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二松學舍新聞

タブロイド版
6ページ
年3回発行(5月、10月、1月)

二松學舍新聞 第72号 2017.05.22

1面

いままでの140年。これからの140年。 二松學舍創立140周年

プロジェクト概要

二松學舍(理事長・水戸英則)は明治十年十月十日、当時を代表する漢学者であり、明治法曹界の重鎮でもあった三島中洲先生が、東京・九段の地に「漢学塾二松學舍」を創立したことに始まる。
中洲先生が、西洋の進んだ文明の摂取に汲々としている当時の世相を憂い、自国の文化を正しく理解し、東洋の思想を学ぶことを通して、新しい時代を担う、国家に有為な真の国際人の育成を目指して創立した「漢学塾二松學舍」。その建学の精神、「東洋の精神による人格の陶冶」「己ヲ修メ人ヲ治メ一世ニ有用ナル人物ヲ養成スル」は、長い歴史の中、現在に至るまで、脈々と二松學舍に受け継がれてきた。
グローバル化、高度情報化が進む、知識基盤社会と言われる現代。これからますます複雑化し、大きくかつ急激に変化するであろう現代社会で必要な人材とは何か。それは、豊かな人間力を有し、自ら考え行動する人材、人々の長い歴史と英知が詰まった古典から未来を学び、的確な国語力を備えた真の国際人であると二松學舍は考える。 中洲先生の建学の精神のもと、今までも、これからも、日本の未来を担う人材、私たちの社会をより良くするために貢献する人材を育成し続ける二松學舍は、今年十月十日、創立一四〇周年を迎える。
創立記念日当日に開催される記念式典・講演会をはじめとして、平成二十九年四月の文学部都市文化デザイン学科開設や、平成三十年四月の国際政治経済学部国際経営学科設置(構想中)など、二松學舍では、さまざまな周年記念事業を展開している。
「N'2030 Plan」と記念式典・講演会
本学の、十年後のあるべき姿を想定し、平成二十四年に公表された長期ビジョン「N'2020 Plan」と、ここに掲げられた、大学・両附属高校・中学校の将来像を実現するための五カ年行動計画であるアクションプランが着実に進行している。
現在、周年の特別事業として、この計画を引き継ぎ、外部環境の変化に対応した、新たな長期ビジョン「N'2030 Plan」の策定が進められている。この新たな長期ビジョンは、今年十月十日、九段1号館の中洲記念講堂で挙行される記念式典で公表される。
また、式典の後、同じく中洲記念講堂で行われる記念講演会には、漱石アンドロイドが登場。さらに、夏目漱石のご子孫で、漱石アンドロイドプロジェクト顧問の夏目房之介氏(学習院大学大学院教授)とアンドロイド研究の第一人者で、同プロジェクトの共同研究者である大阪大学大学院基礎工学研究科の石黒浩教授によるトークイベントも行われる。
文学部、国際政治経済学部に新学科開設
二松學舍大学では、周年の特別事業として、学部・学科の改編を行い、文学部、国際政治経済学部それぞれに、新学科を開設する。
文学部・都市文化
デザイン学科開設
今年四月、文学部で六十七年ぶりの新学科「都市文化デザイン学科」がスタートした。 歴史ある国文学科と中国文学科で蓄積された日本や東洋の文学・文化研究を基礎として、日本文化を編集し世界に発信する拠点となるべく開設した「都市文化デザイン学科」。新しいメディアやコミュニケーションスキルを習得し、価値ある文化現象を表現、発信する実践力を身に付ける。

AKIBA Lab.を オープン

新学科の開設に合わせ、海外からも注目されるクールジャパンの中心地・秋葉原に文化発信拠点として新施設AKIBA Lab.(アキバラボ)をオープン。世界に向けて日本文化を発信するとともに、まだ、あまり知られていない日本の魅力を日本の中で価値付けていく活動も行う。

国際政治経済学部・国際経営学科

国際政治経済学部においても、二十七年ぶりの新学科「国際経営学科(仮称・設置構想中)」を、平成三十年四月にスタートさせるべく、準備が進んでいる。
日本の政治、経済の中心である東京・千代田区で、ビジネスの最前線で活躍してきた教授陣や、業界を代表する実務家による講義が用意されている新学科。
入学生たちは、社会が動くメカニズム、「政治」「経済」「法律」を学んだ上で経営学を学んでいく。
「海外社会事情」や「地域研究」、「英語特別プログラム」をはじめ、他国を理解するさまざまな授業を通して、国境を越えた互いの文化や多様性を理解し、世界で活躍するための国際感覚を身に付けるとともに、国際経営学科独自のプログラムで、実社会における日常的な書類作成はもとより、ビッグデータの利用・分析などを活用するためのICTリテラシーを育み、実践的な能力を育成する。
─未来に向けて─ 140周年記念ロゴマーク
スクールカラーの緑と青を用い、「140」周年と二松學舍のイニシャル「N」を組み合わせたロゴマーク。青から緑へのグラデーションは、過去から現在、未来への本学の伝統の継承を、しなやかな流線型は、未来へと着実に進んでいく姿をデザインした。
キャッチコピー「今までの140年、これからの140年。」とともに、長い伝統と、未来に向けて発展する本学の姿を表現している。
漱石アンドロイド完成 講義や授業、研究も本格化
周年記念事業の一環として、昨年六月から制作を始めた〝漱石アンドロイド〟が、昨年末に完成した。
明治の文豪、夏目漱石をアンドロイドとして甦らせ、講義や授業を行うことを目的とした、この〝漱石アンドロイドプロジェクト〟。本学と大阪大学大学院基礎工学研究科(石黒研究室)との共同研究として実施しており、今後五年間、新しい文学研究領域の開拓だけでなく、メディア論やマーケティングの分野、さらには人間社会におけるアンドロイドやAIなどの受容性に関する調査など、多角的に研究を進めていくこととなる。
また、今年度から、文学部・国際政治経済学部両学部の学生に向けた講義や附属高校、附属柏中学校・高校の生徒に向けた授業を行っていく。
創立記念式典の講演会でも、漱石アンドロイドによる講演が披露される。

