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二松學舍新聞

タブロイド版
4ページ
年3回発行(5月、10月、1月)

二松學舍新聞 第68号 2016.1.20

1面

寒松一色千年別   学校法人二松學舍理事長 水戸 英則
「寒松一色千年別なり」
新年明けましておめでとうございます。
二松學舍は今年、創立139年目を迎えます。今後も、その松の青さを千年変わることなく保持していくため、教職員による、N'2020 Planに基づくアクションプランの不断の実行が、今年も求められるところです。
さて、私学経営を巡る環境は、年を追って厳しさを増しております。少子化の進展による18歳人口の減少、都心部での学生獲得競争の激化、加えて平成31年度スタート予定の「実践的な職業人を養成する大学構想」(専門学校、各種学校、専門高等学校が一定の条件下で大学に格上げになる構想)、さらに地方創生事業に伴う地方大学の優遇化措置など、諸方面からひしひしとその強まりをみせております。こうした中、本大学の志願者総数もここ2年度間、逐次減少傾向となっており、今年度入試から、WEB出願、奨学生選抜付き、併願割引等各施策を講じております。こうした対症療法に加え、教育の質的改善を通じた大学のブランド力の引き上げ、学部4年間で真の実力をつけるための教育の展開、また両学部での英語、中国語等語学力の強化やキャリア教育の徹底などの諸改革、両学部の学科改組など、根幹の諸改革を、併せ進めることが必須条件です。
次に両附属高等学校では、難関大学の合格者数の引上げ、語学教育の徹底、理数教育の強化などが必要です。また中学校では、本年度実施した数々の定員充足対策の効果を見守る段階にあります。
さて、来年10月には、本学は140周年を迎えます。「いままでの140年、これからの140年」を基本テーマとし、今一度、長期ビジョンで打ち立てた、本学の建学の精神とその教育・研究の基本方針を、再確認することとしております。すなわち、それは、学祖三島中洲が唱えた「東洋の精神による人格の陶冶」に基づき、人々の長い歴史、経験や英知が詰まった「古典」に重きを置き、その原点である「国語力」の習得を軸に据え、人間の考え方の根幹、本質を教え、「知行合一」の精神の下、「自ら判断し、行動する豊かな人間力」をつけることを目的とした教育の遂行であります。
今後もこの方針が、社会から評価され、必要とされるよう、教職員ともども研さんして参りたく、申年、新年のご挨拶といたします。
スピード感を持って教育改革を   二松學舍大学学長 菅原 淳子
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
新年を迎え、皆さまのご健勝とご多幸をお祈りいたします。
昨年4月に学長のガバナンスを強化する目的で学校教育法の改正が行われましたが、私はまさに改正された法律の下での最初の学長として出発致しました。2人の副学長によるサポートや、執行部による全学的会議体での協議によって、本学では学長のガバナンスを支えるための補佐機関がしっかり機能し始めていると思っております。学長のリーダーシップの下で戦略的に大学を運営できる体制が整いつつある中、今年はスピード感を持って教育改革を進めていかなくてはならないと考えています。
社会をめぐる環境が大きく変化する中で、社会のニーズに応えるためにも、教育の質向上のためにも教育改革が必要になっています。教育改革の中でも今日最も重視されているのが、アクティブ・ラーニング、すなわち学生の主体的な学びです。従来のような教員による知識伝達型の授業から、学生の能動的な学修への転換が求められています。本学では学生の主体的な学びをサポートするために、昨年、九段2号館を改修してラーニング・コモンズを設置いたしました。この学びの場を利用する学生数は、着実に増えています。実は、従来型の授業から能動的な学修への転換で問われているのは、教員の教育力でもあるのです。本学がアクティブ・ラーニングを組織的に進めていくためには、教員の教育力の向上を目指す全学的なFD活動が必須であり、今年はFD活動の強化・充実を図って参ります。
