『ゼロから話せる韓国語』[改訂版]

著書の内容

　 韓国語を始めて学ぶ人を対象とした独習書です。最初の版を書いてから15年以上が過ぎたため、全面的に内容を一新した[改訂版]です。
構成はⅠ「覚えるフレーズ」Ⅱ「発音編」Ⅲ「ダイアローグで学んでみよう」Ⅳ「文法編」Ⅴ「ヴィジュアル韓国語」から成っています。
　Ⅰ「覚えるフレーズ」では、覚えておくと便利な短いフレーズを20個選んで解説しています。Ⅱ「発音編」では、韓国語の文字であるハングルの基本的な読み方から特殊な発音変化までを学べるように詳しく説明しています。これらをマスターすればハングルで書かれたほとんどの文章は正しく読むことができます。Ⅲ「ダイアローグで学んでみよう」では、覚えるべき文法事項や表現を無理なく段階的に学べるように、会話の中に織り込みました。言葉は、どのような状況で、誰が誰に対して言ったのかがわからなければ、その正しい意味を把握することはできません。特に韓国語は話し手と聞き手の年齢（上下関係）、二人が親しいかどうかなどによって話し方が変わりますので、それらが自然に学べるように様々な登場人物や場面を設定してあります。Ⅳ「文法編」では、Ⅲ「ダイアローグで学んでみよう」に出てきた文法事項及びその補足を表などにまとめてわかりやすく解説しました。Ⅴ「ヴィジュアル韓国語」では必須単語を絵のイメージとともに示しました。単語の意味は日本語の訳語で覚えるのではなく、絵のイメージで覚えたほうが効果的です。このほか、単語の意味や文法事項の用法を、たくさんの例文を見て感覚的に習得できるようにINDEXも充実させました。（文学部国文学科　塩田今日子）