2面

満開の桜とともに 期待に胸をふくらませ 平成29年度入学式
大学・大学院
四月三日、平成二十九年度二松學舍大学・大学院入学式が、中野サンプラザホール(中野区)で挙行された。
開式の辞に続き、菅原淳子学長による入学許可宣言が行われ、新入生ら大学、大学院合わせて計七百五十四名が新たに迎えられた。
菅原学長は、式辞で、明治十年、当時を代表する漢学者であり、明治法曹界の重鎮であった三島中洲先生が、西洋化の波が押し寄せる中、「西洋文明の進んだ部分を自分たちのものとするには、まず東洋の文化を学ぶことが重要である」と主張して、新時代を担う人材の育成を目指し、現在の九段1号館の地に「漢学塾二松學舍」を創立したことに始まる本学の歴史と、現代に引き継がれる建学の精神について説明した。そして、二松學舍の名前は、漢学塾にあった「二本の松」に由来すること、「二本の松」とは、中国の故事で学問をする場所の象徴であることに触れ、「大学は学問の場です。高校までの学習とは異なり、学問は自発的な行為です。大学での学びでは、自ら検討し、考察し、自分なりの見解を示すことが求められます。自分なりの見解、自分の考えをしっかり持つためには、確かな知識を多く身に付ける必要があるのです」と大学で学ぶ心構えについて語った。さらに、「大学は自分を発見し自分を育てる場でもあります。多くの人と出会い人間としての幅も広げ、人格の陶冶に努めてください」と述べ、四年間の間に主体的に学び、自分自身をしっかり確立して社会に巣立ってほしいと新入生たちに語り掛けた。
また、水戸英則理事長は、祝辞で、本学の人材育成の基本方針を説明すると、「知識・スキルを兼ね備え、皆さん自身が主体性を確立して、さまざまな変化を受け入れ、多様な社会や文化を理解し、大局観の下、公正な判断を行い、自ら行く道をつくりだしていける人材、この厳しい社会を生き抜いて行ける人材として育ってほしい」と激励。さらに、この貴重な四年間を充実した学校生活を過ごしてほしいと新入生らに呼び掛けた。
新入生代表あいさつでは、国際政治経済学部の齊藤太一さんが「広い視野を持って、学問領域を深く追求していきます」と抱負を語り、力強く宣誓を行った。
満開の桜の中、新入生たちは、緊張と期待に胸を膨らませながら二松學舍大学での学生生活へ、新しい一歩を踏み出した。
附属高校
平成二十九年四月八日、穏やかな春の日差しの中、桜の花に迎えられて、二松學舍大学附属高等学校第七十回入学式が、日本教育会館(千代田区一ツ橋)で挙行された。
緊張の面持ちで会場に集合した二百三十三名の新入生たちは、各クラスの担任から、一人一人名前を呼ばれ、本城学校長から入学許可宣言を受けた。
本城校長は、式辞で、「皆さんは、本校の歴史と伝統を受け継ぎながら、意欲を持って学校生活を送り、新たなる歴史の一ページを創造していってほしいと思います。学習、部活動、行事、ボランティア活動など、楽しさも困難もある学校生活を一生懸命送っていく中で、人として大切な心を育てていってください。また、学力を延ばすため、地道な基礎を粘り強く身に付けて、頑張ってください」と附属高等学校の生徒としてあるべき姿、自らを高めようとする生徒について語った。
そして、水戸英則理事長の「失敗することや進路で悩むこともあるかもしれません。しかし、皆さんが、自身の能力を見つけるために一生懸命勉強するという強い志を持っている限り、附属高等学校は必ず皆さんを応援し、指導していきます。幅広く学び、さまざまな体験をし、充実した学校生活を過ごしてください」という激励の言葉を始め、来賓の方々から、心温まる祝辞が贈られた。
晴れて二松學舍の一員となった新入生たち。決意も新たに、代表の木村七海さんが「新入生誓いの言葉」を読み上げ、生徒会長の増岡玲旺君から歓迎の辞が贈られた。
厳かな空気の中、改めて附属高校の歴史と伝統を感じた新入生たち。今後の成長が期待される。
附属柏中学・高校
四月七日、附属柏中学校第七回、附属柏高等学校第四十九回入学式が体育館にて挙行された。各学級担任から新入生一人一人の名前が呼ばれ、中学、高校新入生総計三四七名が芝田周一校長から入学許可を受けた。
芝田校長は「他人の幸せのために挑戦し、挫折し、乗り越えた先に本物の幸せがあります。何のために人は学ぶのか、その答えが『仁愛・正義・誠実』です。大きな志を抱き夢の実現に努めてください」と式辞を述べた。
水戸英則理事長は祝辞で、東大現役合格の他、国公立大学、一流私立大学に合格し千葉県の一流私立校に名を連ねるようになった附属柏高校の進学実績に触れ、「皆さんも、充実した学校生活を過ごしてください。その年月は必ず、皆さんの未来のしっかりした基盤になると考えます」と激励の言葉を述べた。また、菅原淳子学長は「中学生の皆さんは、興味や関心を持ったことをどんどん追求してください。高校生の皆さんは、自分で考える力、多様な考え方を理解する力、自分の考えや意見を表現する力を鍛えてください」と祝辞を述べた。
祝辞に続き、新入生誓いの言葉では中学生代表として古矢瑞稀さんが「この学校は自分の夢が叶う場所です。コミュニケーション力の向上と英語の勉強を頑張り将来の夢につなげていきたいです。これからも感謝の気持ちを忘れずに何事にも一生懸命取り組んでいきます」と元気よく語った。
高等学校代表の大瀧朱夏さんは「仲間と切磋琢磨し学校生活を充実させ、自ら問題を見つけ答えを見いだし解決に向かう努力をしていきたいです。自問自答の精神を抱きながら誠実に行動できる人になりたいです」と力強く述べた。
入学を祝福するように、校庭の桜は満開だった。
二松學舍賛助員 称号授与式
平成二十九年五月二十二日、九段1号館で二松學舍賛助員称号授与式が開催された。
学校法人二松學舍では、二松學舍教育研究振興資金(以下、振興資金)の高額寄附者および振興資金以外の寄附金または現物寄附の寄附者で、称号を授与された者と同等以上の功績のある者に対し、「二松學舍栄誉賛助員」「二松學舍賛助員」の称号を贈る。
今年度は、振興資金高額寄附者二名が二松學舍賛助員として、表彰された。
【表彰者】(敬称略)
五十嵐 清 学校法人二松學舍常任理事
菅原 淳子 二松學舍大学学長
二松學舍大学 学長挨拶