また、今年取り組むべき最重要課題は、文学部における新学科設置の問題です。今年は結論を出して、具体的な準備に入ることになります。その他、国際政治経済学部の改革、グローバル化への対応や地域社会への貢献も急務となっています。実践的な外国語教育の強化、地域のグローバル化への貢献、社会人の受け入れ、生涯学習機能の強化など、様々な課題に対してしっかり対応していく1年にしたいと思います。
N'2020 Plan キャンパス整備進む
大学九段1号館 改修完了
学校法人二松學舍では、二松學舍大学九段4号館建設に伴い、教育環境のさらなる充実と、より快適に学生生活を過ごせるキャンパスを目指し、N'2020 Plan「キャンパス整備計画」の一環として、九段1号館から3号館の改修工事を平成26年夏より着手。昨年11月の九段1号館3階の改修工事をもって完了した。
九段1号館3階は、教務課・学生支援課・入試課およびキャリアセンター、教職支援センターをワンフロアに集約し、各種届出、各種証明書の申し込みから、学業や生活のことなど、入学から卒業までさまざまなサポートを同一フロアで受けることができる。
便利で快適な学生生活を送るためのサービスを提供することのできるフロアが完成した。
附属高校野球部 合宿所改修
今春、柏キャンパスにある附属高校野球部の合宿所が、新しく生まれかわる。
2階建ての館内には、明るい色のテーブルや椅子が配された広々とした食堂兼ミーティングルーム、清潔なロッカールームや浴室などがあり、トレーニングルームも完備。合宿生活をしている選手たちが、さらに集中して勉強や練習に励むことのできる環境が整えられる。
完成は、今年3月の予定。附属高校野球部の今後ますますの活躍が期待される。
二松學舍大学文学部主催 夏目漱石没後百年特別企画「楽しい漱石」
今年3月、本学で学んだ夏目漱石の没後100年を記念し、二松學舍大学文学部主催のイベントが行われる。
文学部の増田裕美子教授が進行役を務め、ゲストに、俳優・タレントとして活躍中のいとうせいこう氏や小説家の奥泉光氏、俳優の青柳いづみ氏を迎え、2部構成で実施。
第1部では青柳氏による『夢十夜』の朗読、第2部では、いとう氏と奥泉氏による文芸漫談が行われる予定で、日本を代表する文豪・夏目漱石の新たな魅力が発見できる内容になりそうだ。
入場無料。事前申し込み制。
※詳細は次の通りです。皆さまのお越しをお待ちしております。(本学ホームページの情報もご覧ください)
日    時 3月12日(土) 13時~16時
場    所 二松學舍大学 九段1号館 地下2階 中洲記念講堂
プログラム 第1部 13時~14時
     「朗読『夢十夜』」 青柳いづみ氏
第2部 14時30分~16時
     「文芸漫談特別編 夏目漱石『行人』」 いとうせいこう氏×奥泉光氏

2面

新春のご挨拶   二松學舍大学附属高等学校長 松葉 幸男
明けましておめでとうございます。
校長として毎年度はじめに生徒に訴えてきたことは、「大きな声で挨拶をしよう」、次に「高め合う仲間づくり」、その次には「一人はみんなのため、みんなは一人のために」ということでした。そして本年度は、「チーム二松學舍」の一員であることを自覚しようと呼び掛けてきました。
そのような中、野球部が秋季大会では3年連続決勝まで進出し、「チーム二松學舍」を自覚して全校生徒が一丸となる試合を展開してくれました。1年生からは、これで二松學舍の一員になったと実感の声も聞こえてきました。
「チーム二松學舍」は部活動だけではなく、学習においても活かされています。3年生では、受験を目前にし、朝早く登校してクラスで勉強している生徒を多く見かけます。一人の生徒は、みんなが頑張るところを見ることができるから自分も頑張ることができると言っていました。
生徒一人一人が支え合うことで仲間意識を育みます。すべての生徒が二松學舍の看板を背負って、一人ぼっちで全国の高校生を相手に戦うのが大学受験です。その時、頼りになるのは自分一人です。しかしそんな時に「チーム二松學舍」を自覚して孤独の中でも、共に頑張ってきた仲間の存在が大きな支えとなって自分の夢を実現させていくことになると信じています。
更に本校の今年度の進化は英語教育の充実とICT化への準備が挙げられます。英語教育の充実として昨年8月よりALT(外国語指導助手)が1名加わりました。また28年度より希望生徒を募り、ニュージーランドでの語学研修を実施する準備をしております。ICT化への準備としては、今年度導入した電子黒板を活用し、校内ワイファイ化の拡充、教員のタブレット活用を推進する予定です。
