセプト
特設サイト設置
創立140周年にあたり、本学の周年事業に対する考え方や事業内容、イベント等を広く公開するためにホームページに特設サイトを開設いたしました。
HPリニューアル
創立140周年にあたり、より見やすく、より分かりやすいホームページにリニューアルいたします。
校舎ラッピング及びライトアップ
創立140周年を記念して、九段1号館のラッピング、及び九段1号館・2号館のライトアップを実施いたしました。
オリジナルキャラクター記念撮影アプリ
二松学舎創立140周年を記念して、本学が「手に取るように分かる」スマートフォンアプリを開発しました。
オリジナルキャラクターのねこ松が最寄駅からの道案内をしたり、ねこ松とAR記念撮影等ができるアプリとなっています。
参考リンク:二松学舎案内アプリ誕生!!(オープンキャンパスにご来場のみなさまへ)
記念グッズ作成
140周年を記念し、本学で学んだ文豪・夏目漱石が描かれた千円札をモチーフとした『漱石タオル』を作成いたしました。二松学舎サービス株式会社において販売しています。
参考リンク:物品販売(二松学舎サービス株式会社HP)
また、寄付者向けのノベルティとして、オリジナルデザインの『VISAキャッシュ』を作成しています。
今後も、140周年記念の様々なオリジナルグッズを作成予定です。
140周年記念広報
その他、創立140周年を記念した様々な広報を展開していきます。

三島中洲墓参の会

本学創立者 三島中洲は、天保元年(1830年)12月9日に生まれ、大正8年(1919年)5月12日に逝去(90歳)し、本年は生誕187年、没後98年にあたります。5月12日を「中洲忌」と定め、翌13日に、静岡県御殿場にある「冨士霊園」への墓参を行いました。
参考リンク:
三島中洲忌墓参の会を実施しました
水戸英則理事長の140周年記念三島中洲碑墓参挨拶

二松学舎創立150周年史編纂

創立150周年に向けて、150周年史の編纂ワーキンググループを立ち上げ、10年計画で編纂を進めていきます。