広い教養と視野を

二松學舍大学学長 菅原 淳子
創立百四十周年を迎える九段の学び舎に、内堀通りの美しい桜が彩りを添えてくれました。今年度、本学は文学部四百七十七名、国際政治経済学部二百五十一名の新入生を迎えることができました。文学部には、今春「都市文化デザイン学科」が新設され、当学科の一期生も入学いたしました。
本学では、文学部、国際政治経済学部共に、豊富なカリキュラムが用意されており、一年生からゼミナールを中心に少人数教育を行っています。学生の皆さんには、四年間を通して基礎からしっかり学び、専門的な知識と幅広い教養を身に付け、是非視野を広げていただきたいと思います。私たち教員も、知的刺激を与え、学問の面白さを伝えることで、学生自身の主体的な学びを導いてまいります。
また、学生の皆さんには、教室の中の学修だけではなく、サークル活動やボランティア等の社会活動、アルバイトなどを通じて、何事にも誠実に取り組む姿勢や、相手の立場を思いやる優しさなど人間性を養ってほしいと願っています。学内には、北京大学をはじめ、アジアやヨーロッパからの交換留学生も学んでいます。異なった言語、文化、価値観を持つ留学生とも積極的に交わり、自らも世界へ羽ばたいてくださることを期待しています。
学生生活が実り多いものとなりますよう、二松學舍大学は新入生をはじめ学生の皆さんを全力で応援してまいります。

3面

人事
役職
平成二十九年四月一日付
二松學舍大学副学長 髙野 和基 教授(再)
磯  水絵 教授(再)
学務局長 瀧田  浩 教授(新)
文学研究科長兼文学部長 江藤 茂博 教授(再)
国際政治経済学研究科長 兼
国際政治経済学部長
中山 政義 教授(再)
附属図書館長 土屋  茂 教授(再)
東アジア学術総合研究所長 牧角(竹下)悦子 教授(新)
情報センター長 瀧田  浩 教授(再)
国際交流センター長 塩田今日子 教授(再)
キャリアセンター長 佐藤  晋 教授(再)
教職支援センター長 若井田正文 特別招聘教授(再)
附属柏中学校・高等学校長 芝田 周一 教諭(新)
定年退職
平成二十九年三月三十一日付
文学部 家井  眞 教授
附属高等学校 熊沢 正伸 教諭
附属柏高等学校 山尾 敏一 教諭
舎友
教職員として二十年以上勤続した者、大学・高等学校の役職者として通算五年以上在職した者などに舎友の称号が、そのうち法人役員経験者などに名誉舎友の称号が贈られる
四月一日付で、三名に称号が贈られた。
名誉舎友 長谷川成樹
舎友 熊沢 正伸
山尾 敏一
新任教職員紹介

大学

文学部
国文学科
足立  元(あだち・げん)専任講師
専門分野 日本近現代美術史、視覚社会史
文学部
中国文学科
市來津由彦(いちき・つゆひこ)特別招聘教授
専門分野 中国近世思想史、江戸儒学思想
文学部
都市文化デザイン学科
髙間 譲治(たかま・じょうじ)特別招聘教授
専門分野 建築計画、都市計画、ランドスケープデザイン
谷島 貫太(たにしま・かんた)専任講師
専門分野 技術哲学、メディア論
ヴィグル マティアス専任講師
専門分野 近世日本医学史、亜欧文化交渉
国際政治経済学部
国際政治経済学科
表  昭浩(おもて・あきひろ)特別任用准教授
専門分野 外国語教育学、脳教育科学、教育心理学、認知心理学
加藤木綿美(かとう・ゆうみ)専任講師
専門分野 経営学
合六  強(ごうろく・つよし)専任講師
専門分野 国際政治学(ヨーロッパ国際関係、米欧外交史、安全保障研究)
教職支援センター
教職課程
田村 幸子(たむら・さちこ)特別招聘教授
専門分野 国語科教育法(学校評価と組織マネジメント)
事務局 星川 和久(ほしかわ・かずひさ)
総務・人事部総務・人事課
学務局 中川 智弘(なかがわ・ともひろ)
教学事務部教務課

附属高等学校

石川 理惠(いしかわ・りえ)特別任用教諭
担当科目 英語
小門 優貴(こかど・ゆき)特別任用教諭
担当科目 国語
服部真悠理(はっとり・まゆり)特別任用教諭
担当科目 地歴公民
間  慎介(あいだ・しんすけ)特別任用教諭
担当科目 数学

附属柏高等学校

池田真理子(いけだ・まりこ)特別任用教諭
担当科目 理科
石田 翔平(いしだ・しょうへい)特別任用教諭
担当科目 地歴・公民
菅原 直人(すがはら・なおと)特別任用教諭
担当科目 地歴・公民
永富 友香(ながとみ・ゆか)特別任用教諭
担当科目 地歴・公民
山﨑 衣美(やまざき・えみ)特別任用教諭
担当科目 地歴・公民

