各学部・学科ホームページ
お問い合わせ
教員紹介

瀧田 浩 TAKITA Hiroshi教授

専門

日本近代文学、文化研究

自己紹介

「友情」などで有名な武者小路実篤など大正時代を中心とした日本近代文学、高度経済成長期のポップスやマンガなどのサブカルチャーを中心に研究しています。

受験生・在学生へのメッセージ

国文学科は、日本語をめぐる数多くの領域を広く学ぶことが可能な、自由で刺激的な場所です。社会に出てから活躍するための足場をしっかり築いてほしいと思います。

座右の銘

「今の日本でほんとうに餓死する人が何人位あるだらう。餓死を恐れて自殺又は自殺的死を遂げる人は相当あるだらうが、もつと恐れないで功利的生活に超然としてゐる人がせめて学問の世界にでも少々出て来ないだらうか」(中谷治宇二郎)

近代文学④ゼミナール(瀧田ゼミ)

こんにちは。瀧田ゼミです。
私たちのゼミで扱っている作品は主に武者小路実篤や志賀直哉が中心となった白樺派の作家のものです。3年の春セメスターではテクスト分析を行い、夏合宿で先行研究や同時代評などを用いながら学びを深めていきます。秋セメスターでは、夏の学習から発展させ、小説だけでなく戯曲を通して文学研究の力を高めていきます。春合宿では夏目漱石の「こころ」の研究史を見ていきます。4年では、作品注釈を学習することになっています。このように1年半かけて文学研究を学び、力をつけて卒論に繋げていきます。

これらの作品を通して鍛えられるのは文学研究をする力だけではありません。瀧田ゼミではコミュニケーション能力・忍耐力を身につけることができます。このゼミで重要なことは「対話」です。他者の声を聴く努力をしてみてください。発表の準備をするためにゼミ生と話し合いをしたり、自分自身と向き合ってみたり、伝わりやすい発表原稿を用意するためにテクストと先行研究とPC画面と向き合ってみたりと常に何かと向き合うことになります。

指導教員である瀧田先生は私たちの事を親身になってご指導してくださいます。発表のことを相談するだけでなく、進級や卒業後の進路・就職に関することや人間関係について、文学に限らず様々な話を聞くことができ、必ず自分の糧になるものを与えてくださいます。

このゼミを一言で表すと「考えることに終わりのないゼミ」だと思います。「考えない」という選択肢はありません。常に「読み」を更新するために考えなければなりません。さらに、ゼミには個性豊かな学生が集います。その中に身を置くことで、自分自身の更新にもなるでしょう。
瀧田ゼミは、考えることから逃げない自分に出会えるゼミです。