こうした不断の進化に対しても我々教職員が「チーム二松學舍」として力を合わせて臨む所存であります。
海にむかえばあたらしい   二松學舍大学附属柏中学校・高等学校長 長谷川 成樹
海にむかえば
あたらしい
波に時代の
寄せる音
新年おめでとうございます。グローバルな時代の年のあしたにふさわしい、本校の校歌2番の出だしをご紹介します。作詞は二松學舍の卒業生・水木かおる先生。この「海」は手賀沼を指しますが、沼は手賀川から利根川を経て、やがて太平洋に至り世界の海に通じます。
太平洋というと、中洲先生の大洗での絶句の一節が思い浮かびます。
極目何辺是米洲
慨然忽発遠征志
この一節、海の向こうに新しい時代の到来、21世紀のグローバリゼーションを見はるかすかのようです。
先生は志について、「アメリカはよいところだと思ったら、アメリカへ行きたいという志がかならず生ずる。志は行いの初めになる」と後の講演(明治40年11月)で述べられました。中学校・高等学校では、生徒が志を持って海外研修に参加できるよう、大学の留学生との交流など、立志のプログラムの充実を図っています。
4年前に始めた高校2年生の台湾修学旅行では、2013年から桃園市にある新興高級中学を訪問し、3年連続して交流活動を行い、先方からも本校を訪問して交流を発展的に継続したい旨、協力協定締結の提案を受けています。
同校には併設のインターナショナルスクール(小・中学)もあり、今年は中学校での交流、特にグローバルコースの英語教育プログラムを検討します。協定締結は、「N’2020 Plan」アクションプランの課題の一つ「国際化への対応」において、英語圏の学校との協定や「国際交流が充実している」姿の実現に向かう布石となります。
3年前から夏休みに実施しているオーストラリア英語研修も、中・高合わせて希望者が50名を超え、内容や選択肢の充実、実施形態の検討が必要です。
今、柏キャンパスにはグローバルを始めとする新しい時代の寄せる波音が聞こえています。
関係の皆さまのますますのご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
附属高校 社会に広く目を向ける 租税教室 実施
12月2日、中山吉 旧字明麹町税務署長、酒井富雄麹町間税会会長が来校し、「税に関する高校生の作文」および「税の標語」の表彰式が附属高校で行われた。
例年、附属高校では3年生を対象に租税教室を実施。今年度も7月に、麹町税務署から講師を招き、「税の種類」や「身の回りの税」、「公共サービス」、「なぜ、税金を納めなければならないのか」などのテーマで講演が行われた。中でも、「なぜ、無料で公共サービスを受け、公共施設が利用できるのか」というような身近なテーマへの関心が高く、生徒たちの眼差しは真剣そのものであった。講演の他にも、資料や映像を通して、税金の必要性、重要性について学んだ生徒たち。卒業学年の3年生にとって、この租税教室は、社会に目を向ける契機となった。
その後、生徒たちは、租税教室で学んだことを踏まえ、夏休みの課題として「税に関する高校生の作文」や「税の標語」に取り組んだ。作文は国税庁に、標語は全国間税会総連合会に応募し、その中から秀作と認められた作品に対し、各賞が贈られ、附属高校でもこのたびの表彰となった。受賞者は次の通り。
税に関する高校生の作文
麹町税務署長賞   3年F組 五藤はる奈
税の標語
全国間税会総連合会入選   3年E組 鈴木喜寿味
麹町間税会会長賞   3年D組 佐々木光祐
優秀賞   3年A組 飯村たまき
東京税理士会麹町支部長賞   3年F組 須田絵理奈
附属柏高校 異文化を知る 台湾修学旅行
11月11日から14日にかけ、附属柏高校2年生の台湾への修学旅行が行われた。台北を中心に観光し、台湾の歴史や文化に触れながら、仲間との絆を深める3泊4日となった。
初日は、クラスごとに孔子が祭られた孔子廟や日本と台湾をつなぐ総統府、衛兵交代式が行われる忠烈祠などを見学。
