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歴史スポット2 東京近郊で天守閣が見どころ「小田原城」 中川 桂教授

 大学九段キャンパスの至近には、江戸城跡である皇居東御苑があります。櫓や石垣は残っていますが、天守閣はありません。東京近辺のエリアで天守閣のある城を訪ねるなら、神奈川県西部の小田原城が便利です。小田原駅からも徒歩10分ほどと近く、とても訪ねやすい立地です。関東の東部からでも、時間短縮を優先するならJRや小田急の特急・快速を利用できますし、のんびり安く行きたいなら各駅停車で行くのもよいでしょう。
 現在に続く小田原城の城郭の基礎は北条早雲が形作ったもので、豊臣秀吉に攻められて開城するまでは北条氏の居城でした。江戸期は主に大久保氏の居城となり、修築が繰り返されながら現在の城郭が形成されます。天守閣は1960(昭和35)年に復興されたものです。内部の展示が近年リニューアルされたので、以前に行ったことがあっても、久々に訪ねる価値があります。どこでもお城のある公園は広々していて、桜やモミジなど四季折々の景色が楽しめるのも魅力といえるでしょう。天守閣最上層の展望デッキからは、相模湾が望めて好天の日は絶好の風景が楽しめます。最後に小田原は、伝統芸能とのかかわりでいえば早口言葉でも有名な歌舞伎「外郎売(ういろううり)」の小田原外郎ゆかりの地でもあります。

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