楊 駿驍 YANG Junxiao専任講師

専門
現代中国の文学・文化。比較文学、メディア論、ゲーム文化など。
教員からのメッセージ
「現代中国」にはどちらかというとマイナスなイメージが付きまとっていて、そのため敬遠され、否定的に捉えられがちですが、そうだからこそ「中国的」な視点を取り入れることで、誰も考えたことのないような、物事に対する新しい見方やアイデアが生まれやすいというメリットもあります。言い換えれば、中国という視点は今の世界を考えるのに非常にユニークで、独自の視点を提供できるのです。
私のオススメ
基本的に自分が面白い、刺激的だと思った物事に節操もなく次から次へと手を出しているので、みなさんにも専門分野の壁とか、前提知識とか、教養とか気にせずに、いろんな文化に触れてほしいと思います。文化は基本的なことも知らないのに触れてみようという勇気をもった人たちによって作られていくものだと思いますので、最初はあまり難しく考えないようにとにかくやってみる、知ってみるのがいいと思います。
最近の活動
『闇の中国語入門』(ちくま新書、2024年)という本を出しました。それに関連して、ネガティブで否定的な言葉やダークな作品(幽霊や異星人などが描かれているものなど)を通して「現実の超越」をはかる文化的傾向についていろいろと調べたり、考えたりしています。
あとは面白い(中国の)ゲームをプレイして、それらについて書いたりしています。
ゼミの様子、活動内容など
基本的に中国の小説や映画作品をめぐって議論したり、ボードゲームやデジタルゲームをプレイして、その経験を言語化してもらったりしていますが、ゼミ生の興味関心にしたがって随時内容の変更と軌道修正を行っています。