2日目には、桃園縣新興高級中学との交流会が行われた。「会えて本当にうれしい」という日本語の歌の大合唱で盛大に迎えられ、交流会がスタート。歓迎を受け、附属柏高校からは、選択授業で中国語を受講する生徒たちが中国語であいさつし、続いて書道部と合気道部が発表を行い、桃園縣新興高級中学からは、儀仗隊とダンスのパフォーマンスが披露された。その後はクラスごとに中国語の授業や部活動、タピオカミルクティー作りなどを体験。現地の生徒たちが積極的に話しかけてきてくれたこともあり、すぐに打ち解け、交流を深めることができたようだ。
交流会後には、石段や狭い路地、赤い提灯が特徴的で、映画「千と千尋の神隠し」の舞台に似ていると言われる九份の街を訪ね、本場のお茶を飲んだり、露店で色彩豊かな花文字を書いてもらうなど、それぞれの散策を楽しんだ生徒たち。夕食後には、超高層ビル「台北101」の展望台から夜景を一望し、その美しさに圧倒されていた。
3日目の班別研修では、現地の学生ガイドと共に、鉄道を利用して、買い物や食事、施設の見学などを満喫。最終日には、故宮博物院の見学や、パイナップル工場で人気のパイナップルケーキ作りなどを体験した。
今回の台湾への修学旅行では、現地の人々との触れ合いや、さまざまな活動を通して、異なる文化や価値観を理解することができ、生徒たちにとって充実した旅となったようだ。
附属柏中学校 日本の歴史や文化を学ぶ旅 古都の教室
附属柏中学校では、校外学習の「古都の教室」で、中学2年生は11月14日から3泊4日で奈良・京都に、中学3年生は11月15日から2泊3日で京都へ出発した。
この「古都の教室」は、生徒たちが、歴史ある土地や場所を実際に訪れ、日本の歴史や文化をより深く学ぶことを目的に、毎年実施している。
1日目に2年生が訪れた奈良では、薬師寺で、二松學舍大学卒業の住職の方から、お寺が建った時代に関することや、漢字や言葉の成り立ちについての法話を聞いた。分かりやすく進んでいく話に、生徒たちはどんどんと引き込まれ、非常に楽しそうな様子であった。
その後の飛鳥寺では聖徳太子も拝んだという飛鳥大仏を前に、長い歴史を感じることができ、東大寺では予想以上に大きい大仏を目の当たりにし、皆一様に驚きながらも、関心を持って見学していた。
京都を訪れた3年生は、二条城、銀閣寺へと赴き、哲学の道を歩きながら南禅寺、水路閣などを見学。宿舎に到着後、奈良を回った2年生と合流した。
翌日は、両学年とも事前学習で計画した行程をもとに班別行動となった。金閣寺や龍安寺など各班自分たちで決めた場所を訪れ、現地に詳しいタクシードライバーの方のガイドに耳を傾けながら、生徒たちは多くの学習をすることができた。
また、建造物などの見学以外に、宿舎近くにある建仁寺で、座禅体験も実施。皆、初めての座禅に戸惑いはあったものの、座禅が始まって少し経つ頃には、非常に落ち着いて静かなひと時を過ごした。
最終日は、二年坂、三年坂の京都の石畳を歩いて清水寺に赴き、舞台からの景色を堪能した後、2年生は班別行動で清水周辺の散策や京都タワーへ、3年生は三十三間堂に向かった。
生徒たちは、この研修旅行で、歴史的な建造物が多く残り、日本の文化や「和」の心を存分に感じることのできる場所を実際に巡ったことで、改めて自国について知り、考えることができたのではないだろうか。

3面

熱気に溢れたスピーチを披露 外国人留学生日本語スピーチコンテスト開催
平成27年12月5日、九段1号館で、第12回二松學舍大学外国人留学生日本語スピーチコンテストが開催された。
国際交流センター主催で行われる本コンテスト。各自で決めたテーマに対する自分の体験や考えを日本語で発表するというもので、10名の留学生が参加した。
今年は、本学学生や教職員、附属柏中学校の生徒らに加え、近隣校で相互協定を結んでいる大妻女子大学からも留学生8名が見学に訪れ、観客席はにぎわいを見せた。
見事学長賞に輝いたのは、中国文化大学からの交換留学生、許瑞玲さん。タイトルは「欠けていたもの」。台湾から来日した許さんは、日々の生活を送る中で何か欠けているような気持ちになり、留学前に行っていたジョギングをするようになる。走ることで、体力づくりはもちろん、リラックスもでき、人と人とのつながりが新しくできたという経験を観客の共感を得ながら話していた。
留学生たちの思いが詰まったスピーチは、観客にとって、他国の文化や習慣を知る機会になると同時に、日本という国についても見つめ直す良い機会となったようである。
学長賞以外の結果は次の通り。