附属柏中学校

今井 恵達(いまい・よしたつ)特別任用教諭
担当科目 英語
竹下慎之助(たけした・しんのすけ)特別任用教諭
担当科目 理科
山﨑 貴大(やまざき・たかひろ)特別任用教諭
担当科目 国語
ロビンソン ダニエル特別任用教諭
担当科目 英語
教育研究振興資金
学校法人二松學舍は、大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校の諸施設設備の充実を図るため、平成十九年十二月から「二松學舍教育研究振興資金」の募金活動を行っています。
今回は、「二松學舍教育研究振興資金」として、平成二十九年一月一日以降、平成二十九年三月三十一日までにご入金いただき事務処理などが完了した方のご芳名を掲載いたします。今回掲載できなかった方につきましては次号(七十三号)以降に掲載いたしますのでご了承ください。ご芳名は、申込書や振込用紙、インターネットなどの申し込みフォームに記入されたご依頼人氏名の表記(敬称略)とさせていただきました。また各種行事などへの寄付者のご芳名も併せて掲載いたします。(掲載を辞退された方々のご芳名は除かせていただいております。)
寄付者芳名
募金状況は、平成二十九年三月三十一日現在総額三億八千四百八十三万九千九百六十三円となりました。ご協力にこころより感謝し、厚く御礼申し上げます。

個人
百口 大江 竜聖  
二十口 五十嵐 清 (200口)
石川亜希子 (40口)
野口 泰次  
本城  学  
吉崎 一衛 (122口)
六口 久保田美年子 (46口)
四口 島田 穂隆 (22口)
三口 岩﨑  明  
中村 淳也  
二・六口 細谷由美子  
二口 新井 喜義 (10口)
笠原 忠興 (46口)
片平 智司 (8口)
金  松子  
今野  亮 (4口)
佐藤  修 (40口)
関口真紀子 (4口)
武田 隆介  
圡屋 正直 (18口)
府川 容之  
三宅 紀秀 (6口)
矢島三枝子 (4口)
山口 康広 (4口)
吉澤 友加 (4口)
一口 飯塚  宏 (2口)
岩渕 信亨  
大澤 淳一 (3口)
川口  力  
島﨑 正人  
清水 正章 (2口)
髙岸 直樹  
田中  彗  
早川 美惠 (2口)
保坂 直樹 (5口)
杢屋 哲夫 (2口)
山田 由美  
吉田 美恵  
〇・八口 木下 憲行  
【一口 5千円】
(※名前の下の数字は累計口数)

二松學舍松苓会

大学の同窓会組織である二松學舍松苓会より大学の教育環境整備のため、百万円が寄付されました。また、次の通り、学内行事に協賛いただきました。
教育研究大会
卒業生名刺交換会
教育研究振興資金の平成28年度入金額と資金の使途について
本学では平成19年12月から「二松學舍教育研究振興資金」の募金活動を開始し、皆さまのご協力により、平成28年度では27,994千円(下表(B)欄)のご寄付をいただきました。本学の教育研究活動、教育環境整備および学生支援に対し、多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご寄付いただきました寄付金は、学内で検討した結果、平成27年度からの繰越金117,486千円(下表(A)欄)と合わせて、資金の使途を次のように決定しましたので、お知らせいたします。
これからもご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
訃報
手島茂樹氏(てじま・しげき=国際政治経済学部教授、経済学)が、平成二十九年四月二十二日、死去された。享年六十八歳。
四月二十八日、千葉県我孫子市の「ライフケア メモリイプレイス我孫子」で葬儀・告別式が行われ、水戸英則理事長、菅原淳子学長をはじめ、学校法人役員や大学教職員など、二松學舍関係者も多数参列した。
手島教授は、昭和四十七年三月に横浜国立大学経済学部を卒業後、米国エール大学経済大学院修士課程を修了。平成十五年、関西学院大学で学位、博士(経済学)を取得した。
平成十一年四月、二松學舍大学国際政治経済学部に教授として着任。同十五年四月、国際政治経済学部長兼国際政治経済学研究科長に就任した。
また、法人役員として、同十五年から評議員、同十七年から理事を歴任。本学の教育研究活動に多大な貢献をした。
ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。

