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歴史スポット6 日本防衛の地にそびえ立つ「市ヶ谷記念館」 林 英一先生

 皇居西方の高台「市ヶ谷台」では、昭和12年に陸軍士官学校本部として1号館が建設され、昭和16年からは大本営陸軍部、陸軍省、参謀本部が入り、国防の要としての機能を担ってきました。現在は防衛省があり、二松学舎大学九段キャンパスからは靖国通りに沿って歩いて行くことができます。
 防衛省の敷地内にある「市ヶ谷記念館」は、東京裁判の法廷として使われた大講堂、士官学校時代に天皇陛下の休憩室として使われた旧便殿の間、士官学校長室として使われた旧陸軍大臣室などが再現されていて、「市ヶ谷台ツアー」に申し込むと見学することができます。
 建物内には煌びやかな装飾の施された短剣(クリス)、建物外にはイスラム帽を被った軍人の銅像もあります。
 短剣は令和3年にインドネシアのプラボウォ・スビアント国防相から贈られたものです。銅像の人物は日本軍の補助兵力として結成されたジャワ郷土防衛義勇軍で大団長を務め、日本敗戦後にインドネシア軍の最高司令官として対オランダ独立戦争を指導したスディルマン大将で、平成23年にインドネシア国防省から寄贈されました。
 このように「市ヶ谷台」では日本とインドネシアの歴史に触れることもできます。

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