 父母会長賞 = 黄碧波さん「あなたに感謝したい」、任夢青さん「私にとっての日本語」
 国際交流センター長賞 = 喩星さん「エレベーターのマナー」
 審査員特別賞 = エムディ ナジュル イスラムさん「国によってお正月の楽しみ方様々です」
コンテスト終了後は、国際交流年末懇親会が開かれた。懇親会の中で、スピーチコンテストの表彰式も行われ、表彰された留学生たちは皆、晴れやかな表情をしていた。
附属高校野球部 秋季東京都高等学校野球大会 準優勝
11月9日、秋季東京都高等学校野球大会の決勝戦が神宮球場で行われ、附属高校野球部は関東第一高校と対戦した。本大会は、1次予選を含め、2カ月にわたって行われ、附属高校は大会序盤に、話題の1年生、清宮幸太郎選手擁する早稲田実業と対戦し、サヨナラ勝ちするなど、好ゲームを繰り広げ、この決勝の日を迎えた。
試合は、4回に附属高校・4番の永井敦士選手の適時2塁打で1点先制すると、7回には、永井選手の本塁打でさらに1点追加する。その後、8回に同点に追いつかれ、9回には逆転を許すが、附属高校は9回の攻撃で粘りをみせ、橋本雅弥選手、大江竜聖選手の2塁打などで1点差に迫る。さらに安打と四球で1死満塁とするが、あと一歩及ばず、ゲームセット。秋季東京都高等学校野球大会準優勝という結果となった。
この試合、先発した大江選手は、自己最速の148キロを記録するなど、力強い投球をみせ、球場を沸かせていた。
ひと冬越え、心技体いずれも成長した選手たちの姿が今から待ち遠しいが、さらに4月に新入生も加わることで、ますますパワーアップしていく附属高校野球部から目が離せない。
学生の活躍
平成27年4月以降に二松學舍大学のゼミナール、クラブ・サークルなど、さまざまな分野で活躍した学生を紹介します。
第67回毎日書道展(毎日新聞社・一般財団法人毎日書道会)
U23大字書部奨励賞   島田 葉月(文学部中国文学科3年)
第32回読売書法展(読売新聞社)
入選   竹下 友崇(文学部中国文学科3年)
  田村 里奈(文学部国文学科3年)
  髙橋 睦実(文学部中国文学科3年)
  田中 亮太(文学部中国文学科2年)
  森   紡葵(文学部中国文学科2年)
  山本 里緒(文学部中国文学科2年)
第100回記念書教展(全日本書道教育協会)
文部科学大臣奨励賞   奥平 真惟(国際政治経済学部3年)
中国大使館賞   高坂 早紀(文学部中国文学科3年)
100回展記念賞   近藤 克昭(文学部中国文学科1年)
読売新聞社賞   時田 優奈(文学部中国文学科2年)
審査委員長賞   田村 里奈(文学部国文学科3年)
  川口 佳子(文学部中国文学科2年)
  田中 亮太(文学部中国文学科2年)
  岩﨑 光穂(文学部中国文学科1年)
  紺野 真生(文学部中国文学科1年)
  野村 百加(文学部中国文学科1年)
全日本書道教育協会賞   榎本菜々美(文学部中国文学科3年)
  髙野 萩乃(文学部中国文学科3年)
  武内 すず(文学部中国文学科3年)
  藤木 実樹(文学部中国文学科3年)
  穴澤 唯奈(文学部中国文学科2年)
  佐藤香菜子(文学部中国文学科2年)
  東根 宏実(文学部中国文学科2年)
  堀榮 佳也(文学部中国文学科2年)
  森   紡葵(文学部中国文学科2年)
  岡本 美佳(文学部中国文学科1年)
  笠井 那月(文学部中国文学科1年)
  加山 美咲(文学部中国文学科1年)
  宮野しえり(文学部中国文学科1年)
第59回千葉県短歌大会(千葉大会)
学生の部   天  賞   大日方智貴(文学部中国文学科3年)
  地  賞   後藤佑美香(文学部国文学科2年)
  人  賞   田中 七空(文学部国文学科3年)
  優良賞   星   裕人(文学部国文学科3年)
市立図書館・市内四大学図書館知的書評合戦(ビブリオバトル)(柏市立図書館)
チャンプ本賞   西  翔太(文学部国文学科3年)
第27回全日本学生テコンドー選手権大会(日本国際テコンドー協会)
トゥル(型)成年男子   有段の部 準優勝  田宮 啓佑(国際政治経済学部4年)
第41回警視庁対関東学生剣道連盟親善試合
代表選手   狩野 太地(国際政治経済学部2年)
第62回秋季千葉県学生剣道大会
3位   狩野 太地(国際政治経済学部2年)
第7回JKJO全日本空手道選手権大会
