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『方丈記』成立800年記念 シンポジウム&コンサート

「今日は一日、方丈記――鴨長明の「心」を読む――」

文学部共通
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 二松学舎大学文学部恒例のシンポジウムが今年も12月15日(土)に開かれます。今年は、鴨長明が著した「方丈記」の成立800年を記念して、「今日は一日、方丈記――鴨長明の「心」を読む――」と題した催しを行います。『方丈記』斉読に始まり、本学関係教員による『方丈記』をめぐるリレー講演の後、篳篥・笛・琵琶などの、長明が聴いたであろう「秘曲」演奏で締めくくるプログラムを用意しました。随筆文学の傑作『方丈記』の魅力に、存分に触れるよい機会です。
入場無料でどなたでもご参加いただけます。多数のご来場をお待ちしております。

日 時 12月15日(土)13:30~19:30
会 場 二松学舎大学九段キャンパス1号館中洲記念講堂
プログラム
■第1部 『方丈記』斉読――みんなで『方丈記』を読もう (13:30~14:15)

■第2部 二松学舎大学関係教員による、中学・高校・大学生、
及び中学・高等学校教員のための『方丈記』講座(各15分)(14:15~17:00)
1.磯  水絵  鴨長明と『方丈記』
2.茅原 雅之  長明と和歌
3.田中 幸江  長明と仏教
(休憩 15:00~15:15)
4.五月女肇志  長明と藤原定家
5.小井土守敏  『方丈記』と『平家物語』
6.岩崎 雅彦  『方丈記』と世阿弥
(休憩 16:00~16:15)
7.増田裕美子  夏目漱石と『方丈記』
8.林  武志  近代文学と『方丈記』
9.田中 正樹  『方丈記』と白楽天
(休憩 17:00~18:00)
※休憩時間中、地下一階の学生食堂にて、おにぎり・豚汁の軽食サービスがあります。
■第3部 「秘曲尽くし」再現――『文机談』に見える秘曲を聴く (18:00~19:30)
曲目:篳篥「小調子」、笙「入調」、笛「荒序」、筝「調子」、琵琶「楊真操」「流泉」「啄木」ほか
演奏:伶楽舎 笙:中村華子/篳篥:田渕勝彦/龍笛:谷内信一/琵琶:中村かほる
「秘曲」解説・筝:スティーヴン・G・ネルソン(法政大学教授)
「秘曲尽くし」解説・司会:磯水絵
問い合わせ先 二松学舎大学文学部
〒102-8336 東京都千代田区三番町6-16
電話03-3261-7406
アクセス こちらのページからご覧ください。

なお、本学の磯水絵教授は、今年、『方丈記』成立800年にあわせて、鴨長明に関する研究成果を精力的に発表しています。『文学』3月号(特集 方丈記800年)に「後鳥羽院の時代――鴨長明と大神景賢」を、『国語と国文学』5月号(特集 中世の随筆・日記)に「『方丈記』の世界――長明、南へ」をそれぞれ寄稿しています。 また、10月には、二松学舎大学磯水絵研究室編『鴨長明 研究と資料』の刊行が始まりました。第1輯の目次は、下記の通りです。

  • 創刊の辞  磯 水絵  1
  • 『発心集』に浄土信仰の有り様を見る  磯 水絵  3
  • 『方丈記絵巻』解題と翻刻  神田邦彦・田中幸江  16
  • 『方丈記』諸本の再調査――長享本、その二 神田邦彦  54
  • 森本『方丈記』の諸本 付翻刻     神田邦彦  67
  • 中原本『方丈記』山岸徳平影写本 解題と翻刻 神田邦彦  75
  • 三条西家本略本『方丈記』影写本 解題と翻刻 神田邦彦  84

(『鴨長明 研究と資料』に関するお問い合わせは、
〒102―8336 東京都千代田区三番町6―16 
二松学舎大学 磯水絵研究室宛にお願いします)

5月19日(土)に開かれた人間文化研究機構主催の公開シンポジウム「不安な時代をどう生きるか――鴨長明と『方丈記』の世界」での討議は、『人間文化』vol.17(9月発行)に再録され、下記のサイトでPDFファイル化されたものを読むことができます。興味のある方はご覧ください。
http://www.nihu.jp/sougou/jouhou/publication/

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