4面

平成二十九年度入学試験結果
大学
平成二十九年度入学試験は、推薦入試、一般入試、AO入試、および各種特別入試を実施した。
文学部では、新たに都市文化デザイン学科の募集を開始した。
一般入試は、複数科目のA方式(国際政治経済学部は奨学生選抜付)、一科目選択のB方式、三科目で奨学生選抜付のS方式(文学部のみ)、大学入試センター試験の成績を利用するC方式(前期・後期)、指定一科目のD方式など、多彩な制度で行った。なお、一般入試はインターネット出願を実施している。
推薦入試は、両学部で特別推薦、一般推薦を実施した他、国際政治経済学部では自己推薦入試を実施した。
入学者数は文学部が定員四百名のところ四百七十七名、国際政治経済学部が定員二百名のところ二百五十一名、両学部で合計七百二十八名となった。
大学院
大学院入試は、十月試験、二月試験で文学研究科博士前期課程および 国際政治経済学研究科修士課程では「一般入試」「社会人入試」「外国人留学生入試」を実施。文学研究科博士後期課程では「一般入試」「外国人留学生入試」を実施した。
附属高校
平成二十九年度入試もA推薦(単願)、B推薦(併願)、一般、併願優遇の形態で入試を実施した。近年続いている受験生の公立志望傾向は相変わらず強い中、附属高校では前年度までの方針を継続し、インターネットの効果的な活用、外部進学相談会への積極的な参加、公立中学校への訪問、学習塾との会合など広報活動を積極的に行った。その結果、説明会・見学会などにおいて、例年以上の参加者を集めた。しかし実際の入試では志願者が減少したため、積極的に生徒の募集活動に取り組んだ。新入生は二百三十三名であった。
附属柏高校
千葉県内の中学校増加に伴う臨時定員増を引き続き実施。入学時より「スーパー特選コース」「特選コース」「進学コース」の三つのコース別に募集を行っており、今年度の志願者数は合計で千百十四名。進学B(併願)および特選A(単願)・B(併願)の推薦基準を厳しくしたため、このコースの志願者数は昨年度より若干名減少した。一方で入試日程を一部変更し、近隣私学との併願も可能にしたため、スーパー特選コースの志願者は増加となった。入学者は二百九十二名。
附属柏中学校
「グローバルコース」「特選コース」「進学コース」の三コース制での募集を行った。志願者は昨年度より若干増加し三百六十五名(昨年度二百七十七名)で、入学者は五十五名であった。特待生候補は、一月入試のグローバルコース合格者より選出し、昨年より多いA奨学生(入学金・設備費・授業料一年分給付)二十三名、B奨学生(入学金・設備費給付)二十六名であった。多様な入試を取り入れており、二科(国語・数学)、四科(国語・数学・理科・社会)、表現力検査型(作文・自己アピール・面接)、適性検査型入試を実施。
平成二十九年度 大学入学者の出身高校等一覧
文学部
北海道 札幌藻岩・網走南ケ丘・釧路江南・札幌平岸・藤女子・クラーク記念国際
青森県 八戸北・八戸聖ウルスラ学院・松風塾
宮城県 東北・常盤木学園・聖ウルスラ学院英智
山形県 山形東・米沢工業
福島県 福島(県立)・大智学園
茨城県 麻生・土浦第一・石岡第一・竜ケ崎第一・下妻第一・水海道第二・古河第三・藤代紫水・守谷・中央・牛久栄進・明秀学園日立・常磐大学・土浦日本大学・霞ケ浦・江戸川学園取手・常総学院・つくば秀英・ルネサンス
栃木県 小山・那須拓陽・宇都宮北・足利工業大学附属・白鴎大学足利・日々輝学園
群馬県 前橋南・富岡東・高崎北・中央・明和県央
埼玉県 川口(県立)・松山女子・本庄・久喜・草加・朝霞・岩槻・坂戸・所沢・上尾・大宮中央・羽生第一・春日部東・川口東・浦和北・越谷西・南稜・大宮南・浦和東・大宮光陵・久喜北陽・和光国際・芸術総合・本庄第一・山村学園・狭山ケ丘・本庄東・武蔵越生・武南・東京成徳大学深谷・浦和実業学園・城西大学付属川越・埼玉栄・浦和学院・昌平・春日部共栄・西武台・秀明英光・開智・川越東・東京農業大学第三・自由の森学園・東野・国際学院
千葉県 千葉商業・千葉南・千葉北・八千代・鎌ケ谷・国府台・松戸(県立)・松戸国際・流山おおたかの森・印旛明誠・佐倉・四街道・成田国際・佐原・佐原白楊・銚子(県立)・東金・安房・袖ケ浦・船橋(市立)・習志野・松戸(市立)・銚子(市立)・磯辺・市川東・千城台・津田沼・野田中央・柏陵・船橋芝山・八千代東・船橋二和・船橋古和釜・鎌ケ谷西・松戸馬橋・成田北・柏井・柏中央・実籾・千葉西・我孫子東・市川昴・柏の葉・幕張総合・昭和学院・千葉敬愛・千葉経済大学附属・千葉黎明・和洋国府台女子・日出学園・日本体育大学柏・千葉日本大学第一・二松學舎大学附属柏・中央学院・拓殖大学紅陵・東京学館・植草学園大学附属・千葉聖心・東京学館浦安・志学館高等部・市原中央・聖徳大学附属女子・秀明八千代・東京学館船橋・木更津総合・中央国際
東京都 足立西・江戸川・大山・荻窪・葛飾野・国立・神津・鷺宮・竹台・立川・白鴎・東・深川・府中・本所・向丘・目黒(都立)・調布南・足立新田・田柄・松が谷・東大和南・晴海総合・美原・日野台・板橋有徳・葛飾総合・東久留米総合・九段・世田谷総合・大田桜台・正則学園・東京家政学院・二松學舍大学附属・成城・保善・関東国際・渋谷教育学園渋谷・東京女学館・桐朋女子・京華・東洋大学京・駒込・昭和第一・文京学院大学女子・ 岩倉・上野学園・女子聖学院・成立学園・瀧野川女子学園・安田学園・修徳・江戸川女子・関東第一・品川エトワール女子・立正大学付属立正・東京学園・大森学園・東京・駒沢学園女子・東亜学園・大妻中野・佼成学園・國學院大學久我山・日本大学第二・川村・城西大学附属城西・豊南・本郷・大東文化大学第一・八王子実践・白梅学園・明治学院東村山・国立音楽大学附属・聖徳学園・東海大学菅生
神奈川県 港北・霧が丘・湘南・逗子・相模原(県立)・上溝南・津久井浜・新羽・生田東・桜丘・海老名・氷取沢・大和西・相模田名・神奈川総合・金沢総合・相模原青陵・横浜明朋・横浜創英・鶴見大学附属・桐蔭学園・武相・横浜・湘南学院・三浦学苑・横須賀学院・サレジオ学院・平塚学園・鵠沼・湘南工科大学附属・横浜隼人・柏木学園・横浜富士見丘学園
新潟県 三条東・加茂
富山県 桜井
石川県 星稜
山梨県 駿台甲府・日本航空
長野県 上田東・野沢北・赤穂・松商学園・長野日本大学・佐久長聖
静岡県 三島北・沼津西・沼津城北・吉原・静岡商業・伊豆中央・浜北西・小山・浜松学芸
三重県 皇學館
京都府 洛南
大阪府 初芝立命館
兵庫県 第一学院(養父校)
岡山県 明誠学院
徳島県 小松島
香川県 尽誠学園
愛媛県 愛媛大学附属
高知県 高知追手前・高知西
福岡県 東福岡
鹿児島県 鹿児島南・神村学園高等部
国際政治経済学部
北海道 星槎国際
宮城県 聖和学園
福島県 福島成蹊
茨城県 下館第二・結城第二・岩井・牛久・取手松陽・佐和・明秀学園日立・つくば秀英・つくば開成
栃木県 真岡女
群馬県 前橋(県立)・高崎経済大学附属・白根開善学校高等部
埼玉県 松山・秩父・草加・朝霞・浦和商業・上尾・羽生第一・杉戸・川口(市立)・県陽・大宮東・草加東・庄和・聖望学園・叡明・細田学園・山村学園・本庄東・浦和実業学園・城西大学付属川越・埼玉栄・浦和学院・昌平・春日部共栄・西武台・栄北
千葉県 千葉商業・千葉南・若松・八千代・松戸(県立)・松戸南・東葛飾・流山おおたかの森・四街道・銚子(県立)・成東・東金・茂原・袖ケ浦・松戸(市立)・市川東・八千代東・船橋二和・鎌ケ谷西・松戸馬橋・市川南・実籾・柏の葉・幕張総合・千葉敬愛・市川・東葉・二松學舍大学附属柏・不二女子・東京学館・東京学館浦安・志学館高等部・秀明八千代・東京学館船橋・翔凜・木更津総合・中央国際
東京都 足立・上野・江戸川・荻窪・忍岡・神代・千歳丘・東・広尾・保谷・目黒(都立)・篠崎・足立新田・小平南・世田谷泉・錦城学園・麹町学園女子・正則学園・二松學舍大学附属・中央学院大学中央・関東国際・東海大学付属望星・京華商業・駒込・昭和第一・上野学園・駿台学園・聖学院・成立学園・安田学園・共栄学園・修徳・関東第一・青稜・立正大学付属立正・日出・東京・国士舘・日本大学第三・堀越・東京立正・豊南・大東文化大学第一・東星学園・聖パウロ学園・日本放送協会学園
神奈川県 鶴見・川崎(県立)・生田東・大和南・氷取沢・麻生総合・横浜明朋・桐蔭学園・武相・横浜学園・三浦学苑・横須賀学院・大西学園・サレジオ学院・湘南白百合学園・向上・相模原(私立)・柏木学園
新潟県 新発田・新潟第一
富山県 富山第一・片山学園
石川県 大聖寺
山梨県 日本航空
長野県 岡谷南
静岡県 沼津西・静岡城北・加藤学園暁秀・星陵
三重県 木本
大阪府 大阪女子短期大学
兵庫県 報徳学園
山口県 山口
福岡県 筑陽学園
熊本県 真和
宮崎県 都城西
鹿児島県 川内
沖縄県 沖縄尚学
そのほか 高校卒業程度認定試験・大学入学資格検定・外国の学校等

