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文学部 国文学科 3年次生 西翔太さん
柏市立図書館・市内4大学図書館ビブリオバトルでチャンプ本賞を受賞しました

平成27年11月21日(土)、開智国際大学図書館こもれびホールにて、柏市立図書館と市内4大学図書館(東京大学、麗澤大学、開智国際大学、二松学舎大学)の合同企画である知的書評合戦ビブリオバトルが開催され、各図書館から1名ずつバドラー(発表者)が出場しました。
本学からは、7月12日(日)のオープンキャンパスで行われた学内予選を勝ち抜いた文学部国文学科3年次生の西翔太さんが出場。熱いバトルの末、西さんは見事優勝し、チャンプ本賞を受賞しました。
今年で4回目の開催となるこのビブリオバトルで本学がチャンプ本賞を受賞することは初めてのことです。
文学部国文学科3年西翔太さん
文学部 国文学科 3年次生 西翔太さん
ビブリオバトルとは、バドラーが読んで面白いと思った本を、5分間でメモや道具等を一切使用せず自分の言葉だけで紹介します。2分間の質疑応答の後、発表を聞いた観客が「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票を行い、チャンプ本を決める知的書評合戦です。
西さんが今回取り上げた本は『身近な雑草の愉快な生きかた』(稲垣栄洋著・筑摩書房 2001年)。
「世間では、目を見張るような美しさを惜しげなく披露する花や、奇妙奇天烈な形をした木などが注目を浴びている。しかし、ふと足元にある小さな花や草を見てみると、そこには小さいながらも、したたかな工夫を凝らした生き様が見て取れる。本書ではそうした雑草たちの愉快な生態をユーモアに満ちた視点で描いている。ただ、一つ不満があるとすれば、草むしりが進まなくなることくらいか・・・・」と西さん。会場内は笑い声や、「ふーん」とうなずく声が響き渡り、観客の皆さんは西さんの話に引き込まれているようでした。発表後の質疑応答も大変盛り上がりました。
すべての発表終了後、当日同時開催された「市内4大学図書館見学バスツアー」の参加者を含めた観客の投票が行われ、西さんがチャンプ本賞を受賞しました。西さんは、「好きなものを大勢の前で発表することは勇気がいることだけれども、皆さんにも機会があったら是非、好きなものを好きだと発表してほしい。」と熱く語ってくれました。
ビブリオバトルは、本さえあれば、いつでもどこでも気軽に楽しめるゲームです。
皆さんも、好きな本をまずは身近な人に紹介してみてください。きっと新しい発見がありますよ。
各図書館の代表者
各図書館の代表者
【当日、紹介された本は次のとおり】 ★印がチャンプ本
★ 二松学舎大学  『身近な雑草の愉快な生きかた』(稲垣栄洋著・筑摩書房・2001年)
   開智国際大学  『相棒』(五十嵐貴久著・PHP研究所・2008年)
   東京大学  『ファウンデーション』(アイザック・アシモフ著・早川書房・1984年)
   麗澤大学  『アドルフ・ヒトラーの青春:親友クビツェクの回想と証言』
 (アウグスト・クビツェク著・三交社・2005年)
   柏市立図書館  『大人になるっておもしろい?』(清水真砂子著・岩波書店・2015年)