一般男子重量級の部   優勝  大石 昌輝(国際政治経済学部2年)
第1回大学軟式野球国際親善大会(GUAM)(全日本大学軟式野球連盟)
日本代表選手(投手)   沢井  椋(国際政治経済学部4年)
平成27年度寄付者芳名
学校法人二松學舍は、大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校の諸施設設備の充実を図るため、平成19年12月から「二松學舍教育研究振興資金」の募金活動を行っています。
今回は、「二松學舍教育研究振興資金」として、平成27年10月1日以降、平成27年12月31日までにご入金いただき事務処理などが完了した方のご芳名を掲載いたします。今回掲載できなかった方につきましては次号(69号)以降に掲載いたしますのでご了承ください。ご芳名は、申込書や振込用紙、インターネットなどの申し込みフォームに記入されたご依頼人氏名の表記(敬称略)とさせていただきました。また各種行事などへの寄付者のご芳名も併せて掲載いたします。(掲載を辞退された方々のご芳名は除かせていただいております。)
二松學舍教育研究振興資金
募金状況は、平成27年12月31日現在総額352,647,963円となりました。ご協力にこころより感謝し、厚く御礼申し上げます。
二松學舍 『教育研究振興資金』募金のお願い
学校法人二松學舍では、事業推進と安定した発展のため、恒常的に「二松學舍教育研究振興資金」の寄付金募集を行っております。
この募金は、寄付金の使途を下記の通り指定することができ、さらに、税制上の優遇措置が受けられます。
  ①大学の教育環境整備
  ②附属高等学校の教育環境整備
  ③附属柏高等学校の教育環境整備
  ④附属柏中学校の教育環境整備
  ⑤学生・生徒の奨学金の基金
  ⑥被災学生・経済的困窮学生への支援
  ⑦用途を指定しない
下記にご連絡いただければ専用払込用紙をお送りいたします。お申し込み方法の詳細につきましては、本学ホームページをご覧ください。
ホームページからのお申し込みも可能です。何とぞ、募金活動の趣旨をご理解いただき、格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
【お問い合わせ】
企画・財務課 TEL 03-3261-1298

4面

実社会に活かす 論語の学校-RONGO ACADEMIA-
平成27年11月21日、「『論語』の学校―RONGO ACADEMIA―」が大学九段1号館中洲記念講堂で開催された。
平成17年度に開始した「シンポジウム『論語』」から数え、通算11回目の開催となる今回は、元東レ経営研究所社長、現在は株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役の佐々木常夫氏を講演者に迎えた。
佐々木氏の演題は「論語を生きた知恵として実社会に活かす」。
『論語』の中からいくつか章句を紹介し、実社会の中でどう解釈し、それをどのように活かすか。自身の体験を交えながら語る佐々木氏の講演に、参加者は熱心に耳を傾け、時折明るい笑い声が会場に響くこともあった。
佐々木氏は、「『論語』は、「総合的人間学の書物」であり、人生で大切なことは何か、リーダーはどうあるべきかなどが鋭い洞察力で書かれている」とし、その内容は現代に生きるわれわれに訴えかける力があり、学ぶべきことが多いと述べた。
続いて行われた野間文史文学部中国文学科教授の「近代日本における『論語』と孔子に関する研究」では、和辻哲郎、武内義雄、津田左右吉、白川静など、近代日本を代表する哲学者、倫理学者13名の『論語』と孔子に関する研究や評価について、さまざまな文献を引いて紹介し、近現代における日本の『論語』研究について講演した。
最後は、恒例の石川忠久顧問・名誉教授による「素読実践」。420名を超える参加者が声をそろえて素読を行った。
平成27年度漢詩コンクール表彰式行われる
平成27年度二松學舍大学主催全国学生・生徒漢詩コンクール表彰式が、11月23日に行われた。
二松學舍創立130周年を記念して平成18年から始まり、今年で節目の10年目を迎える本コンクール。大学生を対象とする学生作詩部門、中学生・高校生を対象とする生徒作詩部門および生徒鑑賞文部門で募集し、本年度は、学生作詩部門に464首、生徒作詩部門に220首、生徒鑑賞文部門には493作品もの応募があった。