5面

平成28年度 卒業式
次なるステージへ 希望に満ちた第一歩を
大学・大学院
三月十六日、暖かな日差しの下、東京都中野区の中野サンプラザホールにおいて、平成二十八年度学位記授与式が挙行された。
森野崇学務局長の学事報告に続き、菅原淳子学長から、各学部、研究科の総代に卒業証書・学位記が授与された。また、文学部国文学科の浅利龍一さん、中国文学科の長居春佳さん、国際政治経済学部の紺野孝文さんに中洲賞(学業成績最優秀賞)が贈られた。
菅原学長は式辞で「皆さんは、これから変化の激しい時代を生きていくのです。これからの長い人生において、皆さんは絶え間なく新しい知識を学んでいくことが求められています。皆さんが社会人として成長し、活躍されることを心から願い、また常に知的好奇心を持って生涯を通じて学ぶことで、豊かな人生を過ごされることを期待しています」と卒業生を激励した。
水戸英則理事長は祝辞で「皆さんは、いよいよ実社会へと出て行きます。自立した生活、自己責任の下での生活が始まります。『アイデンティティーの確立と復元力』の二点を念頭において、日本や世界を、よりよい社会にする人材として皆さんの活躍を祈念しています。実社会へチャレンジして行ってください」と力強くエールを贈った。
二松學舍松苓会(大学同窓会)廣田克己会長の祝辞に続き、今年度は、二松學舍大学特別教授・夏目漱石(漱石アンドロイド)からも、卒業生に「皆さん自信を持って、世の中に出て行ってください。そして節目節目に二松學舎のことを思い出してください。皆さんご卒業おめでとうございます」と祝辞が述べられた。
その後、卒業生を代表して、国際政治経済学部紺野孝文さんが「感謝の気持ちと強い信念・思いやりなどを持って、どんな逆境も乗り越えていけるよう、人生を切り開いていきたいと思います」と、力強く答辞を読み上げた。
多くの方々の祝福の中、六百十八名がそれぞれの希望を胸に新たな一歩を踏み出した。
附属高校
春の足音が感じられる穏やかな日和の三月一日、千代田区一ツ橋の日本教育会館において、附属高校の「第六十七回卒業証書授与式」が挙行された。
凛々しい姿で式に臨む生徒たち。本城学校長から、一人一人、卒業証書が手渡された二百六十名の卒業生には、三年間の成長の後が感じられた。
本城校長は式辞で「皆さんが学んだ学校は、『人として大切な心』を持つことを目指した学校、『人として正しく生きる指針』を身に付ける学校です。母校で学んだことを誇りとして、人生に自信と勇気を持って巣立ってください。そして学び続けてください。皆さんの生きる時代は大変変化の激しい時代です。しかしそんな時代だからこそ、意欲と柔軟性のある若者を世界は必要としています。努力を厭わぬ生き方で、社会に役立つ人として歩んでください」と卒業生にエールを送った。
続いて、水戸英則理事長からは「皆さん一人一人の夢が叶う将来となるよう期待しています」、菅原学長からは「自信と勇気を持って新たな道に踏み出してください」と祝辞が贈られた。
大林一夫父母の会会長、七五三和男松友会会長の祝辞、生徒会長・在校生代表の増岡玲旺さんの送辞に続き、卒業生代表の鶴田美郷さんは答辞で、「まだまだ未熟ものですが、これからまた成長し、立派な大人になれるよう、精進してまいります。どんな困難にも立ち向かい、乗り越えていける力を私たちは持っています」と、力強く旅立ちの言葉を述べた。
式の最後、卒業生たちが思いを込めて合唱した「仰げば尊し」の歌は感動的で涙を誘った。
卒業生たちは、これまでの自らの歩みに誇りを持ち、それぞれの新しい世界への第一歩を踏み出した。
附属柏高校
平成二十九年三月三日、第四十六回柏高等学校卒業式が、本校体育館にて挙行された。穏やかな天候にも恵まれ、卒業生たちの新たな門出を祝う一日だった。
午前十時、土屋正直教諭(司会)の号令のもと、三百三十六名の卒業生が入場。各担任から一人一人の名前が呼ばれ、長谷川成樹校長から、各クラスの代表者に卒業証書が手渡された。
今年度は、勝川東さん(進路先・東京大学文科Ⅰ類)が中洲賞を、吉原勇斗さん(進路先・東京大学理科Ⅰ類)が千葉県知事賞を、飯島美羽さん(進路先・筑波大学医学群看護学類)が千葉県私中高協会賞をそれぞれ受賞した。
水戸理事長は祝辞で、今年度の附属柏高校の進学実績が過去最高だということに触れ、「これからは、大人として自覚と責任を持って行動することが求められます。これから歩む道は一言で言えば『自立への道』です。幅広い視野、世の中を幅広く見つめていく心、寛容な心と、不意に訪れる逆境に対して、これを乗り越える心、折れない心、強靭な心を持って、今後の生活を続けてください。皆さんが仕事や社会的な活動の中で、日本や世界を、より良い社会を実現する人材として活躍することを祈っています」とエールを送った。
式終了後、担任から卒業証書が手渡され、最後のホームルームが行われた。
附属柏中学校
三月二十三日、附属柏中学校第四回卒業証書授与式が体育館で挙行された。
長谷川成樹校長は卒業生一人一人に卒業証書を手渡し、式辞で「これからは主体的に進学する意味を今一度自問自答し、志を高く持って信用につながる学びをしていってほしい。『精神一到何事か成らざらん』」と卒業生を激励した。
また、水戸英則理事長(西畑一哉常任理事代読)からは「二松學舍で学んでいるということに誇りを持ってほしい。そして意欲と力さえあれば皆新しい道をつくっていけるチャンスがある」という祝辞が贈られた。
卒業生代表の藤田颯輔君は答辞で、お世話になった家族、先生方、仲間に対する感謝を述べた。また三年間を振り返り、「自ら問いを見つけ答えを見いだす経験から自信を得ることができた。高校というステージにつなげていきたい」と熱い気持ちを述べた。
最後に三学年全員で「旅立ちの日に」を合唱し、卒業証書授与式を締めくくった。

