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教員紹介

荒井 裕樹 ARAI Yuki准教授

専門

日本近現代文学 障害者文化論

自己紹介

大学院生時代、医療施設や福祉施設のなかで文学活動に励む人たちの存在を知って衝撃を受け、病院や療養所などを訪ね歩いていました。文学を通じて病苦や障害苦、あるいは差別や偏見と闘う人たちの話を聞いて回り、文学を通じて自己表現することの意味について考えています。最近では絵画や写真などのアートにも興味を持っています。

受験生・在学生へのメッセージ

「当たり前」や「常識」を疑い、自分の頭で考え直す習慣を身につけてください。

座右の銘

「仏にも鬼にもなれず汗の顔」
私を育ててくれた師匠の花田春兆先生(俳人・障害者運動家)の句です。不器用でふがいない自分を肯定してくれているようで、ことある毎に思い返します。

近代文学③ゼミナール(荒井ゼミ)

ゼミのテーマは「現代文学の挑戦/現代文学への挑戦」です。いま自分たちが生きている時代・社会のなかで、文学はどのような役割を果たしているのか。そもそも、文学の存在意義とは何か。そのような明確な答えのない問いについて、ねばり強く考える続ける知的体力を養うことを目的としています。「現代文学は読むのが楽だ」なんて思ったら大間違いです。「自分の大学生活を賭けるに足る文学」と出会うことは、決して容易ではありません。普段から書店を歩いたり、文芸時評や文芸誌をこまめにチェックするなど、ある意味で「年中無休」の勉強をしてもらうことになります。