各学部・学科ホームページ
お問い合わせ
教員紹介

塩沢 一平 SHIOZAWA Ippei教授

専門

万葉集を中心とした日本の歌(古代和歌・歌謡論、歌謡曲・J-POP論)
(ダブルメジャーとして、高等教育研究)

自己紹介

歌が大好きです。歌がどのように作られ・どんな構造を持ち・歌われ・そして享受されているかを研究しています。特に万葉集における宮廷歌人歌の構造と、その享受の関係を考えています。
歌の理解のために、ライブ調査もにも年間30回ほど出かけています。ライブでの熱狂・陶酔は、古代の和歌や歌謡の世界にもあったかも知れません。現代を理解する目は、古代ともつながっています。
また、ダブルメジャーとしている高等教育研究(大学マーケティング)では、現在の大学において、どのような研究・授業がレリバンス(有効性)があるかを、実践的に研究しています。みなさんが文学を学ぶことによって、しっかりとした実力が養われ、社会で活躍することができるような文学教育・研究を実践的に行っています。

受験生・在学生へのメッセージ

すぐに役立つとわかることだけが価値があるわけではありません。歌もふとしたところで、人を癒し・勇気づけてくれます。歌を含めた広く社会にある様々なものについて考えてみませんか。

座右の銘

コンサート、それは我なり(フランツ・リスト)

上代文学ゼミナール(塩沢ゼミ)

日本最古の和歌集『万葉集』を読み、考えています。4500首余りの様々な歌が詰まった『万葉集』は、古代の恋愛・死生観・宮廷の様子を理解する素材の宝庫です。また『万葉集』には謎も多くあります。『万葉集』の原本は残っておらず、どのように披露され・表記され・それを享受する人にどのように理解されたか、わからない点も多いのです。もしかしたら、現在のライブでの熱狂やカラオケでの親和感などと似た状況があったかもしれません。塩沢ゼミでは、歌謡曲・J-POPといった歌の理解も参考にしながら、縦横無尽に歌とは何かを考えています。