6面

創立百四十周年記念事業
オリジナルキャラクター&アプリ
創立百四十周年を記念して、「ねこ」をモチーフにした本学オリジナルキャラクターを作成する。これは、漢学塾二松學舍で学んだ文豪・夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』にちなんだもので、二松學舍大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校に在籍する学生、生徒、教職員を対象にキャラクターデザインおよび名称の原案を募集した。
平成二十八年十二月末まで実施した公募には、二十九点の作品が寄せられた。これらの作品の中から十五点が第一次選考を通過。第二次選考として、学生・生徒・教職員による人気投票を行った結果、文学部国文学科四年(応募当時)の奥村佑里さんの作品「ねこ松」が選ばれた。額としっぽに松の模様をあしらったかわいらしいデザインの「ねこ松」。
この作品を原案に、現在、本学オリジナルキャラクターを作成中で、今年七月のオープンキャンパスでは、「ねこ松」と記念写真が撮れるなどのアプリケーションが登場する予定。その他、着ぐるみやいろいろなグッズを開発し、さまざまなイベントで使用していく。
漱石アンドロイドに続き、かわいい「ねこ松」の活躍が期待される。
大学資料展示室「夏目漱石展」と「二松學舍コレクション」開催

「夏目漱石展」

二松學舍大学が所蔵する文豪・夏目漱石に関連する資料を大学資料展示室において公開する。
二松學舍創立百四十周年の今年は、奇しくも、漢学塾二松學舍の卒業生である夏目漱石の生誕百五十年にあたる。このことから、大学資料展示室では、創立記念日翌日の十月十一日から同月二十四日まで、特別展「夏目漱石展」を開催する。
この特別展では、平成二十八年一月に記者発表し、テレビ・新聞などで、漱石晩年の大作として広く報道された「夏目漱石漢詩文屏風」をはじめとして、夏目漱石直筆の書画、漢詩、俳句などの作品や、『吾輩は猫である』『こころ』『三四郎』の初版本などが展示される予定。