「作詩は質が大事。そのためには日本や中国の名詩に日頃から親しみ、少しでも多く詩を作るという積み重ねが大切です」と審査委員長の石川忠久顧問・名誉教授。
菅原淳子学長からも、「知識を深めて創作を重ね、豊かな語彙力で文章を磨く〝継続は力なり〟が大切だと思います」との挨拶があった。
多くの応募作品に恵まれた今回の漢詩コンクール。さらなるレベルアップや継続を期待する声が寄せられた。
応募作品の中から各部門で最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作および入選に各5名が選ばれた。
九段1号館で行われた表彰式では、最優秀賞・優秀賞の受賞者に賞状・賞品、盾が贈られた。また、多数の素晴らしい作品の応募があった仁愛女子高等学校(作詩部門)、盛岡中央高等学校(鑑賞文部門)に団体奨励賞が贈られた。
彰式後には、13階展望ラウンジで受賞者や審査委員などが共にテーブルを囲んでの昼食会が催された。各受賞者からは、受賞にあたっての喜びのコメントと共に、作品が出来上がるまでの経緯や喜び、漢詩を作ることの難しさや奥深さなどの感想が述べられ、楽しいひとときとなったようだ。
ホームカミングデー開催
二松學舍大学と二松學舍松苓会(大学同窓会)は、卒業生が母校を気軽に訪問できる機会をと、毎年、共催でホームカミングデーを開催。平成27年度は、12月6日、九段1号館で行われた。
在学生の活動を見てほしいとの思いから、平成23年度から昨年度まで、11月の創縁祭(学園祭)に合わせてきたが、九段1号館改修工事に伴い、12月開催となった今回は、記念すべき第1回に立ち返り、中洲記念講堂での開会式、講演会、13階展望ラウンジでの懇親会という内容で行った。
本学卒業生の町泉寿郎文学部教授による講演「三島中洲と二松學舍」は、創立者の中洲先生や二松學舍の歴史に触れることができたと好評を博した。講演会に先立ち行われた本学アカペラサークル・Voice of Nationのパフォーマンスも大いに盛り上がった。
13階展望ラウンジでの懇親会では、恩師や同期生、先輩、後輩らと旧交を温める姿が見られ、会場は、和やかな空気に包まれた。
さらに、新校舎・九段4号館の見学会も行われ、リフレッシュカウンターから眺める美しい黄葉や、最新機能を備えた教室に、在学生をうらやむ声も聞かれた。
恒例の「二松學舍松苓会作品展示会」も開催され、書や写真など力作が寄せられた。
九段キャンパス公開講座3月開講 学んで歩こう江戸(TOKYO)の街
九段キャンパスの公開講座「学んで歩こう江戸(TOKYO)の街」を今年も開講いたします。
この公開講座は、文学や政治、経済学の講義を受講し、最終日に関連する都内の史跡や資料館などの見学ツアーを実施するというもので、受講された皆さまには、大変ご好評をいただいております。
具体的な内容については、2月中旬、本学ホームページに掲載いたします。
【お問い合わせ】
広報課 TEL 03-3261-1292
私の一冊29
『ものの言いかた西東』 文学部国文学科准教授 中川 桂
なんとなく人々にイメージされている地域差、というのは確かにあるだろう。それをことばの面から捉えようという本なのだが、表面的な方言ではなく、ある状況でどのような言い方をするか、またそれ以前に、ある状況においてことばを発するか発しないか、といった違いを調査データなどで示そうとするものである。
もちろん全面的にその通りとは思えない部分もあるが、関西出身で今は関東に勤める私には、とくに大阪や関西の傾向がかなり当てはまったので「やっぱり自分は典型的な関西人やった」と今さらながら再認識した。
「会話というものは、ただ用件が伝わればよいというものではない」(本書に引用の『大阪ことば学』より)という、つまりは会話を楽しむ姿勢に、私はなんの疑問もない。だが、逆に「会話は用件が伝わればそれでよい」とする地域もあるわけだ。この両者が円満に会話をするのは案外困難かもしれない。
東京に生まれ、のちに関西に住んだ谷崎潤一郎の随筆もしばしば出てくる。関東だけで暮らしてきた人は、やや大げさにいえば異文化理解のために、とくに私のような関西人理解のためにも、読んでみると面白いだろう。
『ものの言いかた西東』 小林隆・澤村美幸/著 (岩波新書)