「二松學舍コレクション」

「夏目漱石展」の他、四月から年間八回にわたり、本学所蔵の貴重資料、二松學舍コレクションの展示も実施される。
横溝正史の世界 (終了しました。)
二松學舍に学んだ名士たち 平成二十九年六月一日~六月二十四日
二松學舍の書道 平成二十九年七月十日~八月十日
和本の世界 奈良絵本等 平成二十九年九月四日~九月二十三日
大正天皇と二松學舍 平成二十九年十一月十三日~十一月二十五日
三島中洲と近代 其五 平成二十九年十二月四日~十二月二十二日
文学散歩 作家の草稿 平成三十年一月二十二日~二月十七日
新収コレクション 平成三十年三月一日~三月十七日
全国学生・生徒文芸コンクール
創立百四十周年を機に、「漢詩コンクール」が、「文芸コンクール」へと生まれ変わる。
平成十八年に創立百三十周年を記念してスタートし、十一年間続いた「全国学生生徒漢詩コンクール」。
平成二十九年度からは、漢学塾に始まる二松學舍大学の伝統・承継事業としてこのコンクールを継続するとともに、創立百四十周年事業の一環として、より広く日本文化・文学の理解・振興につなげることを目的として発展させた「全国学生・生徒文芸コンクール」がスタートする。
この文芸コンクールは、①漢詩コンクール②書道コンクール③文芸書・書評コンクールの三部門で構成。
思考力、判断力、表現力などあらゆる力の基礎としての「国語力」。この「国語力」の養成を教育の根幹に据える二松學舍大学ならではの、新しいコンクールの開催は、活字離れが進む現代社会に一石を投じることとなることが期待される。
各部門の募集作品は次の通り。

漢詩コンクール

大学生、高校生、中学生を対象に七言絶句(詩題は自由)

書道コンクール

学生(大学生)の部 「自由課題」
生徒(高校生)の部 「古典臨書(漢字・仮名)」
生徒(中学生)の部 指定課題「伝統の書道」または「自由課題」

文芸書・書評コンクール

大学生、高校生・中学生を対象に、課題図書の書評パネル(大学生A3サイズ、中学生・高校生A4サイズ)。 本学附属高等学校、附属柏中学校・高等学校の生徒を対象に、指定図書『夢十夜』(夏目漱石著)の感想文。
R&Iの格付けを取得
学校法人二松學舍は、三月二十八日付で株式会社格付投資情報センター(R&I)による発行体格付け「A-/安定的」(全二十一段階のうち上位から七番目)を十二年連続で、維持した。
今回は、N'2020 Planを実現するための五カ年行動計画である「アクションプラン」のPDCA体制と創立百四十周年記念式典に合わせ策定が進む新長期ビジョン「N'2030Plan」、堅実な財務内容に加え、平成二十九年度の文学部都市文化デザイン学科設置、翌三十年度の国際政治経済学部国際経営学科設置(構想中)を始めとする大学改革、創立記念事業として実施している「漱石アンドロイドプロジェクト」の広報効果による大学の認知度向上などによる、大学志願者数の増加などが高く評価された。
公式ホームページをリニューアル
平成二十七年に立ち上げた周年記念特設サイトに続き、平成二十九年四月、学校法人二松學舍と二松學舍大学の公式ホームページ(HP)がリニューアルされ、公開された。
このリニューアルは、公式HP開設以来初めてのこととなる。
学校法人二松學舍の公式HPは、ブルーを基調とし、落ち着いたなかにもさわやかさを感じるデザインに統一。トップページのスライダー画像には、設置校である、二松學舍大学、附属高等学校、附属柏中学校・高等学校の画像が使用されている。また、掲載ページの内容も分かりやすく、アイコンで表示されている。
二松學舍大学の公式HPでは、多彩な情報をより探しやすくするため、グローバルナビゲーションを項目ごとに色分けした明るいイメージのデザインとなっている。プルダウン式のアイコンは、それぞれのカテゴリーに掲載されている内容が、一目で分かるように工夫されている。
法人、大学、両HPとも、使用するフォントも変更して、より読みやすくなるような配慮もなされている。
デザイン変更の他、リニューアルのもう一つの目的がSEO(検索エンジン最適化)対策。検索からウェブサイトへのアクセスを増やすために、検索結果が上位に表示されるように行う一連の取り組みのことで、これにより自然検索の際、本学の公式HPがより上位に表示されることになり、本学の認知度向上の一助となることが期待される。
二松學舍『創立140周年記念』募金のお願い
学校法人二松學舍では、これまで「二松學舍教育研究振興資金」の募集を行ってきましたが、昨年度から「創立百四十周年記念募金」として募集しています。
この募金は、寄付金の使途を左記の通り指定することができ、さらに、税制上の優遇措置が受けられます。
  ①大学の教育環境整備
  ②附属高等学校の教育環境整備
  ③附属柏高等学校の教育環境整備
  ④附属柏中学校の教育環境整備
  ⑤学生・生徒の奨学金の基金
  ⑥被災学生・経済的困窮学生への支援
  ⑦用途を指定しない
左記にご連絡いただければ専用払込用紙をお送りいたします。お申し込み方法の詳細につきましては、本学ホームページをご覧ください。
ホームページからのお申し込みも可能です。何とぞ、募金活動の趣旨をご理解いただき、格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
【お問い合わせ】
企画・財務課 TEL 03-3261-1298
私の一冊33
『中国「野人」騒動記』 文学部中国文学科准教授 伊藤 晋太郎
いかがわしいタイトルが目を引く本書は、その中身も半ばふざけているといっていい。にもかかわらず、本学の図書館に所蔵されている。なぜか。
本書のほとんどの部分は四川大学に留学していた著者が、留学生仲間と「探検隊」を組織して、中国奥地の秘境に棲むという「野人」(雪男のような未確認生物)を探しに行く内容になっている。そのノリはまさに一九八〇年代にテレビで人気のあった「川口浩探検隊」のそれである。だから、気軽に寝転がって読める。
しかし、その最終章において、「野人」騒動の背景にあるものが、経済発展から取り残された地方の必死さの現れであること、また、「野人」騒動自体、古代から繰り返し語られてきた伝説のモチーフの現代版であることが指摘される。この最終章は取ってつけたような違和感もあるが、この章があることで本書の価値が高まっていることは間違いない。ゆえに本欄での紹介にも堪えられると判断した。本学図書館に所蔵されるのも納得である。
私も四川大学に留学したが、著者とは入れ違いで残念ながら面識はない。しかし、よく昼食を食べに行っていた店には著者も通っていたということで、掲載されていたその店と店主(故人)の写真には懐かしさを禁じ得なかった。
『中国「野人」騒動記』 中根研一著 (大修館書店)